隠れた名所発見

先週の春うららな一日、家に居るのはもったいないと、夫婦でお昼を食べに我孫子から湖北のファミレスまでサイクリングに出かけました。

車の通りを避けて安全な裏道を行く途中の岡発戸に、車道からは見えない「滝不動」があったので、どのようなところなのか立ち寄ってみることにしました。

「滝不動」の名前から滝を期待したのですが、湧き水が上段の竜の口から流れ落ちる由緒ある水場で、側には龍の石像と芭蕉の句碑が立っていました。石段を上った先にはこじんまりした社があり、軒先が伸びた立派な構えの建物と正面の竜(?)の彫り物に歴史を感じて強い興味を覚えました。

人気のない境内は早春の沈丁花の香りが漂っていて、中央の桜の老木は開花のタイミングを待っているかの様子、周辺は鬱蒼とした竹林に囲まれていて、思わず隠れた名所を発見した心境でした。

お昼の寿司ランチを食べた帰りは、名門の「我孫子ゴルフ倶楽部」の隣に広がる谷津(台地や丘陵地に出来た細長い浸食谷で谷戸とも言うようです)の散策道を、湿地帯の自然に触れながらのんびりと帰りました。

片道1時間弱のちょっとしたサイクリングでしたが、適度な運動になりとても健康的な一日になりました。

By Hira

湧水が落ちる水場

滝不動(正面)

 

向拝上部の彫刻

 

竹林と梅