木造の柱は取り替え自由!!

国宝であり世界遺産でもある姫路城(別名:白鷺城)は
現在も木造のままで実在する名城ですが、昭和の大改修では

 

東西の大柱のうち長さ約24メートル(二本継ぎ)の西柱を
新しい柱に取り替えています。 

【取り替えられた旧西大柱】

日本の国宝5城(姫路城、松本城、彦根城、犬山城、松江城)共に
江戸時代初期に築城された木造建築ですが、何らかの修理を繰り返しながら
現代まで受け継がれている事は実に素晴らしいことと感じています。

時に、話は小さく(?)なりますが、先日古民家見学の折に
角の柱が上下に継がれていることを発見しました。

 

 
 

『金輪継ぎ(かなわつぎ)』と呼ばれる継ぎ手の一つですが金物を使用せずに
大工さんの技術と木材だけの”いい仕事”がしてありました。
もったいない精神で長く住み継ぐ事の考え方を垣間見たひと時でした。