「職住融合」はウィズコロナの新しい暮らし方|ポイントや間取りを紹介
皆さんは「職住融合」というキーワードを耳にしたことはありますか?新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに自宅でリモートワークする人が増え、改めて仕事と暮らしを融合させることの重要さが見直されています。そこで、今回は職住融合を実現できる住まいの形について紹介します。メリット・デメリットから抑えるべき間取りの工夫ポイントを解説しますので、ご自宅でお仕事をする機会が増えた方はぜひ参考にしてください。
・オンとオフの時間をうまく切り替えられないと、オーバーワークになる可能性も
・間取りを工夫すれば、家族全員のストレスを軽減できる
最新の住宅トレンド「職住融合」とは?
2020年からトレンドワードとして新聞などのメディアで取り上げられることが増えたキーワードが「職住融合」です。2019年と比べても急激にテレワーク人口が増えており、自宅でワークバランスを保つことが重要視され始めているのが一因となります。
「職=仕事」「住=日常生活」をできるだけストレスなく融合させることは、これから迎えるアフターコロナの世界では一般的になると考えられており、通勤する必要性がない人は地方移住や二拠点生活を決断した方も少なくありません。また、自宅をオフィス化するために、新築住宅に仕事専用のスペースを設けたり、リノベーションで書斎空間を作る方が急増しています。そういったことからも、「職住融合」するためには社会の潮流を見るだけではなく、マイホームを工夫する必要があるのです。
職住融合のメリット・デメリット
「職住融合」は社会の潮流ではあるものの、ご自身の生活に取り入れる前に知っておいて欲しいメリット・デメリットがあります。それらを事前に把握しておくことで、ストレスをある程度未然に回避することができます。では、まずメリットから紹介します。主な利点は下記の2点です。
- 通勤時間を短縮(無くす)ことができる
- 効率的に時間を配分でき、プライベート時間と両立しやすい(有効活用できる)
まず、テレワークを導入しているケースのほどんどが週や月単位で数回通勤するだけで済むことが多いため、毎日費やしていた通勤時間を短縮もしくは無くすことができます。そのため、その分の時間をプライベード時間に充てられるようになります。また、一日のタイムスケジュールをある程度自分で決められるため、家族との時間などと両立しやすいのも魅力です。ですから、週末しか楽しめなかった趣味を平日にも満喫できたり、通勤時間がかかり家族との時間を十分に取れなかった人も生活が一変するでしょう。
しかし、残念ながら自宅で仕事をすることに慣れていない人にとっては気をつけなくてはいけないデメリットもあります。それは、ワーク・ライフ・バランスが取りにくいという点です。ワーク・ライフ・バランスとは、「仕事と生活の調和」という意味で2007年に内閣府が掲げた考え方です。
誰もがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たす一方で、子育て・介護の時間や、家庭、地域、自己啓発等にかかる個人の時間を持てる健康で豊かな生活ができるよう、今こそ、社会全体で仕事と生活の双方の調和の実現を希求していかなければならない。
引用元:内閣府「仕事と生活の調和」推進サイト
仕事と生活の調和と経済成長は車の両輪であり、若者が経済的に自立し、性や年齢などに関わらず誰もが意欲と能力を発揮して労働市場に参加することは、我が国の活力と成長力を高め、ひいては、少子化の流れを変え、持続可能な社会の実現にも資することとなる。
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冒頭で時間を有効的に使えるメリットについてお話ししましたが、裏を返せば「全ての時間を仕事に費やすこともできてしまう」ということになります。自宅で仕事をすれば終電の時間も気にしなくていいですし、通勤時間に充てていた時間も働けてしまいます。ですから、意識的に仕事と日常生活を切り分けないと、通勤している時よりも業務時間が長くなる可能性もあるのです。
こういったことの起こらぬように、住まいの間取りを工夫してオンオフの切り替えができ、できるだけ本人も家族もストレスフリーの環境を整えることが需要です。
職住融合するための間取り工夫ポイント
では、自宅で職住融合を実現するためにはどのような工夫をすればよいでしょうか?ここでは、新築はもちろんリノベーションでも取り入れられる間取りづくりのポイントを紹介します。
ポイント①個人スペースの確保
まず第一に必要なのが、仕事に集中するための個人スペースを確保することです。特に、リモート会議をする機会が多い方は、周囲の音が気にならない個室にするのがベストです。個室を確保することが難しい場合は、DEN(寝室などよりも狭い小さなスペース)やWIC(ウォークインクローゼット)を活用しましょう。最近では押入れをワークスペースにリノベーションするケースも増えてきており、広々とした住宅でなくてもアイデア次第で個人スペースを作ることはできます。
ポイント②シェアワークスペースの確保
共働きのご家庭や、広い作業スペースが必要な職種の方には、仕事専用のスペースというよりもフレキシブルに活用できるシェアワークスペースがおすすめです。一部をパーテーションで囲えば複数人で使っていてもリモート会議に対応できますし、お子さんのいないご家庭ではリビングの一角を利用することもできます。ただし、仕事をする時間帯が異なる複数人で使うにはあまり適していないため、ご家族同士で事前に一日のモデルスケジュールをすり合わせておきましょう。
ポイント③オン・オフを切り替えられるリラックススペースの確保
先ほど職住融合のデメリットについてお話ししましたが、つい仕事に集中してしまうとプライベート時間とのバランスが乱れてオーバーワークになることも想定できます。そのため、オンとオフを切り替えられるリラックススペースは欠かせません。休憩時間などに短時間でもリラックスすることで、作業効率が上げることもできるためです。室内に寛げる空間を設ける以外にも、庭やテラスにアウトドアリビング的なスペースを作るのもおすすめです。
ポイント④見られても良いすっきりとした壁面の確保
実際リモートワークを始めてから多くの人が困るのが、リモート会議画面に生活感が出たり家族が後ろを往来してしまうという問題です。これでは会議に参加している人が集中できず、同僚や取引先に自宅やプライペートの生活を見られてしまいます。そういった問題を解決するためにも、少しの工夫をすることはポイントです。仕事スペースの一角に見られてもいいような壁面を設けたり、可動式のパーテーションやロールスクリーンを準備すれば、急なミーティングでも慌てません。また、バーチャル背景よりも違和感がなく、すっきりとした部屋は相手に好印象を与えることもできます。
ポイント⑤適度なデジタルデトックスができる工夫
通勤時間のないリモートワークは、気持ちの切り替えが難しくパソコンなどに向き合う時間が長くなりがちです。また、通常なら近くの同僚や上司とコミュニケーションを取りながら仕事をしていたのが、急に一人きりの作業になって孤独を感じる方も多いでしょう。そのため、近年「テレワークうつ」を発症する方が増えています。
〈テレワークがうつを引き起こす原因〉
引用元:社会医療法人・博友会|コロナ禍でなぜ「テレワークうつ」が急増?原因や特徴を解説
・「自宅=安らげる場所」から「自宅=仕事場」になってしまい、リラックスできなくなる
・人と関わらなくなったために孤独感が増した
・家に一人でいることが多くなり、ネガティブ
・人と関わらなくなったために孤独感が増した
・家に一人でいることが多くなり、ネガティブなことを考える時間が増えた
・スタッフとのコミュニケーションが減り、「自分は会社に必要ないのではないか」と考えるようになった
・家にいると仕事をしている実感がない
・漠然とした将来の不安を抱くようになった
テレワークうつになる原因を見ても、仕事に対して真面目な人ほどオーバーワークになりやすく、時間を決めて意識的にデジタルデトックスをする必要があります。ご自宅に自然素材を用いたナチュラルな色合いのインテリアや自然を感じられる空間を取り入れたり、テレビやインターネットが使えない部屋を敢えて設けることが有効的です。
まとめ|職住融合はこれからの新しい暮らし方
今回は、ウィズコロナ・アフターコロナの生活でキーワードとなる「職住融合」についてお話ししました。時間を有効的に活用できるというメリットがある反面、プライベート時間との境が曖昧になってしまうというデメリットもあります。しかし、間取りを少し工夫して意識的にオンとオフを切り替えれば、ストレスも軽減できてより豊かな暮らしを実現できます。私たち日建ホームでは建築士やコーディネーターなどの専門家がが様々な角度からあなたの素敵なマイホーム作りをお手伝いします。ぜひお気軽にご相談ください。
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