気密C値の効果は  30坪の家で0.3はどれ位か?

C0.3ってどれくらい?30坪の家で分かりやすく解説します

家づくりの性能の話になると、「UA値」や「C値」という言葉が出てきます。しかし実際のところ、C0.3って、すごいのかそれとも普通なのかと感じる方がほとんどです。そこで今日は、30坪の家で分かりやすく説明してみます。

C値とは、家全体のすき間面積÷延床面積で計算します。単位は「㎠/㎡」。つまり1㎡あたり、どれくらいのすき間があるかを示しています。

30坪(約100㎡)の場合

C値0.3の場合、100 × 0.3㎠ = 30㎠つまりこの家のすき間(床、壁、窓、天井、屋根)を全部集めてもたった30㎠しかありません。

30㎠は約5cm × 6cm。名刺(約55㎠)よりも小さい面積です。つまり、30坪の家なのに、家全体のすき間は「名刺1枚分以下」ということになります。

500円玉1枚は約7㎠。30 ÷ 7 ≒ 4枚分。家全体のすき間は500円玉4枚分程度。と説明する方がイメージ出来るかもしれません。

 C値が小さいと何が良いのか

■ 冬の冷気侵入が少ない
■ 夏の湿気、暖気侵入が少ない
■ 温度ムラが出にくい
■ 光熱費が安定する
■ 計画換気が正しく機能する

夏の省エネ快適

どんなに断熱材を厚くしても、すき間が大きければ意味がありません。断熱は「コートの厚み」気密は「ファスナーの締まり具合」と例えると分かりやすいです。

20年ほど前は気密の概念がない時代でしたのでほとんどの住宅はおおよそのC値が5程度です。これを同じく30坪の家に換算すると500㎠となり名刺16枚程の隙間になりますのでいくらエアコンを掛けても効きが悪く、大きなサイズのエアコンを購入することになりました。断熱性能がしっかり発揮され、快適性と省エネ性を安定させるには「見えない部分」が重要になり性能を左右します。完成してからでは見えないからこそ、数値と測定結果が大切になります。

塩毛康弐