この土地で建てて大丈夫?と感じたら 購入申込前に必ず確認すること①
土地を見に行った時、こんな気持ちになったことはありませんか?
・条件は良さそうだけど、少し不安
・本当にここに家を建てて大丈夫だろうか
・何を確認すればいいのか分からない
実はこの感覚はとても大切です。多くの後悔はこの「違和感」を見過ごしたところから始まります。
「建てられる土地」と「心地よく住める土地」は違います
不動産の資料には、用途地域・建ぺい率・容積率・などが記載されています。これらは「法律上、建てられるかどうか」を判断するための情報ですが住んで心地よいか・明るく暮らせるか・将来も安心かは、数字だけでは分かりません。
相談でよくある「後から気づいたこと」では実際に次のような声をよく聞きます。
・冬になると、ほとんど日が入らない
・隣の建物が想像以上に近かった
・西日が強く、夏がつらい
・外からの視線が気になって落ち着かない
しかしこれらはすべて、建ててからでは変えにくいことです。

3つの視点
土地を見るときに、最低限見てほしい3つの視点
① 隣地建物の「位置」と「高さ」
境界線からどのくらい離れて建っているか、何階建てなのか。
これだけで日当たり・圧迫感・視線は大きく変わります。
② 時間帯を変えたときの敷地の表情
可能であれば、午前・昼・午後・夜と時間を変えて見てみてください。
光の入り方や影の伸び方が、想像以上に違うことがあります。
③ 「この土地でどこに居場所をつくるか」
ここで少し想像してみてください。リビングはどこに来るだろう・その場所に日が入るだろうか・窓の先に、何が見えるだろうか
間取りより先に、暮らしを想像することが大切です。
「違和感がある土地」は、相談してから判断する
土地は高い買い物です。しかも一度買ってしまうと簡単には戻れません。もし少しでもこの土地で大丈夫かな、難しくないかなと感じたら、購入前に設計者に相談することをおすすめします。設計者は、建てられるか・どう建てるべきか・無理がないかを、冷静に判断できます。
良い土地とは「条件」ではなく「相性」
南向きでなくても、広くなくても、条件が完璧でなくても。その敷地に合った設計ができれば、とても心地よい家はつくれます。大切なのは、土地と家族の暮らしの相性です。
「この土地、建てて大丈夫?」そう感じたときは、不安になる必要はありません。それは、後悔しない家づくりをしたいという、正しい感覚です。土地を決める前に、一度立ち止まり、敷地と向き合ってみることをお勧めします。
塩毛康弐










