アフターコロナの家づくり~変わる間取り、快適な暮らし~千葉で注文住宅を建てるには~

新型コロナの影響で、住まい、暮らし方、働き方が大きく変わろうとしています。そのような中、住まいは社会や自然環境との繋がり、家族の1人ひとりのライフスタイル、ワークスタイルが最適なバランスで融合する「居場所」であることが求められます。そんなアフターコロナ時代の家づくりは、具体的にどんな考え方や間取りで家づくりを検討していけばよいのでしょうか?そこで、今回はアフターコロナ、ウィズコロナの新たな家づくりの考え方、間取りの工夫などについてもご紹介します。ぜひ家づくりの参考にしてくださいね。

住み替えするなら、やっぱり戸建て派が急増

 

コロナ禍で住まい探しにどんな影響があった?

リクルート住まいカンパニーが2020年5月に実施した「コロナ禍を受けた住宅購入・建築検討者調査」によると、現在、住まい探しをしている方に、コロナ拡大で住まい探しにどのような影響があったのか確認したところ、
・影響がなかった42%
・抑制された36%
・促進された22%

という結果となりました。つまり、

影響がなかった方+促進された方=64%が住まい探しを進めている

とわけですね。

このうち、

・住まい探しが抑制された方は、新築マンションを検討されていた方が多く、
・マンションから一戸建てに変更した方が増加し、
・一戸建て派が63%(絶対戸建29%、どちらかと言えば戸建て34%)と7ポイント急増

しているのです。

 

新居で解決したい住まいの課題は?

では、新型コロナ感染拡大の影響で、住まい探しを進めている方が解決したい課題、一戸建てを希望する方の要望はどのような点なのでしょうか?

 

Q:今後住み替えたい住宅への希望(複数回答)
①   今より部屋数の多い家に住み替えたい40%
②   今よりリビングを広くして、かつ個室も確保したい27%
③   通勤利便性より周辺環境重視で住み替えたい26%
④   今よりリビングの広い家に住み替えたい24%

出典:リクルート住まいカンパニー「コロナ禍を受けた住宅購入・建築検討者調査」

 

この結果からは、今より広い家で、部屋数も確保し、周辺環境重視で住み替えたい方が多いことがわかります。なお、お子さんがいるご家庭の場合、より、「リビングの広さ」、「周辺に公園や緑地がある家、」「広いバルコニーや屋上など戸外空間が豊かな家」を希望される割合が高くなる傾向があります。

 

もう少し具体的にみてみましょう。アフターコロナの住宅に希望する条件を住宅性能、間取り、設備などについて具体的に聞いたところ、以下のような回答となりました。

 

Q:一戸建てを希望する方がコロナ拡大で住宅に求める条件(複数回答)
仕事専用スペース25%
宅配ボックス、置配ボックス24%
通風に優れた住宅23%
遮音性に優れた住宅22%
収納量22%
広いリビング22%
日当たりのよい住宅21%
屋上や広いバルコニー19%
17%
緑を感じられる住宅15%

出典:リクルート住まいカンパニー「コロナ禍を受けた住宅購入・建築検討者調査」

 

間取りの要望は、仕事専用スペース、収納量、広いリビングなど。広いリビングとは、面積×容積だと考えると、吹き抜けのある開放的なリビングも求められているといえそうです。

住宅性能は、通風、遮音性、日当たりの良さなど。環境面では、庭、緑、バルコニーなどの屋外空間を求められていることがわかります。切実な要望としては、騒音など音の問題への対策です。郊外の一戸建てで中庭のある家であればそうした問題は解決できそうですね。

設備面では、宅配ボックスが注目を集めています。このように、住環境の充実、快適さが課題になっていると言えるでしょう。

 

 

これから10年できっと増える家~新型コロナで暮らし、住まいはどう変わる?

中庭のあるウッドデッキの外観:昼は太陽、夜は月や星空のもとで家族団らんの場として最適

また、2020年4月に実施されたリクルート住まいカンパニー「これから10年できっと増える家/テレワーク×住まいの意識・実態調査」では、「職住融合」の家をテーマに、テレワークの実施状況や課題について調査を実施しています。2020年4月と2019年11月の調査では、自宅でテレワーク(リモートワーク)をする際に不満・不便に感じることは、以下の回答が上位となりました。

 

Q:テレワークで困っている点(複数回答)

2020/42019/11
①    オンとオフの切り替えがしづらい35%23%
②    仕事専用スペースがない33%19%
③    仕事用のデスク・椅子がない27%17%

出典:リクルート住まいカンパニー「これから10年できっと増える家/テレワーク×住まいの意識・実態調査」2020年4月調査(前回2019年11月調査)

 

注目したいのは、仕事専用スペースがない以上に、「オンとオフの切り替えがしづらい」が1位だということです。

続いて、テレワークは、どの部屋で仕事をしているかを聞いたところ、リビングダイニングが70%(ダイニングテーブルと仕事用デスクの合計)となっています。

 

Q:テレワークの実地場所(複数回答)

2020/42019/11
①    リビングダイニング(ダイニングテーブル)55%39%
②    専用ルーム(書斎等)16%19%
③    リビングダイニング(仕事専用デスク・専用スペース)15%20%
④    寝室・ベッドルーム14%10%
⑤    その他の自宅の部屋14%10%

出典:リクルート住まいカンパニー「これから10年できっと増える家/テレワーク×住まいの意識・実態調査」2020年4月(前回2019年11月調査)

つまり、テレワークをする際の課題は、

仕事専用スペースがなく、家事や子育てをしながら
リビングダイニングで仕事をしている
オンとオフの切り替えが難しい

という状況であることがわかります。

さらに、書斎などの仕事専用スペースがない場合に困るのが、テレワーク(リモートワーク)に欠かせないオンライン会議の実施場所。中には、お風呂やトイレでオンライン会議を実施している方もいらっしゃいます。これからの住まいづくりには、オンライン会議が安心してできる環境は必須になってくるでしょう。

 

ポストコロナの家づくり、暮らしづくり~利便性、快適性、環境のバランスの最適化~

 

では、具体的に、アフターコロナの家づくりはどのような考え方で検討していけばよいのでしょうか?今回は、先ほどのアンケート結果をもとに検討してみましょう。

 

利便性と環境のバランスのよい土地探し
【郊外、緑地、公園】

アフターコロナの住まい探しは、郊外や地方での住まい探しが注目されています。特に、前述の調査によれば、今の家より広く、部屋数が多く、環境の良い場所が条件となっています。

家で過ごす時間が増える生活が当たり前になると、自宅に緑や庭、屋外スペースがあること、近隣に公園や緑地があることが、住宅の価値としてより重視されるようになります。利便性、快適性、周辺環境をどのようなバランスで最適化するかがより重要になったと言えるでしょう。

アフターコロナの家づくりは、どこで、どんな暮らしをしたいのか?という私たちのライフスタイルやワークスタイルを見直すきっかけになりました。

東京一極集中の是正という大きな流れの中で、都心、郊外、地方での暮らし、あるいはテレワーク(リモートワーク)の普及によるデュアルライフ(二拠点生活)、既存住宅の老朽化による建て替え・リノベーションによる田舎暮らしなどの多様なライフスタイルの選択が可能になってきました。

これからの家づくりは、既製品のような一戸建て住宅を「買う」のではなく、自分たちが暮らしたい場所で、理想の暮らしが実現できる住宅を「建てる」あるいは「創る」という選択がしやすくなったとも言えるでしょう。

 

屋外とつながりのある暮らし
【中庭、屋上、バルコニー、ウッドデッキ】

家にいる時間が長くなることで、居住空間の快適性はもとより、家にいながら外に出ることができる、中庭、バルコニー、屋上といったフリースペースが、これからの家づくりには重要となってきました。住まいは、家族の安全・安心を守るカタチです。室内の居住性や機能性はもちろんのこと、外とゆるやかにつながるゆとりある暮らしが、家族の心と身体を守る、安全・安心な家づくりにもつながります。

 

プライバシーを確保しやすい戸建てや間取り
【書斎や個室】

個室や専用ワークスペースのある間取りを希望される方が増えています。

テレワーク(リモートワーク)がしやすい家づくりに欠かせない書斎などの個室。書斎ではオンライン会議、子供部屋でのオンライン学習、リビングやキッチンでのオンラインのコミュニティへの参加などもしやすい空間づくりも必須となるでしょう。

これまでの客間として活用されてきたプラス1の個室も、ライフスタイルの変化によって、介護、避難、収納などの多目的ルームとなる拡張性のある間取りが必要となるでしょう。

 

間取りの変更、調整のしやすさ

ライフスタイルや環境の変化によって、何らかの形で間取りを変更したい、というケースも出てくるでしょう。そんなときに、場合によっては壁の位置を変更できるような可変性の高いリフォームしやすい仕様にしておくといった工夫も検討しておくとよいかもしれません。

 

新しい生活様式、ニューノーマルに対応した暮らしやすい家の間取り

では、これまで検討してきたような考え方で家づくりをする際に、実際のどのような間取りの変化が起きてくるのでしょうか?

 

ただいま動線~アウトドア派にも!浴室直行の間取り

新しい生活様式では、身体的な距離の確保、マスクの着用、手洗いが感染防止の基本として提唱されています。外出からの帰宅後には、①まず手や顔を洗う、②すぐに着替える、③シャワーを浴びる、という汚れや感染源を掃い落すことが大切です。

例えば、手洗い・うがいができる洗面台を玄関近くに設置するという方法も一案です。手洗い・うがいが自然と身につき、リビングやキッチンにウイルスなどを持ち込まなくてすみます。ペットの散歩から帰ってきた際にすぐに手洗いをすることもできます。

玄関付近に水回りが設置できなければ、玄関からリビングを通らずに洗面所やバスルームに直行できる間取りにするとよいでしょう。アウトドア派の方も、海や山から帰ってきた後、スポーツで汗をかいた後、畑やガーデニングで泥まみにれなった後にも、汗や汚れを洗い流すためのスムーズな動線になります。

 

玄関周りのファミリークローゼット、シューズクローク

玄関と土間繋がりのシューズクローゼットの間取りの事例:シンプルで独立性の高い収納スペースを広めに確保しました玄関と洗面所の動線の間に、外出時の衣類や身の回り品を収納できるシューズクローク、ファミリークローゼットなどがあると便利でしょう。帽子、コート、傘、靴などが収納できる玄関から土間繋がりのシューズクロークがあれば、ベビーカーやキャリーバッグなどの収納にも便利です。

 

玄関~キッチン間のパントリー

感染症の拡大や災害時には、食料や日用品をストックしておくことができる広めの収納が重宝します。水のボトルが入った重い箱や、トイレットペーパーのようなかさばる日用品の買い物をした後の搬入作業と収納スペースの確保は、日々の暮らしの中でストレスになります。玄関と水回りの間にパントリーがあると搬入搬出がししやすくなります。

 

宅配ボックス、置き配

玄関まわりに置き配にも対応した宅配ボックスや一時置きができる収納スペースも検討される方も増えています。鍵がかかるボックスであれば安心です。

 

広めのリビング、吹き抜け、中庭、ウッドデッキへとつながる空間

リビングつながりのウッドデッキの外観

感染症への備えに限らず、災害時などの際に外出を控える機会があることを考慮しておく必要があります。広めのリビングなら、子供も遊びやすく、年配の方でもテレビやPCの画面を見ながら体操をするなど身体も動かしやすくなります。吹き抜けのあるリビング、中庭、テラス、ウッドデッキなどとつながるリビングなら、より開放的な空間づくりができます。

 

心地よい場所が多くある家~第三の空間

サードプレイスと言われる、自宅と職場以外の場所が注目されています。しかし、家の外にサードプレイスを求める前に、在宅ワークや外出を控える暮らしが続く場合もあることを考えると、家の一角に気分転換がしやすいスペースがあるとよいですね。

テレワーク(リモートワーク)時のオンとオフの切り替えのしやすさ、気分を変えて仕事がしやすい場所は、脳と身体を自動的にリフレッシュしてくれます。生活スペースと少し離れた位置に書斎を確保したり、中庭のテラスやウッドデッキをオープンカフェの様に使えるように工夫すると、より意識や身体のスイッチを切り替えやすくなるでしょう。

 

まとめ

今、家づくりの考え方が大きく変わろうとしています。アフターコロナの家づくりは、どこで、どんな暮らしをするのか?という、私たちのライフスタイルとワークスタイルの価値観が問われてきます。最適なバランスは1人ひとり異なります。家族の数だけ最適な家のカタチがあります。理想のライフスタイルを実現するために、私たち日建ホームは、お客様の理想の住まいや暮らし方を一緒に考え、それを実現するためのお手伝いをしています。あなたが考える理想の家づくり希望をお聞かせください。最適な形を一緒に考えていきましょう。

 

千葉県で注文住宅を建てるなら日建ホームにご相談ください

おそらく一生に一度か二度になるであろう大切な家づくり。人生の一大事業ですので、たくさんの“希望”をお話し下さい。私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」お客様の家づくりに真摯に取り組みます。

お約束①自分の家を建てるように心を込めて丁寧につくります。
私たち日建ホームは、千葉県我孫子市を拠点とする地域密着の工務店です。世界で唯一無二のオーダーメイドの家。暮らしの夢や希望を丁寧にヒアリングし、プロの建築技術集団として注文住宅にしかできない住み心地を実現します。
お約束②現場をきれいにします。
家は、ひとつひとつの工程を丁寧に積み重ねて出来上がっていく究極の手仕事。現場をきれいにすることでムリ・ムダ・ムラを排除しスムースに安全に家づくりができます。近隣に配慮し何よりもお施主様に喜んでいただける現場を目指します。
お約束③一生涯のパートナーとしてずっと家をお守りします。
「家」は住み始めることで「住まい」となり、住み始めてからも理想の暮らしの追求は続きます。住み続けることで変化する事柄に、ハウスドクターとして一生涯、何でも相談していただけるよう、いつも、そしてずっと傍らに居続けます。
お約束④「健康快適設計基準」で健康配慮の家をつくります。
「家」と「健康」には密接な関係があります。毎日を過ごす家のデザインや性能が身体的・精神的に大きく影響します。温熱性能(高気密・高断熱・24時間換気)、自然素材、健康配慮の家をつくります。
お約束⑤5つの保証制度で責任をもって保証します。
建設工事総合保証、無料定期点検10年間 、瑕疵担保責任10年間、地盤保証システム20年間、ぽけっと団信 住宅代金保証制度(オプション)で責任をもってお施主様の家をお守りします。

 

展示場・モデルハウスで家づくりを体感


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日建ホーム編集部

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私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」という気持ちで親身になって寄り添いながらお客様の家づくりに真摯に取り組んでまいります。
一級建築士・一級施工管理技士・耐震診断士・宅建士・福祉住環境コーディネーターのいる建築プロ集団です。

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