造園家・荻野寿也さんとのモデルハウスづくり 建築と庭の一体設計
2019年、弊社モデルハウスを建築する際、造園家の荻野寿也さんに造園デザインをお願いする機会に恵まれ、建物の設計段階から関わっていただき、建築と庭が一体となる住まいづくりを実現できた経験は、私たちにとっても大きな学びとなりました。
更地の段階から始まった庭づくり
今回のプロジェクトは、まだ何もない更地の状態からスタートしました。
建物の配置だけでなく、庭や植栽とのつながりを考えるため、早い段階から荻野さんにご相談。
「建物と庭は別々ではなく、ひとつの暮らしをつくる両輪」という考え方を直に学ぶことができました。

クリスマスに造園工事完了 記念に荻野先生サイン入り『美しい住まいの緑』85のレシピ書籍をプレゼントされました
窓の位置・大きさのアドバイス
荻野さんの提案で特に印象的だったのが、建物の窓の位置や大きさに関するアドバイスです。
庭の緑をどの角度から見せるか、光や風をどのように取り入れるか──
外構と建築が互いに引き立て合う設計を考えるきっかけになりました。
参考になったこと、そして今
荻野さんとの打ち合わせを通じて、
「ただ庭をつくるのではなく、住まう人が四季を感じ、心地よく過ごせる空間をデザインする」
という造園の本質に触れることができました。
完成したモデルハウスの庭は、季節ごとに表情を変え、訪れる方々にも好評をいただいています。

工事完成直後の冬景色

5年後の夏景色

玄関へのアプローチ
『緑なしでは暮らせない』との荻野先生の言葉は深く私の心に根差しています。
塩毛康弐