解体工事費用も上昇しています
住宅の解体工事費について
物価上昇が取り沙汰されている昨今、建築本体工事費が注目されていますが、解体工事費も上昇しています。主な理由は人件費や廃棄物処理費の上昇で、働き方改革による労働条件や最低賃金UP、熱中症対策としての労働配慮などで、今後もますます上昇すると思われます。
■解体工事費の目安は?
木造住宅で延べ床面積が約100㎡~120㎡(30坪~36坪)の場合、坪単価でいうと6.5万円位になりますので30坪で約200万円、36坪では約230万円になります。お客様に解体工事費の目安を説明する時、コロナ前だと木造2階建て30坪で、坪単価4万円と答えていましたが最近では、坪単価6万円~7万円と答えるようにしていますが消費税が加わるとかなりの金額になります。

重機による木造住宅の解体
■アスベストは?
さらに、今はアスベストの調査が必要となり、除去工事の計画を労働基準監督署に届け出ることも義務付けられました。工事をする人の安全を確保するためですがアスベスト含有が調査で判明した場合は、処分費も含め20万円~100万円単位で追加となります。解体業者に見積もりをお願いする場合は、アスベストの有無で大きく価格が変わりますので、必ず調査を依頼し、見積りに入れるようにしてください。

更地になりました
■その他
建物の構造や地域によっては地下に地盤改良による地盤改良工事が施工されているケースもありますし、庭木、庭石、ブロック塀、駐車場などの撤去も必要となるケースがあり、資金計画表に掛かる諸費用は高額ですので注意が必要です。
塩毛康弐










