海沿いの家で後悔しやすい理由と対策|塩害などのデメリットは“土地+設計”で回避できる

「海の見える家に住みたい」という夢を持ちながらも、「実際に住んで後悔しないか不安」と感じている方は多いのではないでしょうか。
塩害・湿気・強風・災害リスクなど、海沿いならではのデメリットは確かに存在します。
しかし、事前に正しい知識を持って土地選びと建物の仕様を決めれば、後悔は大幅に減らすことが可能です。
本記事では、千葉県を中心とした関東エリアで注文住宅を手がける工務店「日建ホーム」が、海沿いの家で起きやすい後悔の理由を整理しながら、塩害や湿気、災害リスクへの具体的な対策や土地選びのポイントについて解説します。
憧れのオーシャンビューの家づくりで後悔しないために、ぜひ参考にしてください。
●耐塩害仕様の設備や配置計画、換気・断熱を踏まえた設計を取り入れることで、設備の劣化や維持費の増加といった将来的な負担を抑えやすくなります。
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目次
海沿いの家で後悔が起きるのはこの7つ

海沿いの家は開放感のある暮らしが叶う一方で、内陸部とは異なる環境によって住み始めてからの不便さや出費を感じることがあります。
ここでは、海沿いの家で後悔につながりやすい代表的なポイントを整理します。
海沿いの家の後悔①塩害で金属・設備が早く傷む
海沿いに住む方から後悔の声として多く寄せられるのが、潮風による「塩害」で設備が傷んでしまうことです。
特に千葉県の沿岸部では、台風時に塩害が発生する可能性について防災計画でも言及されており、住宅設備の劣化リスクへの注意が必要とされています。
被害を受けやすいとされるのは、主に以下のようなものです。
- ・エアコンの室外機(フィンが腐食し、数年で効きが悪くなることがある)
- ・給湯器の外装や配管(サビて水漏れの原因になることも)
- ・門扉・フェンス・サッシなどの外部金物
- ・自転車や車(ボディやホイールにサビが広がりやすい)
内陸部であれば10〜15年は問題なく使えるエアコンが、海沿いでは塩害の影響により、3〜5年ほどで交換が必要になったという事例も報告されています。
塩害対応の設備を最初から選ばなかったことを後から悔やむ方が多いため、新築時や購入時の仕様選びが非常に重要です。
海沿いの家の後悔②湿気・結露でカビが出やすい
海に近い地域では湿度が高くなりやすく、室内に湿気がこもることで結露やカビの発生につながることがあります。
とくに冬場は室内外の温度差によって窓まわりに水滴が付きやすく、放置すると壁紙や木材の傷みを招く原因になります。
収納内や押し入れの空気が滞る場所でもカビが発生しやすいため、換気のしやすさや除湿の工夫が必要です。
海沿いの家の後悔③強風で窓まわりのストレスが増える
海沿いは平坦な地形が多く、風を遮るものが少ないため、内陸部と比べて強風にさらされる頻度が高くなります。
窓を開けると砂や潮が入ってきたり、強風で窓がガタガタと鳴って睡眠を妨げられたりすることもあります。
また、台風の際は飛来物による窓ガラスの破損リスクについても注意が必要です。
防風・防音性能の高い窓を採用しなかった場合、日常的なストレスが積み重なりやすい点を事前に認識しておくことが大切です。
海沿いの家の後悔④津波・高潮・台風の不安がつきまとう
海に近い土地では、津波や高潮などの自然災害への備えを意識する必要があります。
普段の生活では問題がなくても、台風時の高波や大雨による浸水被害の可能性を完全に無視することはできません。
土地選びの段階でリスクを正確に把握しておくことが、後悔を防ぐ最大のポイントです。
海沿いの家の後悔⑤洗濯物を外に干しにくい・砂が入る
「海沿いは風が通って洗濯物がよく乾く」と思いがちですが、潮風に含まれる塩分や砂が洗濯物に付着するため、外干しがしにくいのが現実です。
せっかく洗った衣類がべたついたり、砂がついたりすることへのストレスを感じる方も多く、結果として乾燥機や室内干しスペースの設置を検討するケースが増えています。
間取り計画の段階でこの点を見落とすと、後悔につながりやすくなります。
海沿いの家の後悔⑥小さな虫が気になる
海沿いの家では、小さな虫やカニなどが敷地内に侵入してくるケースも見られます。
照明に集まる虫の量が多くなることもあり、夜間窓を開ける際には注意が必要です。
網戸のすき間や玄関の隙間から侵入することもあるため、対策を考えなくてはいけません。
海沿いの家の後悔⑦メンテナンス費用・維持費がデメリットになりやすい
海沿いの家では、設備や外装の劣化スピードが早まることで、点検や補修の頻度が高くなる可能性があります。
そのため、住み始めてからの維持費が想定より増えるケースもあります。
土地条件に応じた仕様や設計を考慮しておくことが、長期的な負担を抑えるポイントです。
海沿いの家で後悔しないための対策|塩害・湿気・強風の影響は「仕様」で減らせる

海沿いの家の後悔のほとんどは、建てる前の「仕様選び」と「設計の工夫」で大幅に減らせます。
住んでから対策しようとすると費用も手間も何倍にもなるため、新築・購入の計画段階でしっかり織り込んでおくことが重要です。
塩害対策|「耐塩害仕様」と「配置」で寿命が変わる
塩害対策の基本は、主に以下の3点です。
- ・設備を耐塩害仕様にする
- ・潮風が直接当たらない配置にする
- ・外部金物はアルミや樹脂系素材を選ぶ
設備選びでは、エアコンや給湯器を「耐塩害仕様」または「重塩害仕様」のモデルに指定することが第一です。
通常モデルより初期費用は上がりますが、交換サイクルが長くなるため、トータルコストでは有利になる場合があります。
配置の工夫としては、室外機や給湯器を建物の海側ではなく、建物の背面(陸側)に設置することで、潮風が直接当たる時間を減らすことが可能です。
また、フェンスや門扉などの外部金物にアルミや樹脂系の素材を選ぶ工夫は、サビのリスクを抑えるのに有効です。
さらに、海風を受けやすい外壁面には耐久性の高い塗装仕様を採用しておくことで、塗り替えサイクルの延長が期待できます。
これらを新築時に計画しておくことで、維持費の見通しが変わります。
湿気対策|換気・断熱・室内干し動線をセットで考える
海沿いの湿気対策は、単に窓を開けるだけでは不十分です。
むしろ窓を開けることで塩分や湿気を招き入れることもあるため、「閉じた状態」での空気マネジメントが鍵を握ります。
- ・24時間換気の計画を取り入れる:
空気の流れを確保することで、湿気がこもりにくくなる - ・断熱性能を高める:
室内外の温度差を抑え、結露の発生を防ぐ効果が期待できる - ・ランドリールームや室内干しスペースの確保:
外干しが難しい日でも、天候や風の影響を受けずに洗濯物を乾かせる
このように「換気・断熱・室内干し動線」をセットで考えることで、湿気による不快感を軽減し、快適な室内環境を保ちやすくなります。
高気密高断熱住宅に実際に住んで感じたメリット・デメリットはこちらで詳しく解説しています。
〈関連コラム〉
【高気密高断熱の家】住んでみて感じる7つのデメリット「気持ち悪い」「息苦しい」はどうして?対策・メリットも紹介
強風対策|窓・シャッター・耐風圧で「壊れにくい家」へ
強風対策で最も重要なのは、窓の仕様と開口部の計画です。
海沿いでは耐風圧性能の高いサッシを選ぶことが基本で、電動シャッターを設置しておくと台風時の窓ガラス破損リスクを大幅に下げられます。
間取りの面では、卓越風(その地域で吹きやすい風の方向)を確認し、開口部の配置を工夫することで、建物内部への風圧の影響を抑えやすくなります。
外構計画においても、植栽や壁を防風として機能させることで、建物への風圧を和らげることが可能です。
開口部の素材選びで後悔しないために、木製サッシの注意点をまとめた記事も参考にしてください。
〈関連コラム〉
海が見える家は飽きるのか
「海の景色にいつか飽きるのでは」という不安を持つ方もいますが、実際に後悔として語られることは少なく、むしろ「暮らしの快適さが確保されているかどうか」の方が長期的な満足度に大きく影響します。
塩害・湿気・強風といった住環境の課題がしっかり解決されていれば、海沿いの暮らしはかけがえのない日常になるはずです。
海沿いの家の維持費は“メンテナンスのタイミング”で差が出やすい

海沿いの家では、設備や外装の「点検や補修が必要になるタイミング」が内陸部より早まる傾向があります。
一般的な住環境と比較した場合のメンテナンス周期の違いは、以下がおおよその目安です。
| メンテナンス項目 | 一般的な環境 | 海沿いの環境 |
|---|---|---|
| 外壁塗装の再塗装 | 約10〜15年ごと | 約7〜10年前後で点検を推奨 |
| エアコン室外機の交換検討 | 10年前後〜 | 腐食状況により早期交換が必要になるケースも |
| 給湯器の交換検討 | 10年前後〜 | 塩害の影響で点検頻度が高まる可能性あり |
| フェンス・門扉など外部金物 | 不具合発生時に対応 | サビの進行状況に応じた定期的な確認が必要 |
| サッシ・網戸の可動部調整 | 数年ごと | 潮風の影響により調整頻度が高まる場合あり |
※立地条件・設備仕様・メンテナンス状況により異なります。
このように、海沿いの家では設備の点検や補修が前倒しされやすい点が維持費の差につながります。
ただし、新築時に耐塩害仕様の設備を選んだり、潮風の当たりにくい位置へ配置したりすることで、メンテナンス周期の延長が期待できます。
将来的な出費のタイミングも含めて計画しておくことが、後悔を防ぐ住まいづくりのポイントです。
海沿いの家の土地選び|ハザードマップと塩害距離が優先

海沿いの家で後悔を防ぐためには、建物の仕様だけでなく土地選びの段階でリスクを見極めることが重要です。
とくに海の近くの家では、塩害の影響や災害リスクを事前に把握しておくことで、暮らし始めてからの不安や維持費の負担を軽減できます。
海沿いの家は津波・高潮リスクの確認が必須
海沿いの家を検討する際は、まずハザードマップを確認して津波や高潮のリスクを把握することが欠かせません。
普段の生活では問題がない場所でも、大雨や台風時に浸水の可能性がある地域もあります。
自治体が公開しているハザードマップを参考に、浸水想定区域や避難経路を確認しておくことで、安心して暮らせる土地かどうかを判断しやすくなります。
千葉県で地盤が強いエリアの傾向についてはこちらの記事も参考にしてください。
〈関連コラム〉
千葉県で地盤が強いところは?災害リスクの例や具体的な対策も解説
海の近くの家の塩害距離は「海風の通り道」もセットで見る
塩害を受けるリスクを「海からの距離」だけで判断するのは危険です。
一般的に、多くの設備メーカーでは海岸から約300m以内を「重塩害地域」、約300m〜約1km以内を「塩害地域」として、それぞれに応じた対策仕様を推奨しています。
ただし、千葉県のように風を遮るものがない平坦な地域では、海風に乗った塩分がさらに内陸まで届くこともあるため、距離だけで安心せず現地の状況を確認することが重要です。
土地を見るときは、その場所が「海風の通り道になっているかどうか」を意識しながら、できれば風向きの強い時間帯に現地を訪れて確認することをおすすめします。
なお、千葉の海沿いはエリアで条件が違うため、地域事情を踏まえて判断することが大切です。
海の近くの家「物件・中古住宅」で確認したい劣化サイン
海沿いの物件や中古住宅を検討する場合は、劣化のサインを見逃さないようにしましょう。
とくに以下のポイントは、塩害の影響を受けている可能性があります。
- ・外部金物にサビが発生していないか
- ・サッシや窓の開閉がスムーズに行えるか
- ・エアコン室外機や給湯器の状態はどうか
- ・外壁の塗膜にひび割れや剥がれがないか
- ・基礎まわりに汚れや劣化が見られないか
これらは、海沿い特有の劣化がどの程度進行しているかを判断する目安になります。
まとめ|海沿いの家で後悔しないためには性能と設計の両立が重要
海沿いの家で快適に暮らすためには、塩害や湿気、強風といった環境に対応できる設備の性能と、立地条件に合わせた設計の工夫を同時に考えることが大切です。
仕様選びや配置計画を適切に行うことで、メンテナンスの頻度や将来的な維持費の負担を抑えやすくなり、海辺ならではの開放的な住まいを長く快適に保てます。
ご自身の暮らし方や土地の特性に合った、後悔のない住まいづくりを進める際の参考になれば幸いです。
千葉県で”後悔のない海沿いの家”をご検討中の方は日建ホームへご相談ください
おそらく一生に一度か二度になるであろう大切な家づくり。人生の一大イベントですので、たくさんの“希望”をお話し下さい。私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」お客様の家づくりに真摯に取り組みます。
お約束①自分の家を建てるように心を込めて丁寧につくります。
私たち日建ホームは、千葉県我孫子市を拠点とする地域密着の工務店です。世界で唯一無二のオーダーメイドの家。暮らしの夢や希望を丁寧にヒアリングし、プロの建築技術集団として注文住宅にしかできない住み心地を実現します。
お約束②現場をきれいにします。
家は、ひとつひとつの工程を丁寧に積み重ねて出来上がっていく究極の手仕事。現場をきれいにすることでムリ・ムダ・ムラを排除しスムースに安全に家づくりができます。近隣に配慮し何よりもお施主様に喜んでいただける現場を目指します。
お約束③一生涯のパートナーとしてずっと家をお守りします。
「家」は住み始めることで「住まい」となり、住み始めてからも理想の暮らしの追求は続きます。住み続けることで変化する事柄に、ハウスドクターとして一生涯、何でも相談していただけるよう、いつも、そしてずっと傍らに居続けます。
お約束④「健康快適設計基準」で健康配慮の家をつくります。
「家」と「健康」には密接な関係があります。毎日を過ごす家のデザインや性能が身体的・精神的に大きく影響します。温熱性能(高気密・高断熱・24時間換気)、自然素材、健康配慮の家をつくります。
お約束⑤5つの保証制度で責任をもって保証します。
建設工事総合保証、無料定期点検10年間 、瑕疵担保責任10年間、地盤保証システム20年間、ぽけっと団信 住宅代金保証制度(オプション)で責任をもってお施主様の家をお守りします。
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