自然素材

経年劣化と経年美化

住宅やモノに対して、月日が経てば劣化する『経年劣化』月日が経てば味が出る『経年美化』といった価値観の違いがあります。

古い物を大切に使うアンティーク習慣のあるヨーロッパでは、長く使われた古い住宅や家具の方が「丈夫で長年愛されてきた証」として価値が高くなります。

月日が経つにつれ飴色に変わり味わい深くなる無垢の木、変わらず呼吸を続け清らかな空気をもたらす塗り壁。長持ちする家は本物の素材をつかうことで本物の価値が生まれます。

キズも汚れも、完璧に治すことはできません。
それでも、子ども達が遊んでつけたキズや、家族みんなで丁寧に直した手間をいつか思い起こし、懐かしむことができます。人の成長と共に成長し、経年美化する家に愛着が沸き、一生モノのかけがいのない場所になります。

愛されてきた証が残る、それが自然素材の家の醍醐味です。