子供にとって大切な<住む>環境
凶悪な事件が起こるたびに、「この犯人の育った環境はどんなだったのだろう?」
・・・と思ったりします。
家づくりに携わるものとして<家>そのもののつくりはどんな感じだったのか?
と考えさせられたりもするのです。
我孫子市にあるめばえ幼稚園の井上圭司先生著の「子どもは育つ」という本の中に
「心地よさ・快適さ・気楽さ・親密さ・同一化・深い相互関係と暖かい相互応答的な
家族の条件が満たされていることが大切です。そして子どもの生活要求に対応する
適当な広さや時に狭さをもち、慈しみの感覚、さりげない整頓、ささいな配慮、
よそよそしくない感じの日常性と、そこに住むみんなで生活を作り上げようとする
共通の意志と心を共有する感覚が大切なのです。」とあります。
居住空間に暖かい人間味を与える・・・・<家>にかかわる人間形成のヒントが
この文章にはあふれている気がします。