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ファミリークローゼットで家事動線を快適に～ウィズコロナの間取りと収納

2020.11.9 / 最終更新日時 : 2020.11.9 nhome-wpadmin 注文住宅

ファミリークローゼットで家事動線を快適に～ウィズコロナの間取りと収納

「ファミリークローゼット」のある家事動線がいい家は、料理、洗濯、掃除をしやすくするだけでなく、ウィズコロナの家づくりでも注目されています。新しい生活様式やライフスタイルの変化に対応して様々な使い方ができるシューズクローク、ランドリールームなどを併設した「家事室」も注文住宅の間取りを検討する際に家づくりに欠かせない選択肢です。そこで今回は、「ファミリークローゼット」で家事動線を快適にするための検討のポイント、間取りの事例などをご紹介します。ぜひ家づくりの参考にしてくださいね。

[1]ファミリークローゼットのタイプと効用

家族のものをまとめて収納するのがファミリークローゼット。玄関まわりならシューズクローク、洗面所まわりならランドリールームなどに繋げると家事や生活動線を快適にすることができます。歩いて入れる個室のウォークイン型、通り抜けができるウォークスルー型などがあります。

ファミリークローゼットの広さの目安はどれくらい？

家族構成にもよりますが、以下の広さが目安になります。

玄関・シューズクローク併設型・・・１～２畳

ランドリー併設型・・・２畳程度

パントリー・・・３畳程度

寝室収納：ウォークインクローゼット・・・３～４畳程度

部屋ごとの収納はなくてもよい？

ファミリークローゼットがあれば、部屋ごとの収納がなくてもいいというわけではありません。プライバシーや趣味性が高いものは、用途に応じて収納場所を検討したほうがよいでしょう。

[2]生活動線を良くするファミリークローゼット

玄関～ただいま動線につながるシューズクローゼット

「ただいま！」と帰宅すると、まず手洗い＆うがい。すっかり定着してきた新しい生活様式。でも、その前に、必ずしていること、ありませんか？　例えば、靴を脱いで収納する。雨の日は傘をたたんで傘立てに。さらには、玄関に入る前、重い買い物袋を抱えて玄関の鍵を開ける。花粉症の季節は上着の埃を払う、などなど。実は、家に入る前に、様々な作法がありますよね。

埃、花粉、ウィルスなどは、できるだけ生活スペースに持ち込みたくありません。

家族の健康を守るためにも、玄関収納～シューズクロークと併設して、靴、傘、コート、帽子、マフラーなどの外出時の身の回り品をまとめて収納できるファミリークローゼットがあると便利です。最近は、来客動線と家族の動線を分けたウォークスルー型のシューズクロークが人気です。

子育て世代にはベビーカー、シニア世代には車椅子も収納できる余裕をもったスペースがあるとよいですね。アウトドア好きの家族には、サーフボード、釣り具、キャンプ用品、ゴルフバッグなどが収納できると便利です。

シューズクロークにつながるファミリークローゼットは、子育て、介護、趣味などの今後のライフスタイルやライフステージの変化にも対応できる柔軟性の高い間取りです。

＜参考＞
施工例：玄関脇の大型収納。ご主人様の趣味道具が収納できる。サーフボードを置く工夫も。
施工例：設計時はちょっとした空間くらいだと思っていたシューズクローク。「実際住んでみると、何でも詰め込めて使い勝手がいいです」（ご主人様）

[3]家事動線を良くするファミリークローゼット

洗濯動線をシンプルにするランドリールーム

洗濯が大変！という方におすすめなのが、ランドリールームに併設したファミリークローゼットです。

これまで、洗濯動線と言えば、

洗う（１階）＞干す（２階）＞たたむ（２階）＞しまう（２階）

もしくは

洗う（１階）＞干す（庭）＞たたむ（１階）＞しまう（２階）

という動線ではありませんでしたか？

洗濯は、濡れた洗濯物を籠に入れて何度も２階や庭に移動して干すのは重労働。乾いた洗濯物を取り込みたたんで各部屋のクローゼットに収納するまで、ほぼ１日がかりになることも。他の家事と並行しながらとはいえ、天気を気にしながらの手間がかかる家事の１つです。

そんな洗濯動線をシンプルにするために、洗濯機の近くに、さっと外干し、中干しができて、乾いた洗濯物がたたみやすいスペースがあり、そのまま収納できるクローゼットがあったら便利ですよね。

洗濯は、家庭ごとに流儀がありますので、ランドリールームのプランニングの際は、当社の設計士に理想の間取りについてのアイディアをお聞かせください。最適な間取りのプランをご提案します！

[4]収納を最適化するファミリークローゼット

生活や家事の動線をシンプルにするファミリークローゼット。収納の考え方でも様々な動線を改善するヒントがあります。

【玄関】シューズクロークに繋げる収納

玄関まわりの身の回り品を１か所に集めると、帰宅、外出の動線がスムーズになります。ウィズコロナの間取りとしても重要な、外のものと中のものを分ける習慣は収納場所を決めることで身に着きます。靴、傘、上着、帽子、手袋、マフラーなどが収納でき、玄関に全身を写す鏡（姿見）があれば身だしなみも忘れ物もチェックもしやすくていいですね。

【キッチン】キッチンに繋げる収納

料理の家事動線、買い物帰りの収納動線をシンプルにするために、玄関近くにパントリーを設置するのも有効です。買い物から帰って重い買い物袋をキッチンに移動して仕訳をして収納するのは案外手間がかかります。冷蔵・冷凍ものだけ冷蔵庫に入れて、乾物や日用品はそのままキッチン横のパントリーに収納できれば、収納場所が分散せずに便利です。玄関～キッチンの間にパントリーがあるとミニマムな動線で買い物をした荷物の出し入れが可能になります。

【洗面】ランドリーに繋げる収納

帰宅後の手洗い、うがい、洗濯、脱衣、浴室につながる洗濯や入浴動線の中に収納があれば、家事が楽になります。回転率の高いタオルなどは扉の開閉の動作が必要ない扉なしの棚収納もおすすめです。

【リビング】家族が集まる場所に繋げる収納

家族が集まるリビングには、ゲーム、おもちゃ、宿題などの家族が一緒に遊んだり学ぶための収納があると便利です。

【和室】客間、くつろぎの場所に繋げる収納

家族憩いの小上がり和室。小上がり下の収納も便利です。

和室は、小上がりの畳にすることも多く、洗濯物をたたむ場所として使われることもあります。来客用のふとんや季節ものの家電を収納するクローゼットを配置することもあります。

【寝室】オフモードに繋げる収納

寝室と水回りの間をウォークインまたはウォークスルー式のファミリークローゼットの間取りにすれば、朝起きてから着替えて洗面所やトイレに向かう、あるいは夜寝るときにパジャマはそこで着替える、といった様々な動線がスムーズになります。寝室とトイレや浴室の間にクローゼットを挟むことで防音効果も期待できます。

[5]まとめ：ファミリークローゼットを有効活用するポイント

ファミリークローゼットは、動線をショートカットできるように配置するのが理想です。でも、ランドリールームにクローゼットをまとめたとしても、お子さんが自分の服は自分の部屋に収納したいと思うかもしれません。その際には、洗濯済の服をハンガーにかけておいて、自分でたたんで自分の部屋に収納してもらうという方法もあります。自分のことは自分でする。そんな習慣づけをするためにも、「自分でたたんでは部屋にもっていってね」という運用ルールを決めるとよいでしょう。

ファミリークローゼットは、生活や家事動線をコンパクトにするために有効な方法の１つです。玄関まわりの身の回り品をまとめて収納するシューズクロークの収納の工夫も大切です。洗濯まわりの動線をコンパクトにするには、ランドリールーム併設型の収納も便利です。収納の場所やスペースは、暮らしやすさに直結します。フルオーダーの注文住宅の家づくりをするなら、「だったらいいな」というアイディアやご希望を遠慮なくお聞かせください。あなただけのプランをご一緒に検討していきましょう！

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