オール電化の検証

最近TVで「電気とガスの支払いを纏めるとお得」になるCMが頻繁に流れますが、オール電化を採用している我が家には全く無関係です。

マイホームを計画する際にエネルギー源をどうするかを決めるのは重要なポイントです。そこで、これから家づくりする方に、10年経過した我が家のオール電化の検証結果が多少とも参考になればと思い、以下に纏めました。

私がオール電化を決めた主な理由は、高齢になった時に火を出す心配が少ないからでした。ガスと電気を併用した場合のエネルギー代の比較などは全く行いませんでした。その代り、深夜料金が日中の1/2~1/3になるオール電化のメリットを最大限活かすために、エコキュート、IHヒーターの他にリビング・ダイニングに蓄熱式電気暖房機を採用しました。さすがに冬場の電気代は2~3万円ほどにアップしますが、一日中暖房が効いていて快適で、ガス代、灯油代が掛からないことを考慮するとコスト面も含めて満足しています。

また後付けで割高になりましたが、6年前にソーラー発電(2.7KW)を追加したことで、夏場の月は殆ど自前の発電量で、冬場でも消費電力の半分程度は自前で賄える上に、高い買取制度のメリットでまあまあの戻りも出ています。このまま故障が起きなければ、ソーラー発電の初期コストを回収した後は総エネルギー費用も下がり、オール電化を採用して大成功と喜んでいます。

良い事ばかりを挙げましたが、IHヒーターは冬場に土鍋が使えない、蓄熱式電気暖房機は設定温度が大雑把、災害時の停電リスクなど弱点も有ります。最後に、ソーラー発電設備を考えている方は家づくりの当初から計画に含めることをお薦めします。(完成後では配線も後付けになり工事費も割高になります)

By Hira

 

      ソーラーパネル配置図                蓄熱式電気暖房機