2021年度グリーン住宅ポイント
省エネ住宅で得する!対象工事や申請方法を解説

あなたは「グリーン住宅ポイント」というキーワードを耳にしたことはありますか?これは、社会のグリーン化(環境保全)とコロナ禍での経済の活性化を目的として開始し、新築住宅や既存住宅のリフォームをした際にポイントがもらえるお得な制度です。ただ、その詳細について知らない方も多いでしょう。そこで、グリーン住宅エコポイントについて対象となる工事や申請方法、ポイントと引き換えられる商品についてなど徹底解説します!新築&リフォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

新築もリフォームも対象!グリーン住宅ポイント制度とは?

グリーン住宅ポイントとは、新築および既存の住宅において一定の省エネ性能をクリアした場合にポイントを与えるという制度です。もらったポイントは、家電製品や日用品、福祉・防災用品など様々なものと交換できます。ただし、全ての住宅が対象となる訳ではありません。対象となるのは、以下の条件に当てはまる場合です。

 

新築住宅を購入・建設した場合

注文住宅は工事契約が、分譲住宅は不動産売買契約が2020年12月15日以降であればポイント対象の可能性があります。ただし、自ら居住することを目的として、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)や認定長期優良住宅など省エネ性能が高い住宅でなくてはいけません。それ以外にも、断熱性能の等級及び一時エネルギー消費量等級が4以上の住宅も該当します。

 

〈関連ページ〉

グリーン住宅ポイント|新築住宅の建築・購入 対象要件等
日建ホーム|ゼロエネルギー住宅の評判は?その定義やメリットや注意点を紹介
国土交通省|長期優良住宅
フラット35|省エネルギー性に関する基準「断熱等性能等級4かつ一次エネルギー消費量等級」

 

既存住宅を購入した場合

2019年12月14日以前に建設された住宅で、購入者が自ら居住することを条件に対象となります。ただし、既にグリーン住宅ポイントを申請したことのある物件は対象外となり、その他東京圏対象地域からの移住や空き家バンクへ登録された住宅であることなどの細かい条件があります。

 

〈関連ページ〉

グリーン住宅ポイント|既存住宅の購入 対象要件等

 

リフォーム工事をした場合

工事契約が2020年12月15日以降であれば、既存住宅の全面リフォームや部分リフォームについても、ポイントはもらえます。例えば、エコ住宅設備の新設や断熱改修工事、さらにこれらと同時にバリアフリー工事や耐震工事をした場合も対象となります。ちなみに、賃貸住宅のリフォーム工事も対象となるので、賃貸オーナーの方もチェックしましょう!

 

〈関連ページ〉
グリーン住宅ポイント|リフォーム工事 対象要件等

 

賃貸住宅の建築

分譲住宅の購入や注文住宅などが対象と思われがちですが、賃貸住宅を建設した場合も対象となる可能性があります。ただし、賃貸住宅でも工事契約が2020年12月15日以降が最低条件で、オーナーの住まいやテナントなどと併用している場合や、戸別の床面積が40㎡に満たない場合などは対象外です。

 

〈関連ページ〉

グリーン住宅ポイント|賃貸住宅の建築 対象要件等

 

 

もともとあったエコポイントとはどう違う?

「あれ?以前同じようなエコポイントという制度があった気がする」と思った方もいらっしゃるでしょう。たしかに、2010年・2011年・2014年に同じように省エネ基準を満たした住宅工事において、ポイントがもらえる制度がありました。「環境保全・経済対策」という基本的理念は住宅エコポイントもグリーン住宅エコポイントも同じです。ただし、2010年はリーマンショック、2011年は東日本大震災、2014年は消費税5%から8%への引き上げに対する経済支援対策がきっかけになっていました。今回のグリーン住宅ポイントは、2019年の消費税10%への引き上げ・コロナ禍での経済不振を改善するためにできたのです。

 

 

グリーン住宅ポイント制度の対象となるリフォーム工事

新築住宅においては、細かな仕様の省エネ等級が定められていますが、既存住宅のリフォームにおいてはどのような工事が対象となるのでしょう。ここで、主な対象工事を紹介します。

 

省エネ・エコ住宅設備機器設置工事

基準を満たした各メーカーの認定商品を設置及び交換した場合にポイント対象となります。

  • 太陽熱利用システム(太陽光発電・蓄電器の設置など)
  • 節水型トイレへの交換
  • 高断熱浴槽やユニットバスへの交換
  • 高効率給湯器(エコキュート・エコジョーズ・その他ヒートポンプ式給湯器)の設置
  • 節湯型水栓金具への交換

 

断熱工事

開口部や外壁・屋根・天井・床などの断熱工事がポイント対象となります。

  • 既存開口部を断熱性能のある複層ガラスなどへの交換
  • 内窓(インナーサッシ)の新設
  • 既存サッシの交換
  • 既存ドアの交換
  • 外壁・屋根・天井・床などの断熱改修(断熱材最低使用料に規定あり)

 

 

ポイントの対象となる各メーカーの商品は?

工事契約を締結する前に「グリーン住宅ポイントをもらいたい」という旨を施工店に伝えれば、対象となる商品を提案してもらえますが、やはり事前にどんな商品が対象か知っておきたいですよね!そこで、各住宅設備機器メーカーや建材メーカーの対象商品が見られるページを紹介します。ぜひ、気になる方はチェックしてみてください。

 

〈関連ページ〉
TOTO|グリーン住宅ポイント制度
LIXIL|次世代住宅ポイント制度
Panasonic|グリーン住宅ポイント制度
日本板硝子|グリーン住宅ポイント制度対象商品
※紹介したメーカーは対象商品の一部です。(2021年4月時点)

 

 

ポイントはこんな商品と交換できる!商品のメーカーが知りたい場合は?

では、具体的にもらったポイントはどのようにして使えるのでしょう。主にポイントと交換できるのは次のテーマに沿った商品です。

 

  • 新たな日常
  • 省エネ
  • 防災
  • 家事負担軽減
  • 子育て
  • 地域復興

 

これらのテーマに関連した何百種類もの商品と変えられるため、どなたでもポイントを無駄にすることはありません!具体的にどのようなメーカーの商品と交換できるか知りたい方は、無料で交換商品カタログを取り寄せることも可能です。ちなみに、交換商品はすぐ変わるため都度検索サイトで調べてみてください。

 

〈関連ページ〉
グリーン住宅ポイント|交換商品を探す
グリーン住宅ポイントポータルサイト|えこぽ
JTB|グリーン住宅ポイント カタログ申込フォーム

 

 

ポイントはコロナ対策にも使える!?ポイントと交換できる追加工事とは?

実は、もらったポイントは商品と交換するだけではなく、追加工事費用に充てることもできるのです!ポイント発行の対象業者(=申請時の施工業者)に追加工事を依頼すれば、1ポイント=1円で工事費用として使えます。ただし、どんな追加工事にもポイントを使えるという訳ではありません。下記のグレードアップ工事が対象です。

 

生活スタイルの変化に伴う追加工事

新型コロナウイルスの感染対策やリモートワークなど、新たな日常に必要となる環境を整えるための工事が対象です。

  • ワークスペースの新設
  • 防音対策のための工事
  • 空気環境を良くするための工事
  • 菌・ウイルス拡散を防ぐための工事
  • 家事負担軽減に伴う工事

 

 

防災工事

万が一の時に備えるための工事が対象です。

  • 停電や断水の対策工事(蓄電池や雨水タンクの設置など)
  • 水害や台風の対策工事
  • 地震対策工事

 

〈関連ページ〉

グリーン住宅ポイント|追加工事交換について

DAIKEN|2021年グリーン住宅ポイント制度おすすめ製品ガイド

 

 

制度の対象外となる場合も!いつからが対象内?不公平ってどういうこと?

グリーン住宅ポイントについて調べていると、「不公平」というキーワードが見つかります。これは、申請できる工事期間に「空白期間」があるためです。グリーン住宅ポイント制度の前進である住宅エコポイントは、2019年8月末までの工事が対象で、グリーン住宅ポイントの対象は2020年12月15日以降の契約物件になります。つまり、その間の期間に工事契約(不動産売買契約)をした場合は、対象外となってしまうのです。それゆえに、「不公平」という意見があとを立たないのです。

 

〈関連ページ〉
東京新聞|国交省の住宅ポイント「空白期間」に不満噴出 「お役所の論理だ」

 

 

申請は面倒?グリーン住宅ポイントの申請方法や必要書類を紹介

グリーン住宅ポイントの申請は、基本的には注文住宅の発注者(施主様)やリフォーム工事の発注者(物件オーナー様)です。新築の場合もリフォームの場合も、全て工事が完了した後に申請する方法と契約後で工事完了前に申請する方法があります。ただし、完了後に申請すれば「完了報告書」の提出が省けるというメリットがありますが、予算が全てなくなってしまうと締め切り期限が前倒しになりポイントがもらえなくなる可能性があります。逆に、完了前に申請すればポイントがもらえなくなる心配は減りますが、「完了報告書」を提出する手間が増えます。必要書類は主に下記の通りです。

 

  • 工事請負契約書・注文書(コピー)
  • 新築の場合のみ検査済証(コピー、完了後申請)・確認済証(コピー、完了前申請)
  • 省エネ性能等を証明する書類(住宅証明書・使用した建材の性能証明書等)
  • 申請者の本人確認書類(住民票の写し、マイナンバーカードや運転免許証のコピー等)

 

ただし、代理申請する場合は諸条件によって申請に必要な書類は異なりますので、必ず下記関連ページを参照してください。

 

〈関連ページ〉
グリーン住宅ポイント|新築住宅の建築・購入 申請タイプ
グリーン住宅ポイント|リフォーム工事 申請タイプ

 

 

詳細を知りたい方は国土交通省のサイトへ!

グリーン住宅ポイントを管轄している国土交通省のサイトでは、動画付きで制度の詳細を解説しています。また、事務局コールセンターの案内もありますので、もっと詳しく制度について知りたい方は、ぜひご覧ください。

 

〈関連ページ〉
 国土交通省|グリーン住宅ポイント制度について

 

 

まとめ|日建ホームではポイント対象となる新築&リフォーム工事を行っております

グリーン住宅ポイントは、新築住宅に限らずちょっとした部分的なリフォーム工事も対象となり、日々の暮らしを豊かにするための商品や追加工事に使えます。漠然と申請が大変と感じている方も多いかもしれませんが、工事種類や内容によって申請フローが細かく解説されているので、ご安心ください!日建ホームでは、新築及び既存住宅のリフォーム工事において多種多様な商材や建材を取り扱っており、グリーン住宅ポイントの申請もお手伝いいたします!一般の方ではどの工事が対象なのか、またどの商材を使えばポイントがもらえるのか分かりづらいこともあります。ぜひ、グリーン住宅ポイントに興味がある方はお気軽に当社へご相談ください。

私たち日建ホームが省エネ住宅ビルダーとして、あなたのグリーン住宅ポイント申請のお手伝いをさせていただきます!

 

 

千葉県でグリーン住宅ポイント対象の新築やリノベーションを検討中の方は日建ホームへご相談ください

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日建ホーム編集部

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私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」という気持ちで親身になって寄り添いながらお客様の家づくりに真摯に取り組んでまいります。
一級建築士・一級施工管理技士・耐震診断士・宅建士・福祉住環境コーディネーターのいる建築プロ集団です。

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