2021年のトレンド「アウトドアリビング」とは?メリットや間取りのアイデアを紹介

リモートワークをする機会も増え、自宅で過ごす時間が長くなった方も多いでしょう。通勤時に混んでいる電車に乗る必要もなく、精神的ストレスが減ったかもしれません。しかし、家族全員が自宅にいると手狭に感じる方も少なくないはずです。そんな悩みを解消するのが「アウトドアリビング」という空間です。スペースに限りがある日本の住まいにおいては、外部も有効活用することでより生活にゆとりが生まれます。では、具体的にはアウトドアリビングとはどのようなもので、メリット・デメリットはあるのでしょうか?そこで、今回はアウトドアリビングの特徴や作る際に知っておきたいポイントなどについて詳しく解説します。新築住宅を検討中の方や今の住まいをもっと居心地よくしたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

アウトドアリビングとは?メリット・デメリットはある?

LIVING DESIGN nex

アウトドアリビングとは、室内リビングと隣接するようにテラスを設けて、一つの空間として活用する考え方です。セカンドリビングとも呼ばれ、開口部を開け放つことで室内だけでは感じられない開放感を得られます。また、緩やかに室内外をつなぐことで、こどもの遊び場や趣味の作業スペース、リラックスする場所として活用でき、通常の庭を設けるよりも利用頻度が増えます。

ゆったりとした時間が過ごせるアウトドアリビングですが、もちろんデメリットもあります。例えば、ウッドデッキは定期的に塗装メンテナンスをしなくてはすぐに朽ちてしまうこともあるため、竣工後もメンテナンスコストがかかります。また、設置場所によっては近隣からの視線が気になり、思ったようにくつろげない可能性もあります。配置や仕様をしっかり検討せずに作ってしまうとうまく活用できないため、必ずどのように使うかをシミュレーションしてから検討しましょう。また、テラスがあるとガーデンパーティをしたりBBQを楽しみたくなりますが、匂いや騒音がご近所トラブルになることも想定できます。配置や仕様以外にも隣家との位置関係を考慮して、アウトドアリビングの採用を検討してください。

〈関連コラム〉
日建ホーム|狭い庭でも便利に!ウッドデッキがおすすめ|活用方法や施工事例を紹介

 

 

アウトドアリビングを後悔した人の理由は?

アウトドアリビングは自然を感じられる魅力的な空間ですが、作って後悔したという方も少なくありません。その主な理由は下の3点です。

・夏は暑くて長時間過ごせない
・隣家の窓から丸見えでくつろげない
・メンテナンス費用が思ったよりかかる

まず、日当たりの良い場所に配置することが多いため、真夏などは日差しが強すぎて暑いというご意見も多く見られます。確かに、ゆっくり過ごしたくても灼熱の中では難しいでしょう。また、隣家の窓から見える場所だと、覗かれていなくても気になってしまいますよね。そして、肝心なのが維持管理するためにはメンテナンス費用がかかるという点です。最近ではメンテナンス手間があまりかからない建材も普及していますが、完全にメンテナンスフリーという訳ではありません。メンテナンスを怠ると、劣化が早まったりささくれが怪我の原因にもなり得ます。そのため、建設時の予算だけではなく長期的に見た費用を想定しなくてはいけません。

このように、アウトドアリビングを安易に作るのではなく、「本当に使うか」「どのように使うか」「維持はできるか」をしっかりと検討して、スペースを無駄にしないようにしましょう。

 

 

アウトドアリビングはDIYや後付けが可能?

LDK

ウッドデッキなどはもちろん後から作ることもできますし、キットも販売されているため小規模であればDIYも可能でしょう。ただし、新築時に作る場合と比べるとデメリットが大きいのも事実です。

・後からプロに依頼すると、施工費や諸経費が高くなる
・建物との間に隙間が開く場合がある
・作業スペースや資材置き場の確保が難しい
・工期が長引く

まず、後付けの場合は建物との同時施工と比べると施工単価や諸経費が高くなります。また、家の完成後だと資材を加工する場所や工事車両の駐車スペース、資材を仮置きする場所を確保することが困難です。そのため、作業効率は落ち、必然的に工期が延びてしまいます。ですから、後付けしたりDIYで作る場合にはこのようなポイントを理解ておかなくてはいけません。

 

 

アウトドアリビングの作り方やポイント

では、十分活用できるアウトドアリビングを作るためにはどのようなポイントを抑えれば良いでしょうか。ここからは、アウトドアリビングのスタイル別に抑えておきたいポイントや注意点を紹介します。

 

リビングと庭を緩やかに繋げる

ウッドデッキ

アウトドアリビングを使いこなすためには、室内リビング・アウトドアリビング・庭に一体感を持たせることは重要です。特に、室内に十分なスペースがない場合やご家族が多い方、来客が多い方は空間の繋がりを意識してください。アウトドアリビングを室内外を結ぶ中間領域と捉えて、床レベルを合わせてバリアフリーにするなどの工夫をすれば、より使いやすくなります。

 

2階リビングと一体化させる

住宅密集地を中心に、一階だと日当たりが悪いため二階にリビングを設けるお宅も増えています。このような場合でもアウトドアリビングは作れます。二階にウッドデッキなどを隣接させれば、周囲からの視線も気にならず、洗濯物干し場としても利用できます。また、ウッドデッキ下を屋根付きの駐車スペースにすることも可能です。ただし、庭に設けるよりも建設コストやメンテナンスコストは高いため、しっかりと利用計画を立てて十分なコストパフォーマンスが得られるか検討してください。

〈関連コラム〉
日建ホーム|2階リビングの間取りとメリットとデメリット対策を解説!

 

建物と離してガゼボ・パーゴラを作る

引用元:タカショー

さきほどから再三に渡り「室内との関係性が大切」だとお話ししてきましたが、広い庭を確保できる場合は敢えて建物から離れた場所にアウトドアリビングを設けるケースもあります。「ガゼボ」と呼ばれる東屋(あずまや)のようなものや、藤棚とも呼ばれる「パーゴラ」を庭の一角に設ければ、落ち着いた休憩所として利用できます。室内との一体感は感じられませんが、一人でゆっくり過ごしたい場合や天気の良い日の客間的空間として活用できるため、敷地に余裕がある場合はこちらも検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

アウトドアリビングにあると便利な設備&家具

アウトドアリビングは何もテラスを作れば良いという訳ではありません。本当に使える空間にするためには適宜必要な設備や環境を整える必要があります。ここではあると便利な設備や家具を紹介します。どのように使うかを想像しながら、何が必要なのかを検討してみてください。

 

パーゴラなどのシェード設備

引用元:タカショー

まず、日当たりのいいお庭にアウトドアリビングを作る際には、日陰を作るパーゴラや植栽を設置しましょう。これらがないと真夏にはほとんど使えなくなってしまいます。常設でなくても季節や時間帯に応じてパラソルやテントを設置することも効果的です。ただし、パラソルやテントは出しっ放しにするとすぐに紫外線で傷んでしまうので、注意しましょう。

 

目隠しフェンスや植栽

リビング

住宅地や道路に面した場所では、心置きなくくつろぐためにもフェンスや植栽など目隠しになるものが必要です。ただし、お庭があまり広くない場合は囲い過ぎても圧迫感が出てしまいます。適度に視線を遮れる格子タイプを選びましょう。必要最低限の範囲にだけに目隠しを設置しても構いません。テラスの設置場所が決まったら、現地へ行ってどの範囲にどのくらいの高さの目隠しが必要かを確認してみることをおすすめします。

 

ペットの洗い場や手洗いシンク

引用元:カクダイ

ペットを飼っている方はぜひ専用の足洗い場を設けてください。汚れた足を洗えたり、暑い日には水浴びもできます。また、靴やアウトドア用品を洗うのにも便利です。最近では底の深いスロップシンクを設置するお宅も増えています。これらを取り付ける際の注意点は、壁や床への水跳ねや泥跳ねです。汚れが気になる場合は、水栓金具の周囲だけタイル張りにするなど、掃除しやすいように工夫しましょう。

 

居心地がよくなる椅子やテーブル

アウトドアリビングで過ごすためには、テーブルやチェアは欠かせません。キャンプ用品などを都度出す方もいらっしゃいますが、最近ではホームセンターなどでもアウトドア用家具が販売されています。また、置き型のハンモックやブランコも人気です。ただし、置いたままだと風雨や紫外線ですぐに劣化してしまいます。気になる方はウッドデッキと同じ素材でベンチを造作してもらうのもおすすめです。

 

 

まとめ|アウトドアリビングでリラックス時間を満喫

今回は、アウトドアリビングの特徴や後悔しないためのポイントなどについて詳しく解説しました。室内のリビングだけでは得られない開放感と心地よい風や日差しを満喫できるアウトドアリビングは、家でくつろぎたい方にとっては貴重なスペースです。小さいお子さんやペットがいるご家庭では安全な遊び場として利用できますし、ご高齢の方でも日光を浴びながら過ごす時間は格別でしょう。これからマイホームを建てたい方や今の住まいに息苦しさを感じている方は、ぜひ今回の内容を参考にアウトドアリビングのある住まいを検討してみてください。

 

 

千葉県でアウトドアリビングのある家を検討中の方は日建ホームへご相談ください

おそらく一生に一度か二度になるであろう大切な家づくり。人生の一大事業ですので、たくさんの“希望”をお話し下さい。私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」お客様の家づくりに真摯に取り組みます。
お約束①自分の家を建てるように心を込めて丁寧につくります。
私たち日建ホームは、千葉県我孫子市を拠点とする地域密着の工務店です。世界で唯一無二のオーダーメイドの家。暮らしの夢や希望を丁寧にヒアリングし、プロの建築技術集団として注文住宅にしかできない住み心地を実現します。
お約束②現場をきれいにします。
家は、ひとつひとつの工程を丁寧に積み重ねて出来上がっていく究極の手仕事。現場をきれいにすることでムリ・ムダ・ムラを排除しスムースに安全に家づくりができます。近隣に配慮し何よりもお施主様に喜んでいただける現場を目指します。
お約束③一生涯のパートナーとしてずっと家をお守りします。
「家」は住み始めることで「住まい」となり、住み始めてからも理想の暮らしの追求は続きます。住み続けることで変化する事柄に、ハウスドクターとして一生涯、何でも相談していただけるよう、いつも、そしてずっと傍らに居続けます。
お約束④「健康快適設計基準」で健康配慮の家をつくります。
「家」と「健康」には密接な関係があります。毎日を過ごす家のデザインや性能が身体的・精神的に大きく影響します。温熱性能(高気密・高断熱・24時間換気)、自然素材、健康配慮の家をつくります。
お約束⑤5つの保証制度で責任をもって保証します。
建設工事総合保証、無料定期点検10年間 、瑕疵担保責任10年間、地盤保証システム20年間、ぽけっと団信 住宅代金保証制度(オプション)で責任をもってお施主様の家をお守りします。

 

 

モデルハウスや展示場で家づくりを体感しよう

見学予約受付中

じっくり体感していただくために、モデルハウス見学は予約制にて承っております。見学をご希望される方は、お電話または下記ページのご予約フォームからお申し込みください。

TEL:04-7188-5222
日建ホーム株式会社

著者情報

日建ホーム編集部

日建ホーム編集部

私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」という気持ちで親身になって寄り添いながらお客様の家づくりに真摯に取り組んでまいります。
一級建築士・一級施工管理技士・耐震診断士・宅建士・福祉住環境コーディネーターのいる建築プロ集団です。

詳しいプロフィールはこちら
FacebookTwitterInstagramYouTubepinterest