秋の長雨と秋晴れ 2025年の気候から考える住まいの工夫
秋の長雨と秋晴れ 今年の秋晴れはいつから
今年の秋は猛暑から一転、冷たい雨が続く秋の長雨に。今日は湿気対策や秋晴れ時期のメンテナンスなど、季節に合わせた住まいの工夫を紹介します。
今年の秋は、例年とは少し違う様相を見せています。長かった猛暑がようやく終わったかと思えば、急に気温が下がり、肌寒い雨の日が続いています。まさに「秋の長雨」の名残といえる時期です。この雨が明けた後には、空気が澄み渡る爽やかな「秋晴れ」が訪れるでしょう。

秋の長雨 nex展示場の庭
秋の長雨とは
「秋の長雨」とは、秋雨前線や台風の影響によって雨が続く時期を指します。例年は9月中旬から10月上旬にかけて現れますが、今年のように季節の訪れが遅れた年では10月下旬まで雨模様が続くこともあるようです。
今年は特に、10月中旬以降に寒気が流れ込み、最高気温が20℃を下回る日も多くなり、つい先日は15℃を下回る日もありました。このように、急な冷え込みと長雨が重なると、住宅内の湿気や結露、カビの発生リスクが高まります。

姫車輪梅(ヒメシャリンバイ)の実

千両(センリョウ)の赤い実
秋の長雨時期の住まい対策としては
・換気を意識した窓の開閉やサーキュレーターの利用
・押入れや北側の部屋など湿気のこもりやすい場所の除湿
・浴室や脱衣室の換気扇を24時間運転にする
秋晴れとは
長雨が明け、前線が南下すると、秋晴れの季節が訪れます。高気圧に覆われて空が澄み、空気が乾燥して洗濯や掃除に最適な時期です。関東地方では11月上旬〜中旬にかけて、まさに一年で最も快適な気候が期待できます。この時期は、外壁や屋根の点検・木部塗装・サッシの清掃など、住宅メンテナンスにも最適です。

自宅庭 さつま芋と唐辛子
季節と暮らしの調和
日本の気候は四季の変化が大きく、それぞれの季節に合わせた住まい方が求められます。秋の長雨で湿気を防ぎ、秋晴れで住まいを整える。この自然のリズムに寄り添い、季節の移ろいを感じながら快適で健康的に暮らせる住まいづくりが求められます。
塩毛康弐











