地震と液状化

最大震度の震度7を記録した先の北海道胆振東部地震で、震源地から遠く離れた札幌市の一部で地盤に液状化が発生して家屋や道路、水道管などに大きな被害が発生しましたが、ニュースでも上位に取り上げられていました。

同じく最大震度7の東日本大震災の際にも千葉の浦安で大規模な液状化が発生して大きな被害が出たのはまだ記憶に新しいところです。

地盤調査に土質柱状図というデータがありますが、これを見ると表土の下には複数の土層があり現地の地盤がどのような土層で出来ているかが分かります。液状化が発生する地盤は、以下の通りです。

・地中の比較的浅いところに砂成分が多い層がある 

・砂の大きさはほぼ均等で緩く堆積している

・地下水位が高く砂層が水で満たされている 

昔の干拓事業地や谷間の埋立地で地下水位が高い場合はこの条件に合致します。

全国どこでも液状化が起きる可能性があるということなので、ここ我孫子市の過去の液状化の発生事例と危険度についてネットで調べてみたところ、東日本大震災の時に市内の一部に液状化が発生して大きな被害が出たという記録があり、その後に市から地震ハザードマップ(液状化危険度マップ)が公開されました。

http://www.city.abiko.chiba.jp/anshin/bousai/bousai_info/abikohazard_map.files/Abiko31_32.pdf

この機会に自分が住んでいる場所の液状化の危険度がどれくらいあるかを確認しておき、将来大地震が来ても狼狽しないように備えておくことをお薦めします。

我孫子ハザードマップ

by Hira