「気密測定をやらなきゃよかった」はどうして?避ける対策、気密測定を実施するメリットも解説

「気密測定をやらなきゃよかった」
こうした感想を抱く方を、SNSやブログなどで散見します。
住宅の気密性を確認する気密測定を実施して後悔するのはどうしてなのか、本記事では解説します。
気密測定についての後悔を避けるための対策、そもそもどうして気密測定をするのか、メリットなどについても紹介しますので、住まいの断熱性に加えて気密性も気になる方は、ぜひ参考にしてください。
● 「気密測定をやらなきゃよかった」と後悔を避ける具体的な5つの対策をご紹介します。
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気密測定とは?実施するメリットも紹介
気密測定とは、窓や壁面など住宅の内外を仕切る箇所に存在する隙間の量を計測する試験を指していて、1㎡あたりにどの程度の隙間があるのか(c㎡ / ㎡)で示されます(単位はc値)。
気密測定を実施する主なメリットは、以下のとおりです。
- 住宅の隙間(c値)を数値で確認できる
- 冷暖房が効きやすくなり、光熱費の削減につながる
- 結露やカビの発生リスクを抑えられる
- 家の寿命が延びる(構造体の腐食、シロアリの食害を防ぐ)
- 換気システムが計画どおりに機能する
- 性能を数値で説明できるため、将来の売却にも有利
- 施工中に測定すれば、その場で補修対応ができる
〈関連コラム〉
【気密測定とは】自分でできる?費用は?c値の数値基準やタイミングなど疑問にも回答
「気密測定をやらなきゃよかった」はどうして?
このように複数のメリットがある気密測定ですが、「やらなきゃよかった」という感想があることも確かです。
どうして気密測定を実施して後悔を感じるのでしょうか。
費用が高かった

気密測定は専用の機器を利用した上で、専門的な技術を持った技術者が測定をしますので一定の費用を要します。
このため、気密測定の費用が高かった場合に後悔を感じることがあります。
「気密測定するなら、キッチンのアップグレードができたのに」
このように感じた場合、後悔につながってしまいます。
気密測定する理由が分からない
どうして気密測定をするのか、理由が分からない場合も後悔につながります。
記事のはじめに紹介したように、気密測定には複数のメリットがあります。
しかし、ハウスメーカー側からの説明が不十分であった場合や、説明を聞いたうえで実施する必要性を感じない場合、1つ目の後悔ポイントと同様に、「他の箇所に費用をかけた方がよかった」と感じることがあります。
気密測定結果が悪かった
気密測定をしたあと、測定結果が悪かった場合も後悔につながります。
本来、気密測定は住まいの気密性が高いことを確かめる方法です。
気密測定した結果、高い数値(隙間が多い)が出た場合は、住まいの性能が低いことを証明することになってしまいます。
特に、気密値が低いことが分かってから、手直し工事を実施しない場合は後悔につながりやすくなります。
測定結果がよかったのに寒い

気密測定をした結果ががよかった(隙間が少ない)場合でも、住宅の断熱性などによっては寒さを感じる場合もあります。
費用をかけて気密測定を実施し、気密性が高いことが実証されたにも関わらず、暮らしの中で寒さを感じれば後悔につながります。
こうしたケースにおいて、「気密測定をやらなきゃよかった」と感じる可能性があります。
〈関連コラム〉
新築なのに『寒い・暑い』5つの原因、7つの対策を解説│一年目は寒い?など疑問も回答
「気密測定をやらなきゃよかった」を避ける対策
では、「気密測定をやらなきゃよかった」という後悔を避けるには、どうすればよいのでしょうか。
以下の5つの方法を検討して、後悔を避けましょう。
- 気密測定を標準仕様にしている会社に依頼する
- 気密測定を実施する理由を確認する
- 基準となる気密値を確認する
- 完成後でなく施工中に気密測定する
- 断熱性をアピールする会社に依頼する
気密測定を標準仕様にしている会社に依頼する

1つ目は、気密測定を標準仕様にしている会社に依頼することです。
標準仕様にしている場合、気密測定を実施する会社に依頼する1戸あたりの費用を抑えられますので、比較的安価に気密測定を受けられます。
気密測定を実施する理由を確認する
2つ目は、気密測定を実施するのはどうしてなのか、理由を確認することです。
気密測定をすれば、記事のはじめで紹介した様々なメリットが生まれます。
特徴を把握した上で、気密測定にかかる費用を上回るメリットを感じられた場合は後悔を避けられます。
基準となる気密値を確認する

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3つ目は、基準となる気密値を確認することです。
気密測定結果の標準値や目標値などを正しく把握すれば、気密測定の結果目指すべき数値などが分かります。
測定結果を見て、目標とする数値に達しているのか、達していない場合にどのような対応を取るべきか具体的な動きにつなげることができます。
c値について現在、公的な基準はありませんが、おおむね1.0未満になる場合に、「高気密」と評価されます。
完成後でなく施工中に気密測定する

4つ目は、完成後ではなく施工中に気密測定することです。
気密性を担保するために必要な工程(断熱材や玄関ドア、窓などの施工後)が完了した時点で気密測定すれば、目標とする気密値に達していない場合に対策を立てることが可能となります。
断熱性をアピールする会社に依頼する
5つ目は、断熱性についてアピールする会社に依頼することです。
気密性が高い場合でも、十分な断熱性がなければ、壁面や窓から熱気、冷気が侵入する可能性があります。
断熱性と気密性はセットで高めることで快適な住環境を実現することができます。
気密性に加えて、断熱性にも配慮したハウスメーカーに依頼しましょう。
▶C値0.30 UA値0.42│日建ホームの高性能な住まいについて
こうした対策を検討することで、気密測定の結果「やらなきゃよかった」という事態を避けることができます。

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気密測定を嫌がるハウスメーカーもある?
ハウスメーカーによっては気密測定を嫌がるケースもあるようです。
ハウスメーカーが嫌がる理由についても把握しましょう。
気密性(工法)に自信がない場合
気密性に対する配慮は、ハウスメーカーによって異なります。
中には気密性を重視していないハウスメーカーもあり、気密測定をした結果、気密性が低いことが判明してしまうことから、嫌がるケースがあります。
気密性能以外のアピールポイントがある場合
気密性能以外にアピールしたいポイントがある場合もあります。
気密性を高めるためには、単純な形にして壁や天井などの曲がり箇所を減らし、また窓などの開口部を極力減らすことが簡単な方法です。
しかし、こうした住まいを目指すと、外観や内装デザインが画一的になってしまいます。
奇抜なデザインの家は気密性を確保しづらいことから、外観や内装のデザインに注力する会社も気密測定を嫌がることがあります。
なお、中には気密性を確保した上で、おしゃれなデザインの家を建てる会社もありますので探してみましょう。
〈関連コラム〉
『気密性の高い家のメリット・デメリット』解説│ハウスメーカー・工務店の選び方も紹介
まとめ│性能もデザインも優れた会社に依頼しよう

「気密測定をやらなきゃよかった」
こうした後悔を感じるのはどうしてなのか、また後悔を避けるにはどうすればよいのか解説しました。
住宅の内外間の隙間の量を示す気密値は、夏涼しく冬暖かい快適な住環境を目指す上で欠かせない指標です。
気密測定を実施して、快適な温熱環境の家を目指しましょう。
なお、住宅を建てる際の満足度を高めるためには、性能に加えて使い勝手やデザイン性への配慮も欠かせません。
気になるハウスメーカーがある場合は、施工事例の確認や、モデルハウス、完成見学会などへの参加も検討することをおすすめします。
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