電気代が上がっています。

今年に入ってから、少しずつ電気代が上がっていましたが、ここにきて一気に電気代が高騰してきました。

再エネ賦課金も、昨年の3.36円/kWhから、3.45円/kWhに上昇しましたが、それよりも燃料調整費の高騰がすさまじいです。
東京電力が公開している関東エリアの燃料調整費を見てみると、昨年の今頃(2021年12月)は、-1.09円/kWhでしたので、電気代として特に気にすることもなかったのですが、2022年12月では11.92円/kWhとなります。
現在(11月)では9.72円ですので、来月に2.2円/kWhも上がります。
一般家庭を想定して、電気使用量を450kWh/月と仮定したら、11月~12月のたった1か月で約900円の出費が増えることになります。
昨年の12月と比較すると、約12円/kWhあがるので5400円の値上がりです。

そう考えると、太陽光発電を設置を検討頂いて、出来るだけ電気を買わずに済む家づくりが望ましいかと考えます。
もちろん家の断熱性を高めて、使用するエネルギーを抑えていくことが先決になります。

住宅内でのエネルギー使用量が大きいのは、暖房と給湯エネルギーです。

給湯に関しては、今年の2月から「おひさまエコキュート」という昼間焚上げの機種が各メーカーから発売されております。
昼間に太陽光で発電したエネルギーを給湯に使うことを想定しているので、初期の導入費用はやや上がりますが、現状を踏まえてランニングコストまで考えますと、通常のエコキュートよりも費用は抑えられます。

暖房に関しては、家の断熱性を高めることと、冬場、窓からの太陽光の日射取得量を増やすことが大きく影響します。
このうち太陽光を取り入れることは、お金をかけることなく暖房費を節約することができますので、窓の配置計画などを意識していただくと良いかと思います。

TAKANAKA