ウィズコロナは住み替え、建て替え、リノベーション?
ウィズコロナ時代の新たな暮らしを考えたとき、今の住まいから住み替え、建て替え、リフォーム、リノベーションのどれを選ぼうか悩まれている方も多いでしょう。さらには郊外での新築、地方移住の流れもあり、思い切って土地探しからはじめようかな、と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、住み替え、建て替え、リフォーム、リノベーションのメリット・デメリットを比較してみたいと思います。今後の家づくりの参考になれば幸いです。
住み替え、建て替え、リノベーション?
人生100年時代。今後の暮らし、ウィズコロナ、アフターコロナの快適な住まいを考えたとき、住まいの課題を解決するには、次の3つの考え方があります。
【既存住宅の有効活用】リフォーム/リノベーションする
まずは、今、持ち家にお住いの方が、ウィズコロナ時代にあわせて快適に暮らせるようにリフォーム・リノベーションをする方法です。また、中古住宅を購入してリノベーションをする方法も含まれます。
今後のプランを考える際には、まず耐震性に問題がないか、耐震診断などを受けて今後のプランを検討するとよいでしょう。
建物の耐震性に問題がない場合は、
▶家が全体的に古くなって丸ごと綺麗にしたい
▶中古住宅/マンションを購入して、自分好みの部屋に変えたい
▶新しい家族の門出に家が広く感じてしまう
▶在宅の仕事や勉強が増えテレワーク環境を整えたい、つくりたい
▶二世帯住宅になるから間取りを変えたり、水回りを増やしたい
▶自然素材をつかった身体にやさしい家にしたい
といった様々なプランが想定されますので、リノベーションのバリエーションは多様で費用もそれぞれ幅があります。
耐震診断で何らかの補強すべきポイントがあれば、補強工事をする必要があります。補強は家の足元から進めるのが基本です。基礎、壁、土台・柱下、接合部など、それぞれの弱い部分を診断して、効果の上がる補強、評点が上がる補強になるように、優先順位をつけて補強工事を行うのが一般的です。
<関連ページ>
耐震診断・耐震補強工事について
【土地の有効活用】今の住まいを建て替える
リフォーム程度で課題が解決できれば費用もそれほどかかりませんが、間取りを大きく変えたり、構造を変える、耐震補強をする際にまとめてリノベーションをしようと考えると相応に費用がかかります。耐震診断などの結果を踏まえて、どの程度の補強をすべきか、その予算との兼ね合いで思い切って建て替えることで不安を解消することも選択肢の1つです。
【ライフスタイルの転換】新天地で住まいを新築する
現在の住まいを建て替えるとなると、解体工事、新築工事、ご入居まで、およそ半年以上の工期をみておく必要があります。この間、近隣に仮住まいを賃貸すると家賃や引っ越し費用などもかかります。コロナを機に郊外に一戸建てを新築したり、地方に移住するために土地探しからはじめて住まいを新築するという選択肢も現実的です。まさにウィズコロナの時代は住まいのみならず、ライフスタイルも大きく変わることになるでしょう。
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コロナを機に変えたいこと、変えたくないこと
先ほどの3つの選択肢のいずれも可能性があるということになると、家族にとってどれが最善の方法なのか、悩みどころです。
コロナを機に変えたいこと、変えたくないことを考えるために、まず今の住まいについて家族が感じている不満や不安を一度洗い出してみるとよいでしょう。
現状の不安点から考えて、建物が古くて地震に耐えられるか心配。数十年前の新築時の断熱材なので夏暑くて冬寒い住まいを改善したい、など様々な問題意識が出てくるでしょう。
次に、「だったらいいな!」という理想の暮らしを家族で洗い出してみましょう。緑に囲まれた一軒家に住んで、木漏れ日の下で昼寝ができるような暮らしがしたい、子供が夏休みにカブトムシ採りや野菜の収穫を楽しめる農家的暮らしがしたい、部屋数は多めにして趣味に没頭できる書斎や趣味の部屋をつくりたい、などなど、様々な要望があるはずです。家づくりのプランニングには現状を改善する問題解決法だけでなく、理想の暮らしを具体的にイメージすることが大切です。
さらに、変えたくないものを考えてみましょう。通勤・通学の利便性を考えると、それがいつまでの期間なのか、あるいはテレワークで在宅勤務が増えるなら、移動時間はどれくらいまでが許容範囲になるのか、それが制約条件なのか、変わることがあるかどうかも含め、検討しておくとよいでしょう。
そして、これらを手当てする資金計画を具体化していきます。自己資金、住宅ローンなど、 今後のライフプランも想定しながら、将来的なリフォーム、教育費なども踏まえて検討することになります。
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住み替え、建て替え、リフォーム・リノベーションのメリットとデメリット比較
では、具体的にそれぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
住み替えのメリットとデメリット
メリット1:住む場所を選べ、戸建て・マンションなど建物の選択肢も多い。
メリット2:生活環境を変えたり、これまでの住まいの課題を新築で解決できる
メリット3:住宅ローンが利用しやすく、住宅ローン控除も対象になる。
デメリット1:仲介手数料、税金、登記費用などの諸費用がかかる。
デメリット2:住宅ローンの残債がある場合、一括返済する必要がある。
つまり、住み替えを選ぶ場合は、
・都心から郊外、郊外から都心など別の地域に住みたい方
・マンション→戸建てに住み替えたい方
・住宅ローンの残債を新居の購入資金に充当できる方
などが対象になるでしょう。
建て替えをするメリットとデメリット
メリット1:既存の土地が有効活用できる
メリット2:家の構造、外観、間取り、内装、設備などを一新できる。
メリット3:住宅ローンが使えるため金利が低い、住宅ローン控除なども利用できる
デメリット1:新築同様の費用がかかる、建物の解体費用が必要。
デメリット2:仮住まいの家賃と引っ越し代がかかる。
デメリット3:工期がリフォームよりかかる。
デメリット4:登記費用、税金などの諸費用がかかる。
デメリット5:建築条件によってセットバックが必要になることもある。
つまり、建て替えをするのが適しているケースは、
・その土地に住み続けたいと考えていて、
・リフォームやリノベーションだけでは解決できない課題があり、
・資金的に建て替え費用や住宅ローンが組める方
ということになります。
リフォーム・リノベーションのメリット・デメリット
メリット1:愛着のある住まいにそのまま住み続けられる。
メリット2:建て替え・新築より費用が抑えやすく工期が短い。
メリット3:補助金が適用になる場合がある。
メリット4:建て替えが困難な条件の場合はリノベーションなどで対応できる。
デメリット1:耐震、断熱など構造を含むリノベーションは相応の予算が必要。
デメリット2:構造的な制約がある場合は希望の間取りにできない場合もある。
デメリット3:新築ではないのですべての既存住宅の課題を解決できない場合もある。
つまり、
・現在の住まいに愛着があり、
・耐震性などの不安がなく、できれば住み続けたい
・工事費も抑えたい
という場合は、リフォーム&リノベーションが有効かもしれません。
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耐震診断・耐震補強工事について
家族構成の変化、ライフステージの変化などにより、住まいの間取りや使い勝手が合わなくなったら、リフォーム&リノベーションで解決しできることがあります。
壁を間引いて広いリビングルームに。お子さんが独立して空いた部屋を書斎や趣味室に変更。ご両親と一緒に暮らすために二世帯住宅への改装。また、中古住宅やマンションを購入して、注文住宅と同じように間取りや素材を変えることで、自分たちらしい暮らしも可能です。
今後のご家族のライフスタイルに合ったリフォーム&リノベーションなら、ウィズコロナ時代の最適な住空間を実現できるかもしれません。
リフォーム・リノベーションや住み替えの費用相場
では、それぞれの費用もチェックしておきましょう。
いずれも施工会社、建材、設備等によって予算は変わりますのであくまでも目安としてご参考まで。
リフォーム・リノベーション費用の目安
キッチン : 50~150万円、浴室: 50~150万円、トイレ: 10~30万円
リビング : 50~100万円、寝室: 20~60万円
外壁 :50~100万円、屋根 :50〜100万円
リノベーション:400~1, 000万円
建て替え費用の目安
30坪~35坪:2,000~3,000万円(東京近郊)
解体工事(木造住宅):100~ 200万円程度
リフォーム、リノベーション、建て替えなど、それぞれの具体的な予算を明確にするためにも、プランニングの前に耐震診断や補強工事の必要性を事前に確認しておく必要があります。
<関連ページ>
耐震診断・耐震補強工事について
まとめ
ウィズコロナ時代は、住まいのリフォーム・リノベーション、建て替え、住み替えを検討する方も多いでしょう。それぞれメリットやデメリットがあり、しかも、ご家庭の事情もありますので、一概にどの方法がいいかは、判断が難しいところです。水回り設備などの小規模なリフォーム、リフォーム、建て替え・新築の注文住宅の建築、さらには住み替えなど、どこに相談すればいいかわからないという方もいらっしゃるかもしれません。まずは耐震診断をして、どの程度の補強が必要なのか、住宅の寿命はどの程度なのかなど、信頼できる工務店などの専門家に相談することをおすすめします。
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