千葉で二世帯住宅を建てる~完全分離・部分共有・同居型のメリット・デメリット、気になる価格と相場は?

二世帯住宅のリビングは完全分離・共有・同居いずれも世代を超えて絆を深める

人生100年時代。今後の暮らしを考えたとき、二世帯住宅への実家の建て替え、住み替えを検討される方も多いでしょう。祖父母、子供、孫世代がひとつ屋根の下に同居する二世帯住宅は、ご家族の要望やライフスタイルに応じて、様々なタイプやバリエーションがあります。そこで、今回は、二世帯住宅を建てたい、もっと詳しく知りたいという方にタイプ別のメリット・デメリット、費用や相場、失敗しない工務店の選び方のポイントなどをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

 

なぜ、今、二世帯住宅が注目されているの?

新築二世帯住宅の建築実例:リビングの内観

まずはじめに、今、二世帯住宅が見直されている理由はどのような点にあるのか、確認しておきましょう。

 

二世帯住宅を検討する理由

リクルート住まいカンパニー「注文住宅動向・トレンド調査」によると、注文住宅を検討している方の4人に1人にあたる25.1%が、二世帯住宅などの多世帯住宅(以下、二世帯住宅)を検討しています。二世帯住宅を検討する主な理由は、以下の通りです。

 

■二世帯住宅検討の理由(複数回答)

・親の老後のことを考えたから 50.7%

・家が老朽化したから 27.4%

・子供の面倒をみてもらえるから 24.6%

出典:リクルート住まいカンパニー「注文住宅動向・トレンド調査」

 

つまり、二世帯住宅が再び注目を集めている理由は、親御さんの健康面への配慮、住宅の老朽化、共働き・子育て世代の増加などが背景にあります。実際に、アンケート結果からは、親世帯と子世帯がお互いに助け合い、健康に末永く安心して暮らせる住まいを希望されていることがわかります。

 

二世帯住宅で暮らすメリットとは?

二世帯住宅は、親世代、子世代、孫世代など、複数の世代や世帯がひとつ屋根の下に暮らす家。親世帯はお孫さんとの時間が過ごしやすくなったり、共働き子育て世代の場合は、子育てや家事を助けてもらいやすくなり、お互いに支えあう暮らしの安心感があります。

また、多世帯で暮らすことになるため、相応の広さ、充実した設備の導入が必要になりますが、住宅を2軒建てるよりも、大切な家族との時間を過ごす快適で質の高い居住空間づくりのために素材にこだわったり、設備に予算を充当しやすくなります。月々の生活費も抑えやすくなり、また、資産の継承においては節税効果等もあるなど、経済的なメリットも期待ができます。二世帯住宅の住まいづくりは、お互いに将来のことを考え、生活習慣や価値観の違いなども考慮しつつ、改めて家族間でこれからの暮らしへの想いを確認する機会にもなっているようです。

 

実際はどう?二世帯住宅で暮らす方のクチコミ情報

二世帯住宅の建築実例:シンプルな外観、夜景も雰囲気があります

では、実際に二世帯住宅にお住いの方は、二世帯住宅についてどのように感じているのでしょうか?それぞれの世代ごとに以下のようなコメントが寄せられています。

 

■親世帯にとっての二世帯住宅のメリット

・万一のときに身寄りが近くにいてくれるのが安心

・やっぱり孫と頻繁に会えるのがうれしい

・いずれは自分の世話をしてもらえると思うと本当にありがたい

・何気ないことの話し相手やちょっとした相談にのってもらえる、等

 

やっぱり、身寄りが近くにいる安心感、お孫さんとの交流がしやすい、という家族のつながりの安心感が二世帯住宅の良い点だと考えているようですね。

 

 

では、子世帯は二世帯住宅の暮らしをどのように見ているのでしょうか?

 

■子世帯にとっての二世帯住宅のメリット

・二世帯住宅になったので、親の様子がわかるようになって、離れて暮らしていた時より安心です

・子供が熱を出した時、面倒を見てもらえるので仕事を休まずに済み本当に助かっています

・共働きなので義母が食事の準備をしてくれています。とてもありがたいです

・二世帯住宅にすることで念願のマイホームが持てました、等

 

子世帯も、お子さんの面倒をみてもらえたり、経済的な面でも二世帯住宅のメリットを実感しているようですね。

 

では、親世帯・子世帯共に暮らしやすい二世帯住宅にするには、どのようなスタイルが最適なのでしょうか?二世帯住宅の代表的な3つのタイプ別に、メリット・デメリットを比較しながら検討していきましょう。

 

 

 

二世帯住宅のタイプ別の特徴とメリット・デメリット

二世帯住宅の外観(遠景)

 

二世帯住宅には3つのタイプがある

二世帯住宅には、大きく分けて、①完全同居型、②部分共用型、③完全分離型の3つのタイプがあります。では、それぞれの特徴をみていきましょう。

 

タイプ①完全同居型

二世帯住宅のリビングに和室を配置した事例

1軒の戸建て住宅に、親・子・孫などの多世代が同居する二世帯住宅です。玄関、水回り(キッチン、浴室、トイレ等)、リビングなども共有するタイプです。

 

■メリット

・建築費用が抑えやすい

・子育てや家事を助け合いながら暮らしやすい

・将来、一世帯で住む場合もそのまま暮らせる、等

 

■デメリット

・プライバシーの確保が難しい

・生活リズムの違いや訪問客の対応などの対応が難しい

・光熱費、食費などを親世帯と子世帯で別々に管理しづらい、等

 

タイプ②部分共用型

二世帯住宅(一部共用型)の内観

部分共用型は、二世帯住宅の一部を共有するタイプです。例えば、玄関のみ共用する場合や、玄関と水回り(キッチン、浴室、トイレなど)を共用するパターン、水回りでも浴室のみを共有するパターンなど、様々なバリエーションがあります。

 

■メリット

・居住空間を分けつつも一軒家に同居しているので、一体感のある距離で暮らせる

・お互いに必要に応じて家事や子育てなど助け合いながら生活がしやすい

・完全分離型に比べ、水回りなどの設備を共同にすれば建築費用が抑えやすい、等

 

■デメリット

・光熱費などが世帯別に把握しづらい

・完全分離型に比べ、プライバシーが確保しづらい

・どこまでを共有にするか、どのように使うか線引きが難しい、等

 

タイプ③完全分離型

千葉の二世帯住宅のモデルハウスの外観

生活動線を分けられるように玄関を別々に配置し、居室や水回りの設備も別々に設置するタイプです。1棟を左右に分ける左右分離型と、1階と2階など階層で分ける上下分離型があります。

 

■メリット

・それぞれの世帯で生活動線が異なるのでプライバシーが確保しやすい

・光熱費などが世帯ごとに管理しやすい

・隣同士で暮らせるので安心感がある

・1世帯で暮らすことになった場合、賃貸として利用しやすい、等

 

■デメリット

・設備や居住スペースが2か所になるので建築費用がかかる

・居室が狭くならないように敷地面積を広めに確保する必要がある

・共有スペースが少ないのでコミュニケーションの取り方を意識する必要がある、等

 

参考)二世帯住宅の同居がうまくいくポイントは?

ちなみに、二世帯住宅にお住いの方に実施されたアンケートによると、親世帯・子世帯ともに「同居がうまくいっている」と回答した方の7割以上が、「完全分離型」の二世帯住宅を選ばれているという調査結果もあります。完全分離・部分共有・同居型、いずれを選択する場合でも、お互いにほどよい距離感を保てる家づくりを検討するのがよいのかもしれません。

 

 

二世帯住宅の価格相場は?~二世帯住宅3つのタイプ別の相場~

二世帯住宅の建築費のシミュレーション

二世帯住宅は、複数の世帯が暮らすため、相応の広さを確保する必要があること、水回りなどの設備も複数導入することが多くなるため、一般的な一戸建てと比較すると建築費は若干割高になります。導入する設備のグレード、工法、施工会社の違いにもりますが、一般的に言えば、完全同居型<部分共用型<完全分離型の順で費用がかかります

 

二世帯住宅の建築費用の相場

二世帯住宅の建築費の坪単価は、完全同居型:60~70万円、部分共用型:65~75万円、完全分離型70~80万円が目安です。なお、リクルート住まいカンパニー「注文住宅動向・トレンド調査」によると、二世帯住宅の平均建築費用は、完全同居型:3,200万円、一部共用型:3,695万円、完全分離型:4,009万円となっており、参考までにこの数値から平均的な二世帯住宅の延べ床面積も算出すると以下の様になります。

 

■二世帯住宅の平均建築費用と延べ床面積

・完全同居型:3,200万円(45.7坪~53.3坪)
・一部共用型:3,695万円(49.3坪~56.8坪)
・完全分離型:4,009万円(50.1坪~57.3坪)

出典:リクルート住まいカンパニー「注文住宅動向・トレンド調査」2014、平均坪単価をもとに弊社作成

 

 

 

二世帯住宅を建てやすい方、購入のタイミングは?

二世帯住宅を建てる信頼できる工務店を見極めるチェックポイント

二世帯住宅のほとんどは注文住宅で建てられています。建売や中古物件はほとんど流通していないのが実際です。そこで、老朽化した実家の一戸建てを建て替えたり、実家に隣接する土地に新たに二世帯住宅を注文住宅で建てる方が多くいらっしゃいます。土地代を設備や素材選びなど快適な居住空間づくりに必要な建築費に充てやすいのも、二世帯住宅が見直されている理由の1つです。また、ご両親が高齢となった共働き子育て世代で、郊外に土地を確保し、新居をバリアフリーの二世帯住宅にするケースも増えています。

 

なお、二世帯住宅で多世帯が同居する場合には、相続税の特例措置があるため、節税面でも有利になります。例えば、相続税は土地の評価額に応じて納める必要がありますが、二世帯で居住する場合は、小規模宅地等の特例があり、居住用330㎡、事業用400㎡、合計で730㎡までの評価額が80%軽減される制度があります。土地の評価額が高い地域にお住いの方には大きな節税メリットが期待できます。

 

 

二世帯住宅を建てる工務店を選ぶ6つの視点

二世帯住宅を建てる工務店を選ぶ際には地域への配慮も重要(清掃風景)

二世帯住宅は、家族の数だけ最適な形があります。それぞれのご家族に応じて最適な二世帯住宅を建てるには、親世帯・子世帯ともにしっかりと要望を聞き、永く健康で快適な暮らしを実現するために、誠実に家を建ててくれる信頼できる施工会社を選ぶことが大変重要です。

 

二世帯住宅を建てる施工会社を選ぶポイントは、以下の6つの視点でチェックするとよいでしょう。

 

□親世代・子世代の要望をしっかりと聞いてくれるか

□誠実にきめ細かな対応をしてくれるか

□老後の暮らしがしやすい健康で快適に暮らせる家を提案してくれるか

□環境や近隣住民にも配慮した家づくりをしてくれるか

□将来のことも踏まえて提案をしてくれているか

□入居後も長く充実した保証がしっかりしているか

 

二世帯住宅の場合、細かな仕様を丁寧に検討して、確認しながら進めていきます。打ち合わせも何度も行う必要があります。建築物が大きめになるので、隅々まで確認しながら慎重に施工を進めていかなければなりません。親世代・子世代の意見や要望の違いがあって、スケジュール通りに進みにくい場合もありますので、施工会社の担当者と円滑にコミュニケーションがとれるかどうかも確認できるとよいですね。

二世帯住宅は、末永く健康で、快適に暮らせる、安心できる住まいでありたいものです。環境や近隣住民にも配慮した家づくりをすることによって、安心してその地域に生活の根を下ろすことができます。家を建てて、住み始めてからも日々の暮らしの時を重ね、生涯をかけてじっくりと家づくりをしていくことになります。入居後もの長期にわたる保証制度やメンテナンスも含めて、世代を超えてしっかり対応をしてくれる工務店か、という視点で施工会社を選ぶことが必要です。

 

 

まとめ

二世帯住宅は、親世代・子世代・孫世代が、絆を深め、助け合いながら、ちょうどいい距離感で暮らせる家づくりが求められます。二世帯住宅には、完全同居、部分共用、完全分離型の3つのタイプがあります。それぞれ、メリット・デメリットがありますので、家族間、施工会社としっかりと検討を重ねて、理想の住まいづくりのために丁寧に検討していく必要があります。もっとも重要なのは、大切な家族の想いを受け止め、世代を超えて長期にわたって安心して家づくりを任せることができる施工会社選びです。健康で快適に暮らせるよ注文住宅の家づくりをしている、世代を超えて住まいのパートナーとして並走してくれる地域密着型の信頼できる工務店に相談することがおすすめです。

 

千葉県柏市近郊で二世帯住宅を建てるなら日建ホームにお任せください

おそらく一生に一度か二度になるであろう大切な家づくり。人生の一大事業ですので、たくさんの“希望”をお話し下さい。私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」、以下のお約束を守り、お客様の家づくりに真摯に取り組みます。

5つのお約束

お約束①自分の家を建てるように心を込めて丁寧につくります。

私たち日建ホームは、千葉県我孫子市を拠点とする地域密着の工務店です。世界で唯一無二のオーダーメイドの家。暮らしの夢や希望を丁寧にヒアリングし、プロの建築技術集団として注文住宅にしかできない住み心地を実現します。

お約束②現場をきれいにします。

家は、ひとつひとつの工程を丁寧に積み重ねて出来上がっていく究極の手仕事。現場をきれいにすることでムリ・ムダ・ムラを排除しスムースに安全に家づくりができます。近隣に配慮し何よりもお施主様に喜んでいただける現場を目指します。

お約束③一生涯のパートナーとしてずっと家をお守りします。

「家」は住み始めることで「住まい」となり、住み始めてからも理想の暮らしの追求は続きます。住み続けることで変化する事柄に、ハウスドクターとして一生涯、何でも相談していただけるよう、いつも、そしてずっと傍らに居続けます。

お約束④「健康快適設計基準」で健康配慮の家をつくります。

「家」と「健康」には密接な関係があります。毎日を過ごす家のデザインや性能が身体的・精神的に大きく影響します。温熱性能、抗酸化環境(きれいな空気)、健康快適設計基準、自然素材にこだわります。

お約束5つの保証制度で責任をもって保証します。

日建ホームでは、お客様に安心して住まいづくりをすすめていただけるように、5つの保証制度を設けています。建設工事総合保証無料定期点10年間瑕疵担保責任10年間地盤保証システム20年間、ぽけっと団信 住宅代金保証制度(オプション)。建築中はもちろん、お引き渡しした後も責任をもってお施主様の家をお守りします。

 

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TEL:04-7188-5222
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日建ホーム編集部

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私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」という気持ちで親身になって寄り添いながらお客様の家づくりに真摯に取り組んでまいります。
一級建築士・一級施工管理技士・耐震診断士・宅建士・福祉住環境コーディネーターのいる建築プロ集団です。

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