柿が赤くなれば医者が青くなる

との言葉があるほど柿の栄養価はすこぶる高く抗酸化作用もある柿は私の大好物のひとつです。広島県が原産といわれる西条柿(さいじょうがき)の苗木を取寄せ知人の庭に植えさせてもらってかれこれ10年ほど経ちますが今年も収穫期を迎えました。

実はこの西条柿、渋柿なのですが渋の抜けた上質の甘さは甘柿の王様といわれる富有柿(ふゆがき)をはるかに超えます。

私のお薦め食べ方は3通りあります。

ベスト1 はなんといっても熟柿(じゅくし)です、が樹上で熟柿にしなければ本来の甘みが出ません。極上の甘みがあり希少ですのでお店で見かけたことは一度もありません。これを食べれるのは栽培している方の特権です。なにしろ天敵の鳥との攻防に勝たなければならずなかなか完成形の熟柿にはありつけません。何しろ敵は近くの甘柿には目もくれずこちらのもう少しもう少しと待っている獲物にチョッカイを出すのですから。

ベスト2 はお湯につけて渋を抜いたあわし柿、数ある渋抜き方法の中でも断とつ上質で旨い柿になります。湯温管理が大変で時間も掛かりますが渋の抜けたお湯の甘い臭いは作った方でなければ味わえない(?)たまらない香りですよ。

最後は干し柿、保存が効くし比較的作り易いのですが・・・・。何しろ自然の気候が相手なので結構失敗します。今年は千葉県に上陸した台風の影響でカビが発生してしまい全て残念な結果となりました。台風被害は意外なところにも現れます、保険も対象外ですし(笑)。来年からは台風対策に干し柿避難も入れておきます。

ところが収穫が終わったと思っていた樹上にまだ3個くっついていましたので再チャレンジしています。数は少ないですが想いは多いですョ。