熱海の神社のお話し
朝夕の寒さが身に応える今月の始めに熱海の一泊旅行に行ってきました。
初日は観光ガイド等でお薦めの「MOA美術館」、翌日は「伊豆山神社(いずさんじんじゃ)」と「来宮神社(きのみやじんじゃ)」をお参りしました。二社は共に特徴のある神社でしたので参拝体験を以下に紹介します。
「伊豆山神社」は宿泊したホテルから国道伝いに30分ほど歩くのですが、途中熱海の土砂災害があった谷の下流の橋を渡って参道入口に着きました。「伊豆山神社」は伊豆山の山腹に位置し、本殿までは長い階段を登ります。途中何か所か参道入口があるのですが、麓の伊豆山浜からは837段、国道口からは617段、バス停のある鳥居前の公道から登っても189段あり、今回は国道口からの617段に挑戦しましたが、それぞれの体力に応じた参拝が出来ます。登り始めた階段の左右には多数の民家が点在し、早朝の清々しい空気の中、所々で階段に付いた落ち葉を清掃する方々にご挨拶しました。
階段の途中で出会うことはなかった参拝者は、鳥居に着いてもてまばらで境内は神聖で静かな雰囲気でした。伊豆山神社は源頼朝と北条政子にゆかりある歴史と趣きを感じる神社で、階段を登り切った達成感もあって感無量でした。
次に訪れた「来宮神社」は、樹齢二千年超の大楠の巨樹をご神木として祀る、パワースポットとしても人気の神社です。境内の大楠は国指定天然記念物に選定されており、神社とその周辺には多数の若者や国外の観光客、参拝客で賑わっていました。
「不老長寿」「無病息災」の象徴とされる大楠ですが、本州一位の巨樹の幹周りは約24メートルあり、「一周すると寿命が1年延命する」というご利益があるということで夫婦で一緒に一周しました。そのゴツゴツして老いた幹は、触った手の平から力強い生命力を感じることが出来て感銘しました。
なお、参拝後はいつもの通りに御朱印を授けて貰い、それぞれ御朱印帳に納めました。 以 上
By Hira
MOA美術館からの熱海の海と大島の眺望
参道の階段
参道途中の鳥居
伊豆山神社
参道の案内板
来宮神社
ご神木の大楠
約24mの幹回り
二社の御朱印