結露は夏でも発生します!
夏でも起こる壁内結露! 注意すべきポイントとは?
「結露」と聞くと冬の窓ガラスをイメージする方がほとんどと思いますが、夏のジョッキに付く水滴をイメージする方もいらっしゃるのでは(^^)
実は夏でも外周壁の中で結露が起こることがあります。これを「壁内結露(へきないけつろ)」といい、住宅にとって大きなリスクとなる現象です。
壁内結露とは、壁の中にある断熱材や鉄骨、木材の部分で水滴が発生する現象です。
冬場は室内の暖かい空気が壁内で冷やされて結露するのが一般的ですが、夏場も条件によっては結露が発生します。
例えば、
・エアコンの風が強く、一面を集中して冷やしている
・外は高温多湿で、壁の外側が熱く湿っている
このような状況では、壁の中で冷たい部分に湿気が触れ、水滴が出来やすくなるのです。
壁の中は一度結露が発生すると乾きにくく、住宅にとっては大敵です。
・構造材が錆びたり腐りやすくなる
・断熱材の断熱性能が落ちる
・カビやダニが繁殖し、健康にも悪影響を及ぼす可能性がある等々
夏の壁内結露を防ぐポイント
- 適切な断熱・気密施工
断熱材がきちんと施工され、気密が保たれていると、壁の中に湿気が入り込みにくくなります。
通気層と換気を確保する
外壁の内側に「通気層」があると、壁内の湿気が逃げやすくなります。弊社の新築住宅も標準仕様ですが、リフォーム工事などには注意が必要です。
3. エアコンの使い方に注意する
急激に部屋を冷やすと、壁内との温度差が大きくなり、結露が起きやすくなります。設定温度は27~28℃程度で自動運転が理想的です。
家を長持ちさせるためには、断熱・気密性能と通気確保、そして適切なエアコンの使い方が重要です。
- 適切な断熱・気密施工
目に見えないところだからこそ心配せずに安心して暮らしたいですね。
塩毛康弐