三波川冬桜 (サンバガワフユザクラ)可憐な花🌸
秋から冬への入口に咲く花 ― 展示場を彩るサンバガワフユザクラ
展示場の入口で、今年もサンバガワフユザクラ(三波川冬桜)が可憐な花を咲かせ始めました。
淡いピンクが秋空に映え、訪れる皆さまを静かに迎え入れてくれます。

今年の淡いピンク色は梨の花と間違えるほど
今年の花が少ない理由は?―猛暑と花芽の関係?
今年は例年に比べて花数が少ない印象です。秋〜冬に咲く冬桜は、夏の高温や乾燥の影響を受けやすく、猛暑の年は花芽が十分に育たず開花数が減ることがあります。近年の気候変動は、こうした季節の花にも少なからず影響を及ぼしていると感じます。
控えめだからこそ伝わる“季節の移ろい”
満開の春桜とは違い、冬桜は一輪一輪が季節の変わり目をそっと知らせてくれます。厳しい暑さを越えて咲く姿には、凛とした強さと静かな美しさが宿っています。
ご来場の際はぜひ足もとに
展示場にお越しの際は、入口左手のサンバガワフユザクラをご覧ください。荻野寿也景観設計さまにお願いした造園の中で、花数は控えめでも、確かな季節感と温かい歓迎の気持ちをお届けします。
サンバガワフユザクラ(三波川冬桜)とは
秋〜初冬にかけて咲く桜。紅葉と桜が同時に楽しめるのが魅力です。日当たりや夏の水分管理が花つきを左右します。
塩毛康弐