本やYoutubeでのオススメ情報収集(省エネ)
家づくりの情報もインターネットでたくさん見ることが可能になっており、今ではほとんどのお客様もかなりの情報をもってお越しいただけます。
特に構造や省エネのご要望は、必ずと言ってよいほどお伺いたします。
今回はその中で、省エネに関するおすすめサイトや本をご紹介させて頂きます。
【本・YOUTUBE】「ホントは安いエコハウス」 著書 松尾和也氏(松尾設計室)
YOUTUBEでも、50本以上の動画があり、住宅の購入を考えている人のみならず、住宅会社に係る人も見ておいて損はありません。
この本に書いてあることを実践すればとても省エネ住宅になるはずです。
【YOUTUBE】「高性能な家づくりチャンネル」 RDESIGN 今泉太爾氏
とても参考になる動画が多いです。特に太陽光発電、エコキュートの動画は、エコ住宅を検討されている方は見ておいた方が良いです。
【本】「エアコン1台で心地よい家を作る方法」 監修 岡田八十彦氏
弊社で建てた家も載っているので、しっかり宣伝も兼ねさせて頂いておりますが、、省エネの観点から、何に注意するべきか等分かりやすく書かれています。
これらの本や動画を見てお客様自身ですぐ実践できるものもあれば、パッシブ設計などは設計事務所や工務店に委ねられます。
例えば同じUA値でも、窓の配置や大きさ、方角に合わせて日射取得率を変えると、自然室温(エアコンを消している状態の温度)が4度ぐらい変わったりします。
パッシブ設計をし断熱性を上げれば、エアコンの台数を絞っても、APF(エアコンの効率)を上げる設計をして運転すれば、エアコンに掛かる初期投資(また買替えのコスト)を抑え、かつ年間の光熱費も(場合によっては)安くなり、各部屋の温度差も少なくなる一石三鳥みたいなことも可能です。
でも、長く快適に安心して住みたいなら、特に大事だと考えているのは目に見えない耐久性の部分です。断熱材との組み合わせによる内部結露の発生具合を把握しているか(外気温と室温が何度差まで許容でき何度で露点温度以下になるか、また結露の発生頻度の可能性をどれだけ把握しているか)、壁内・天井内に侵入した湿気を外部へ逃がせる工法になっているか、基礎は許容応力度計算をされているか、人通口の位置はモーメントの大きな場所に来ていないか、また、そうする場合は適切な補強がなされているか等、、これらは各会社で違いますし、お客様には分かりにくい部分なので、気にされない方が多いと思います。
こういったことは計算やシミュレーションソフトで検証可能になってきております。
エコ住宅というのは初期コストはかかりますが、「建てた後の維持管理費も含めてトータルコストが安くなる家」だと個人的には思います。
工務店側としてはより良い提案が出来るよう、日夜よい家づくりに勤しまなければならないなと考えている所存です。
TAKANAKA