家は水に浮く?
突然ですが、家は水に浮くと思いますか?
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台風、地震の2次的影響な水害の被害も多くなっている昨今、水害にも強い家というのも求められつつあります。
昨年の日経新聞の記事ですが、一条工務店と防災科学研究所で「水に浮かぶ家」の実験状況を伝えています。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64937920T11C20A0XQ1000/
(日経新聞のリンクへ)
答えは出てしまいましたが、条件次第では「家は水に浮く」ことはあります。
なぜ浮くか簡略化した式で考えてみます。
まず、(木造2階建て35坪の家を想定した場合)家の重量を大体坪あたり2トンとします。そうすると、家全体の重量は、
2トン×35坪 = 70トン
水に浮くのは、浮力がかかるからですが、浮力は水を押しのけている重量と同じ大きさで上向きの浮力がかかります。
ここで、1階の床(基礎)の面積を7×10mとします。そうすると1階の床面積は70㎡です。
水の重さは1㎥あたり1トンなので、家の周りに1m以上の高さまで水が上がったとすると、浮力は家の重量を超えることになり、家が浮くことになります。
※これは1mまで家の中に水が入らないことが条件ですが、、、
実際に家が浮いて200mも動いてしまったというケースはあります。
水の水力で壊れてしまう前に、浮いて回避する。
家づくりの技術も日々進化していきますね。
TAKANAKA