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土間がある家の魅力とメリット・デメリットを解説

玄関

新築住宅を検討する時、みなさんはどのようなポイントを重視しますか?デザインや部屋数なども重要ですが、やはり日々の暮らしを便利にできることが大切ですよね。そんな方におすすめなのが「土間」です。土間とは日本古来の住宅から取り入れられた土足で歩ける空間で、現在の住宅においても注目されています。そこで、土間の種類や使い方、メリット・デメリットについて、詳しく紹介します。これからマイホームを建てる方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

 

流行りの土間とは?その定義や仕上げ材の種類を紹介

土間と言っても、その種類は様々です。床面の仕上げによって特徴が異なり、それに伴いスペースの使い方も変わってきます。そこで、代表的な床の仕上げ材を紹介します。

 

モルタル・コンクリート仕上げ

最もシンプルで歴史の古い仕上げで、昔から一般的な玉砂利洗い出し仕上げもこの一種です。モルタルやコンクリートは耐久性が高くお手入れもしやすいので、土間にはぴったりの素材です。作業をしたり自転車などを収納する場合など、床へのダメージが大きい場合や汚れがつきやすい場合に適しています。また、暑い夏でも地面の冷気が伝わりやすく、ひんやりとするのも特徴です。

 

タイル仕上げ

高級感やデザイン性を求める方には、タイル仕上げがおすすめです。多種多様なカラーやテクスチャーを選べ、雑巾などで汚れを拭き取りやすい特徴があります。ただし、タイルによっては濡れた状態だと滑りやすくなるため、雨などの水分を引き込みやすい場所では気をつけましょう。

 

フロアタイル・クッションフロア等仕上げ

引用:東リ|フロアタイル NSシート

最も低コスト且つ短期間で施工できるのが、フロアタイルやクッションフロアの床です。フロアタイルやクッションフロア(CF)は塩ビ系素材からできている人工的な建材ですが、そのデザインや風合いはかなりリアリティがあり、木目調やタイル調のものは遠目では本物と区別付きづらいほどです。傷がついた時も部分的な張り替えが簡単というメリットもあります。

 

 

 

お家がおしゃれになる土間の魅力やメリット

玄関とシューズクローゼットの間取りの事例:シンプルで独立性の高い収納スペースを広めに確保しました

では、具体的には土間にはどのような魅力やメリットがあるのでしょうか。主なメリットは次の4つです。

 

  • 庭など外部と一体感が生まれる
  • 半屋外空間・半屋内空間としてフレキシブルに使える
  • 仕上げによっては建設費を削減できる
  • デザインアクセントになる

 

まず、インナーバルコニーとして庭と連結させれば、室内と屋外を緩やかに繋げられます。また、半屋外=半屋内空間として靴を履いたまま室内で作業もできるので、悪天候のときには便利です。さらに、床組の面積が少なくなるため仕上げ材によっては建設費を抑えられるメリットもあり、一般的な建売住宅との差別化をできるデザインアクセントになります。

 

 

土間にはこんなデメリットもある!?知っておくべき注意点

機能的・意匠的にメリットのある土間ですが、もちろんデメリットもあります。まず、限られたスペースの中で土間を広くするとその分部屋の空間は狭くなります。また、冬場には地面からの冷気が土間から上がってくるため、隣接したスペースは冷え、暖房器具が欠かせません。そして、高齢の方がいる住宅の場合にも重要な注意点があります。それは、バリアフリーにしにくいという点です。ただし、地面からの冷気は夏場には効果的ですし、広い土間であればスロープも設置できるため、これらのデメリットは考えようによってはメリットになる場合もあります。注意点を踏まえた上で、土間が本当に必要か判断しましょう。

 

 

 

土間空間はどのように使う?活用方法を紹介

玄関

土間といえば玄関のイメージが強いと思いますが、実はそれ以外にも活用方法はいろいろあります。そこで、便利な土間の活用方法を紹介します。

 

広々とした玄関

最も一般的な使い方です。来客が多い家や大家族の家だと、広い土間のある玄関は便利です。また、家に入った時に豪華な印象になります。

 

大きな収納スペース

最近は、玄関脇に土間で繋がったシューズインクローゼットを設置する住宅がよく見られます。靴や遊具以外に、自転車やアウトドア用品も収納できるので、お子さんのいるご家庭にはおすすめです。

 

ペット用スペース

ペットを飼っている方にとっても土間はとても便利で、散歩から帰ってきてもそ土間をペット用スペースにすれば室内を汚しませんし、抜け毛も掃除しやすいです。さらに土間の一角にシンクを設置すれば、ペットの洗い場としても使えます。

 

趣味スペース

日曜大工などのDIY作業スペースやワークアウトするスペースとしても活用できます。天候関係なく使えるので、日常的に趣味を楽しみたい方にぴったりです。

 

薪ストーブを置く

室内だとストーブ周辺の床・壁を耐熱仕様しなくてはいけませんが、土間だとそれが容易にできます。また、落ちた灰やススも掃除しやすいので、頻繁にストーブを使うご家庭は、リビングなどに隣接した土間に薪ストーブを設置するものおすすめです。

 

汚れが気にならないキッチン

これは、日本古来の住宅での活用方法です。実は、近年土間にキッチンを設置する住宅が増えてきています。キッチンはどうしても油や水が床にはねやすいですが、土間なら汚れがついても気になりにくいです。また、床掃除もほうきなどで可能なので、お手入れがしやすいのも特徴です。さらに玄関との動線に配慮すれば、買い物から帰って靴のままで食材をしまえるようになります。

 

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土間のある家・施工事例

私たち日建ホームでは今まで数々の広い土間空間を取り入れた住宅を施工してきております。そこで、その一部を紹介します。

 

庭と室内を繋げるインナーテラス

庭とつながるインナーテラス

こちらは庭に隣接して土間を設けた住宅です。シンクを設けることでガーデニング作業の時にも使える空間になっています。また、天気のいい日には窓を開け放てば、日差しを遮りつつくつろげます。

 

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キッチンに隣接した土間収納スペース

キッチン

玄関からすぐキッチンへ、買い物の荷物がすぐ置けます

こちらの住宅は、キッチン自体は土間になっていませんが、玄関から土間を通って直接台所にアクセスできます。それにより、食材などをそのままダイレクトに運べます。このようなちょっとした動線の工夫で、日常的な家事の負担を軽減できるのです。

 

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十分な広さの土間はDIYスペースに

手賀沼を望む家9

ご主人様がDIYを楽しむ広さと、子供部屋へもつながっている開放的な玄関

こちらのご家庭では、玄関・子供部屋をつなぐ広い土間をDIYの作業スペースとして活用されています。日曜大工はゴミが出やすく汚れが付きやすいため、土間で作業するのはとても合理的です。これなら室内に作業スペースを確保できない場合でも、趣味が楽しめます。

 

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ウォークスルー型のシューズクローゼット

雨に濡れずに出入りが楽な、ビルトインガレージ脇の玄関

こちらはガレージと住宅スペースの間に長い土間を設けた住宅です。外部空間を屋根の下に引き込んでいて、ドアの開閉なしに出入りできるので、自転車置き場などとしても使いやすいです。

 

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まとめ|土間の活用方法はいろいろ

土間の種類や活用方法、メリット・デメリットについて解説してきました。土間は大なり小なりどの住宅にもありますが、土間を一部屋と捉えることで活用方法の幅が広がります。ただ靴を脱ぎ着するためだけのスペースではなく、あなたのライフスタイルに合った使い方を検討してみましょう。私たち日建ホームでは、土間空間を生かした住宅を数多く手がけています。お客様のご予算や住まいに対する考え方に合わせた土間を提案させていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

 

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日建ホーム編集部

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