すじのとおったふーき
童謡の「おべんとうばこの歌」に出てくる「すじのとおったふーき」、我が家の庭には宅地を求めた時から自生の山蕗(フキ)が蔓延っていて、早春にはフキノトウ、今の時期には大きな葉っぱを我が物顔に茂らせています。蕗の葉っぱは、大事な春の草花に日が当たらないのでいつも邪魔物扱いです。
独特の香りと苦味のある蕗ですが、調べてみると蕗はキク科属の多年草で、えぐみや苦味には毒性のあるアルカロイドを含んでおり、昔から痰を切り咳を止める生薬としても利用されてきたようです。
蕗はあく抜きをすることで春の味覚として広く食されていますが、食物繊維やミネラルを多く含む他に、高血圧や大腸がんなどの生活習慣病の予防にも効果があるそうです。
ということで、我が家でも切り取った葉柄(葉の茎)は毎年「蕗の煮物」にして美味しく頂いています。苦味の残った独特の風味はお酒の友にピッタリです。
写真は、自生する蕗(先日降った雹で葉は傷んでいます)、あく抜きした蕗の葉柄、調理後の蕗の煮物です。2回目の収穫ですが、今回は蕗、塩昆布と一緒にマイタケも入れてみました。お薦めのレシピです。来年は「ふきのとうの天ぷら」にも挑戦してみたいと思っています。
ちなみに、収穫から皮剥ぎ、調理までのすべての作業は毎回私が担当しています。
By Hira