はるか縄文時代から

今年も事務所にツバメがやってきた。
このツバメは去年と同じ鳥だろうか?又は巣立った子供なのか?動きも早く小さな鳥なのでなかなか見分けがつかないのだが、
いつもそんなことを考えてしまう。

今年は去年と比べて天井高さを高くしたのが気に入らないのか巣作りのそぶりを見せないので、思い切って低くしてやるとせっせと巣作りを始めだす。

【今年の巣作りの様子】
 
子育ての巣は人でいう部屋のこと。外敵から子を守り巣立ちまでを安全で快適
な所にしたいという思いはどんな親も考えることなのだろう。

 

そもそも鳥類の特徴は夫婦で巣作りから抱卵、餌運び、巣立った後の餌取り方法
までを一貫して協力して行うこと。
われわれも考えるところ(?)が有るのでは?

それに巣作りを見ていると泥と枯れ草を混ぜ合わせ、崩れない様に工夫している。
はるか縄文時代から日本に渡ってきた鳥の巣作りを参考にして縄文人が縄文土器を作り、左官職人が建物の塗り壁にわらを入れて強度とひび割れ防止を考えたならばと思いを馳せると今まで以上にツバメに愛着が湧いてくる。

 昔の文章には『住まい』を『巣まい』と書いていることが有るという。
安全な場所で快適な〝巣まい〟をこれからも提供してあげよう。
住宅会社として<笑>

 

【去年の子育ての様子】