狭い庭でも便利に!ウッドデッキがおすすめ|活用方法や施工事例を紹介

ウッドデッキ

マイホームを建てる時に広い庭に憧れる方も多いでしょう。しかし、なかなか広い庭を設けるスペースを確保できない場合もあります。「でも、居心地のいい屋外空間が欲しい!」そんな方にはウッドデッキがおすすめです。そこで、狭いスペースでも有効活用できるウッドデッキについて、メリット・デメリットや、素材別の特徴について解説します。新築で作るべきか後からDIYなどで作るべきかもお話しますので、屋外スペースを有効活用したい方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

ウッドデッキは狭小住宅でも活きる!メリットを解説

ウッドデッキは広々として気持ちの良い場所というイメージが強いですが、狭いデッキでもメリットはあります。主なメリットは4つあります。

 

  1. リビングの延長として屋内外の空間を繋げられる
  2. 庭をバリアフリーにでき、出やすくなる
  3. 洗濯干し場としても使いやすい
  4. 雑草の処理が減らせる

 

まず、最も注目すべきメリットはリビングと庭を一体に使いやすくなるというメリットです。ウッドデッキに出られる大きな開口部を設けることで、視覚的にも機能的にも屋内外が緩やかに繋がり、家が広々とした印象になります。また屋外でBBQなどを楽しむ時にも室内と連続させると便利です。

そして、通常の庭だと構造上室内との段差をなくすことは困難ですが、ウッドデッキはそれを実現できます。デッキに出る際の段差を小さくできるため、将来的に足腰が不自由になっても外に出やすくなるのです。日当たりのいい場所にウッドデッキを設ければ、洗濯干し場としても活用でき、万が一洗濯物が落ちても汚れにくくなって便利!ウッドデッキ下に防草シートを敷いておけば、雑草の手入れをあまりしなくていいのも、一戸建てに住む際には嬉しいポイントです。このように、ウッドデッキには見た目以上にメリットがたくさんあります。

 

 

ウッドデッキにデメリットはある?検討する前に知っておきたい注意点

ウッドデッキの一番のデメリットは、家と同様にメンテナンスが必要だということです。最近では水に触れても腐食しにくいハードウッドや、腐食加工された木材を使うケースが増えましたが、これらの材料を使っても紫外線に長年当たっていると経年劣化し、変色してきてしまいます。変色するとどうしても見た目が悪くなるため、定期的に表面を保護する塗装をするなどのメンテナンスは欠かせません。

もう一つウッドデッキを作る前に抑えたい注意点は、建物との間の処理を間違えると雨水が建物に悪影響を与えてしまうという点です。いくら室内と繋げたいからといってウッドデッキの勾配や排水処理がきちんとなっていないと、雨水がデッキを伝って全て建物の方へ流れていってしまいます。このようなトラブルを避けるためにも、施工実績のある施工店に依頼するようにしましょう。

 

 

ウッドデッキの種類は?素材別の特徴は?

ウッドデッキに用いられる材料にはいくつか種類があり、それぞれ特徴があります。そこで、代表的なウッドデッキ材について、種類別に詳しく紹介します。

 

天然木(ソフトウッド系)

元々大半のウッドデッキやパーゴラ、フェンスにはソフトウッドが使われていました。レッドシダーなどが一般的で、安価で柔らかく加工がしやすく複雑なデザインも実現しやすいのが特徴です。腐食しやすいのが欠点でしたが、最近では出荷時に防腐剤を浸透させている材料が一般的なので、湿気の多い日本でもすぐには腐食しません。ただし、この防腐剤は永久的に効果があるわけではないので、2年程度経ったら定期的に表面を塗膜で保護しましょう。

 

天然木(ハードウッド系)

ハードウッドとは熱帯雨林などに生えている種類の木で、イペセランガンバツなどがウッドデッキによく使われます。節がほとんどなくとても硬いため、水分を吸い上げにくく腐らないというのが特徴です。無塗装の状態でも15〜20年は耐久性が保てるので、比較的メンテナンスが不要なのもメリット!ただし、ソフトウッドと比べると値段が高く、硬いので加工が難しいので扱いに慣れた業者でないと上手く施工できません。紫外線に当たると銀白色に変色しササクレ立ってくるので、意匠的・機能的に塗装でメンテナンスする方もいます。

 

再生木材・人工木材(樹脂系)

再生木材(人工木材)は、細かい木粉と溶かした樹脂を混ぜ合わせて形成した材料です。国内で販売されている商品のほとんどがリサイクル樹脂を100%使用した環境配慮型のものなので、エコ商品としても注目を浴びています。樹脂が含まれているため10年程度はメンテナンスフリーで、天然木材では表現しにくいカラーのものもあるのが特徴です。ただし、天然木材と比べると値段が高く、部分的にプラスチックやアルミ製の部材を用いなくてはいけないため、少し人工的な印象になってしまいます。また、経年劣化により色褪せしても使用できる塗料が限られるので注意しましょう。

 

それぞれの特徴をまとめると!

それぞれの材料に長所と短所があるため、どのような点を重視するかによって使うべき材料が変わってきます。それぞれの材料の特徴を一覧にまとめましたので、材料選びの際に参考にしてください。

 

天然木
(ソフトウッド)
天然木
(ハードウッド)
再生木材・人工木材
耐久性
メンテナンスしなければ寿命は2〜3年

寿命は15〜20年程度

寿命は10年程度
施工性
柔らかいので加工しやすくデザインの自由度高い

硬いので細かい加工はしづらい

工場生産された材料を使うためデザインが限定的に
メンテナンス
1〜2年ごとに表面を塗装しなくてはいけない

色褪せやササクレが気になる場合のみ塗装する

メンテナンスフリーだか、色褪せが気になる場合のみ塗装する
価格
〈材料・施工費概算〉
5〜7万円/坪

〈材料・施工費概算〉
5〜10万円/坪

〈材料・施工費概算〉
7〜15万円/坪

※上記一覧の内容は、あくまで一般的なデータです。使用する木材や商品によって多少変動しますのが、ご了承ください。

 

このように、材料によってその特性は異なるため、設置する場所や使い方、予算によって施工店のアドバイスを聞きながら、あなたに合う材料を選びましょう!

 

 

ウッドデッキは新築時に作るべき?DIYで後付けできる?

ウッドデッキ

ウッドデッキは条件さえ揃えば後から増設することも可能です。では、新築時に家と合わせて建築するのと、年月が経ってからDIYや業者に依頼して後付けするのとでは、どのような違いがあるのでしょうか?それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

 

新築時にウッドデッキを作るメリット・デメリット

新築と同時にウッドデッキも作る最大のメリットは、作業の効率性です。家の建設と合わせて行うことで、資材の置き場が確保しやすく、ウッドデッキ自体の工期は短くできます。狭い庭に作る場合は規格品の材料では収まらないので、さらに細かい加工が必要となります。そのため、ある程度の加工スペースは欠かせません。

ただし、家と合わせた全体の建築費用は高くなり全体の工期は長くなるため、予算に限りがある場合には住み始めてから資金を貯めてからウッドデッキを設けましょう。

 

ウッドデッキを後付けするメリット・デメリット

ウッドデッキを後付けする方法として、施工業者に依頼する方法とDIYで作る方法があります。まず、DIYで後付けするメリットは、材料費のみでウッドデッキができるとう点です。コストを抑えたい方やDIY好きの方は、加工のしやすいソフトウッドで挑戦してみましょう。ハードウッドや再生木材は加工するのに本格的な工具が必要となるため、あまりおすすめしません。

DIYの場合でも施工店に依頼する場合でも、注意しなくてはいけないのが作業スペースや資材置き場の確保です。家が経った後だとこれらの場所を確保できない場合もあり、事前にどこを使うかなどのシミュレーションをしなくてはなりません。狭い土地でのウッドデッキ後付けは経験や工夫が必要となるため、スペースに限りがある場合には、プロに任せましょう!

 

 

ウッドデッキの施工事例を紹介

私たち日建ホームでは、今まで様々なお宅でウッドデッキを製作してきました。そこで、その一例を紹介します。

 

BBQも楽しめるLDKに包み込まれたウッドデッキ

ウッドデッキ

キッチンダイニングスペースとリビングスペースの両方向からウッドデッキに直接出られる配置になっています。室内のフローリングと色味を揃えることで、室内側から見ても開放感があり、ウッドデッキの魅力を最大限に活かしています。

〈事例の詳細〉

カフェ風キッチンのあるナチュラルな家

 

開口部を全開して室内の延長として利用する

平屋のリビング

ウッドデッキと室内の位置関係も重要ですが、こちらのお宅のように開口部が全開できるようにするのもおすすめです。通常の掃き出し窓は引き違いタイプが多く、どちらかを開けてももう一方にサッシが残ってしまいます。しかし、両開きや引き分けタイプを選べば、完全に開け放つことができさらに開放感や一体感が増します。

〈事例の詳細〉

ビルトインガレージのある 自然あふれる平屋LIFE

 

 

まとめ

ウッドデッキは意匠的・機能的にもメリットがありますが、広い家限定のオプションと思われがちです。しかし、狭小敷地でも圧迫感を軽減するためにウッドデッキは有効的です。ウッドデッキのメリット・デメリットや、使う素材の特徴を理解して、あなたの生活スタイルに合うウッドデッキを作ってみましょう!

作ってから後悔することのないウッドデッキにするには、数々の施工実績や知識のある建築士や工務店に依頼してください!

私たち日建ホームが、素敵なウッドデッキのある理想の家づくりをお手伝いさせていただきます。

 

 

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日建ホーム編集部

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私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」という気持ちで親身になって寄り添いながらお客様の家づくりに真摯に取り組んでまいります。
一級建築士・一級施工管理技士・耐震診断士・宅建士・福祉住環境コーディネーターのいる建築プロ集団です。

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