庭木の天敵コガネムシ

 猛暑日が続いた8月も終わり、この数日ようやく朝晩が凌ぎ易くなってきました。

 暑さと乾燥に耐えた我が家の庭には、今年も金緑色に輝くコガネムシが大量に発生し、生き生きと茂っていたブドウやクリ、ヒメシャラなどの庭木は、その枝先の若葉がコガネムシの食害で穴だらけになってしまいました。

 昆虫コガネムシの食欲は旺盛で、監視を怠るとあっという間に若葉が殆ど残っていないほどです。見つけて捕殺してもどこからか次々に飛んで集まってくるので、完全に駆除するのが難しく本当に厄介な昆虫です。

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 ところでこのコガネムシですが、振動などで危険を察知すると地面に自然落下して死んだふりをするという面白い習性があり(落下後はこっそりと地中に潜って逃げるのですが)、これを知っていれば容易に捕殺できます。

 これに反して地中のコガネムシの幼虫は強敵で、植物の細かい根を食べ漁って育つため、中に卵を産み付けられた植木鉢は、植物の根が食害されて知らない間に成長が止まり、最後には枯死してしまいます。春が過ぎても成長が悪い植木鉢は、一度鉢を抜いて根の状態を要チェックです。我が家でもこれまでに鉢植えのブルーベリー数本がコガネムシの幼虫の食害にあって枯れてしまいました。

 コガネムシは庭木にとって地上の成虫、地中の幼虫共に恐るべき天敵ですね。

by Hira