住宅密集地とは思えない、のびやかな住まい。考え抜かれた窓の配置に注目してください。
「住宅に囲まれた立地条件でも、家の中に明るい空間がほしい」というのがN様の第一希望でした。まずは、季節・時間によっても変わる太陽の位置を確認しながら、最も採光できる部分に大きな開口をとり、それに合わせてリビングの向きを決定。高窓からリビングに光が届くよう吹き抜けをつくり、白の塗り壁で取り込んだ光を反射させることにしました。

1階部分の窓は、隣家の視線やプライバシーに配慮し、キッチンに立つ位置なども確認しながら位置を決定。「1階の窓は小さいですが、吹き抜けから光が注いでくるので、とても開放感があります。お隣さんを気にすることなく、昼間もカーテンを閉めなくていいので、過ごしやすいですね」。リビングの中心には、2階につながるリビングイン階段を配置。外出時も帰宅時も、かならずリビングを経由することになるので、家族のコミュニケーションも円滑になりました。また、土間を設けることで動線と風通しの良さを実感できます。「家中明るくて風通しもよく、家族がのびやかに暮らせる家になりました。当初、立地を気にしていたとは思えないほどで、とても満足しています」と語ってくださったN様。

吹き抜けの高窓から自然光が注ぐ、明るく開放的なLDK。間取りの中心に2階へと続くリビングイン階段があり、家族のコミュニケーションを円滑にしている。全体的に木のぬくもりが心地よく、木製のテレビ台などもオリジナルで造作。すっきりと調和のとれた空間が好印象

住宅密集地とは思えないほど明るいリビング。吹き抜けが自然の光や風を招き入れ、その心地よさに自然と家族も集まってくる。これだけの開口が取れるよう、リビングの向きを決めるところから間取りを展開させていった

キッチンからひとつながりのダイニングと、その奥に広がる小上がりの和室。窓の位置は、隣家からの視線やプライバシー性を考えて配置した。「高気密・高断熱で、一年通して暮らしやすいです。日中はカーテンを閉めないで過ごしていることも多いですね」とN様

吹き抜け・小上がりの畳コーナー・ダイニングが一体となってどこにいても家族の気配がかんじられる

夫婦共働きなので家事効率が良いように、と動線にはとことんこだわった。「料理はもちろん、配膳もしやすいです」とN様。キッチンに立ち、リビングダイニングから小上がりの和室まですべて見渡すことができるので、子どもがどこで遊んでいても安心して家事ができる

リビングイン階段を上がると、吹き抜けに面したフリースペースが。本棚もすべて造作で、書斎や寛ぎスペースなど様々なシーンに活用できる遊びのある空間。子どもがここで遊んでいると、楽しそうな声がリビングまで届いてくる

2階の子ども部屋。天井までの大きな棚は可動式なので、間仕切りとしても使うことができる。子どもの成長に合わせて、将来は2部屋に分けて使う予定

玄関に入ると、そのまま土間を抜けてシューズインクローゼットへ行くことができる。大容量で衣替えの必要もなく、たくさん来客があるときも玄関で混雑しないのがいい。玄関からはリビングにつながる動線と、キッチンに直接つながる動線のふたつがある

洗面台も壁面収納もすべてオリジナルで造作。収納力が高く、あえて扉をつけないことで機能性を高めているので、ものが散乱しがちな水まわりもいつもすっきり。ブルーのモザイクタイルもこだわりのポイント

トイレには、気持ちが明るくなるイエローを。ウォールシェルフには、お気に入りのインテリアが飾られている。限られた空間でも、ほっと落ち着くことができるのは、デザインの妙というもの

シンプルな白の塗り壁に、木調のぬくもりが活きる外観「仕事や外出から帰って、我が家が目に入るといつも嬉しい気持ちになります」とN様

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