スマートハウスでエコ生活を実現!メリット・デメリットを解説

 

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みなさんは「スマートハウス」という言葉を耳にしたことはありますか?最近は多くのハウスメーカーが積極的にアピールしており、国としても推し進めている新しい住まいの形です。しかし、なんとなく最先端なイメージを持つだけで、実際どんな住宅かを知っている方は多くありません。そこで今回は、スマートハウスについてメリット・デメリットから利用できる補助金まで、徹底解説します。エコ生活にも一役買うスマートハウス、ぜひマイホームをご検討中の方は参考にしてください。

 

 

スマートハウスって何?普及してる?

スマートハウスとは、2011年頃から各ハウスメーカーが取り組み始めた新しい住宅スタイルです。直訳すると「賢い家」という意味ですが、太陽光発電や蓄電池などの住宅設備がITによってネットワーク連携し、家を快適かつ省エネの状態に保てます。これは、政府が2010年に掲げた「2020年に温室効果ガスを25%削減(1990年比)させる」という目標に向けての新たな取り組みです。住宅から出す炭素エネルギーを減らすことが大きな効果があるとされており、スマートハウスはLCCM 住宅(ライフサイクルカーボンマイナス住宅=低炭素住宅)として注目を浴びています。また、スマートハウス同様に普及しつつあるZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)も年々その棟数を増やしています。

 

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国立研究開発法人・建築研究所|低炭素社会の先進的エコ住宅:LCCM住宅

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まだまだ日本は普及していない!?

残念ながら、アメリカやヨーロッパ諸国と比べると日本国内のスマートハウス普及率は低く、太陽光発電・蓄電池は設置しているもののその他の設備機器とネットワーク活用している住宅は少ないです。経済産業省が2018年に発表したデータによると、空調機器や給湯器のネットワーク接続率は全体の5%以下と少なく、機器のスペックを活かしきれていない現状があります。その一因は、日本人のITへの信頼度の低さや高齢化と言われています。そのため、現在国や住宅メーカー、住宅設備メーカーが積極的に情報発信しているのです。

 

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経済産業省|スマートハウス・ビル標準・事業促進検討会 普及促進タスクフォース 中間とりまとめ(2018年9月)

 

 

Iot住宅との違いは?

IoT(Internet of Things)住宅とは、住宅設備機器や家電製品の多くをインターネット接続させ、IT制御する暮らし方のことです。スマートハウスと一部同じ機能を持ちますが、さらにIT化が進んだ住宅と言えるでしょう。IoTシステムを導入すると、一般家庭にも普及しているスマートスピーカー・スマホで、空調機器やカーテン、照明器具を操作できるようになります。また、防犯システムや冷蔵庫などとも連携させられるので、私たちの暮らしが一気に変わります。ただし、日本国内ではまだまだ対応機器が少なく、発展途上とも考えられています。

 

 

スマートハウスのメリット・デメリットは?

スマートハウスはこれから棟数がどんどん増えていくと予想されますが、では具体的なメリットはどのような点なのでしょうか。また、デメリットはあるのでしょうか。それぞれ詳しく紹介します。

 

主なメリット

主なメリットは4つあります。

 

・電力を自給自足し、さらに使用量をコントロールできる

・災害時に強い

・お得な電気料金プランが使える

・防犯対策や健康管理にまで広がりつつある

 

まず、太陽光発電で自然エネルギーにより発電し機器への供給量を自動コントロールできるため、省エネ&光熱費削減につながります。また、自家発電できるため災害時に停電した場合でもある程度電気を使った暮らしを維持できるのもポイントです。最近では各電力会社がオール電化住宅向けのお得な料金プランもあるため、悪天候が続く季節でも安心でしょう。そして、スマートハウスシステムは現在も開発が進んでいるため、段々と防犯対策や健康管理にも活用できるようになっています。

 

主なデリット

メリットの多いスマートハウスですが、まだ普及し始めてからの年数が浅いため、デメリットもあります。

 

・建設コストが高い

・機器メンテナンス費用がかかる

・通信障害が発生すると、一部の機能が使えなくなる

・まだまだ対応機器が少ない

 

まず、一番のネックが建設コストが高いという点です。普及率が低い分、設備機器が高価な上に通常の建設費に加えて設置費用がかかってしまいます。また、電子システムを利用するため住み始めてからも定期的なメンテナンスが欠かせません。そのため、ランニングコストがかかります。まだまだIT化が遅れている日本においては対応機器の選択肢が少ないのも注意点です。ただし、省エネ対策の一環として国を挙げて推進しているため、年々メーカーの開発も進んでいます。費用はかかりますが、生活コスト削減や環境問題対策という社会的意義もあるため、長期的には決して損はしないと言えるでしょう。

 

 

スマートハウス化に適した設備機器・家電は?

太陽光パネル

現時点でスマートハウスに設置される主な機器は以下のものです。

 

・HEMS(ホーム エネルギー マネジメント システム)

・太陽光発電や蓄電池

・空調機器(全館空調)

・スマートリモコン

・その他最新家電機器

では、それぞれどのような機器か紹介します。

 

HEMS(ホーム エネルギー マネジメント システム)

スマートハウスの要とも言える設備機器で、使用中のエネルギーを見える形で知らせてくれたり、分電盤と接続して無駄な電力を使用しないように自動制御してくれます。新しいものではインターネット経由で使用電力データをクラウドサーバーに保存し、外出先からでもスマホなどで使用量を確認できるものもあります。

 

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Panasonic|HEMSとは?

 

太陽光発電や蓄電池

こちらはスマートハウスに限らず近年普及が進んでいる機器です。太陽光を利用して電力を自家発電したり、余剰電力を電力会社に売電することもできます。また、発電した電力を蓄電池に貯めて夜間や悪天候時に利用することで、極力電力会社に頼らずに生活を維持できます。停電時にも役立つため、災害対策として導入する方も増えています。

 

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空調機器・床暖房・全館空調システム

室内を快適に保つために空調機器は必須ですが、長時間稼働させていると電力を多く使用してしまいます。特に全館空調システムはイニシャルコストがかかりますが、HEMSと連携させれば室内を適温に保ち、かつ無駄な電力を使わずに制御できます。

 

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スマートリモコン・スマートスピーカー

まだまだ発展途上ですが、もう既にエアコンや照明器具、テレビなどの家電製品を一台のスマートリモコンやスマートスピーカーで制御できるようになっています。手軽にオンオフできることで便利なだけではなく省エネにつながると注目されています。

 

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その他最新家電機器

こちらはIot住宅の領域になりますが、冷蔵庫や照明器具、カーテンなどの設備も自動制御できる商品が増えてきています。生活環境に合わせてAIコントロールし、消費電力を減らすことができます。ただし、これからさらに進化することが考えられるため、対応機器は焦らずじっくり吟味した方が良いでしょう。

 

 

スマートハウス化を後悔しない!知っておきたい注意点

スマートハウスにするには、建設コストやメンテナンスコストが必要です。ただし、メリットは多いため、検討する方は年々増えています。しかし、注意点を把握しておかないと建ててから後悔してしまうでしょう。まず、太陽光発電が効率よくできる立地条件が条件です。日当たりが悪い場所だと発電率低く、結局電力会社に頼らざるを得なくなります。また、長年住み続けることが前提でないと、初期投資費用を回収できません。そして、工務店や設計士の提案通りにたくさんの機器を導入するのも危険です。現状不便に感じていることや改善したい点を明確にして、無駄な機能をつけすぎないことがポイントです。せっかくお金をかけて設置しても、使いこなせなければ無駄になってしまいます。また、国や自治体ではスマートハウス推進のために補助金を設けているところも多いため、地域密着型の工務店やハウスメーカーに相談することをおすすめです。

 

 

2021年度版|スマートハウス化で使える補助金は?

スマートハウス建設にはどうしても費用がかかるため、ぜひ積極的に補助金を利用しましょう。都道府県や市単位で補助金を設けているため、ぜひ一度チェックしてみてください。

 

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千葉県|再生可能エネルギー・省エネルギー設備の支援情報(住宅用)

茨城県土浦市|蓄電システムに対する補助金

茨城県つくば市|省エネ機器・自動車・住宅に関する補助金の御案内

 

 

まとめ|スマートハウスは新しい住まいの形

スマートハウスの概要からメリット・デメリット、設備機器、補助金について紹介しました。スマートハウスは国を挙げて推奨している省エネに向けた新しい住宅スタイルです。メリット・デメリットをしっかりと理解した上で導入を検討してください。当社日建ホームでは、システム導入やお客様に合った設計プランのご提案など、しっかりとサポートさせていただきます。

 

 

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日建ホーム編集部

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