「貨幣」のお話

今月の初めに大阪の造幣局を見学した時のお話です。

大阪の旅の行程はすべて奥さん任せでしたが、事前に造幣局の工場見学の申し込みをしていたので、当日は案内係の方から貨幣の製造工程の説明から貨幣に纏わる面白い話まで直接聞くことができました。(写真撮影は限定されます。)

大阪の造幣局というと、春の桜の通り抜けで有名ですが、ここの桜は殆どが八重桜で、4月中旬には品種の数138種、335本の桜を鑑賞することができるそうです。

ちなみに造幣局で作っているのは貨幣(ほかにも記念貨幣や勲章など)で高額のお札(日本銀行券)は国立印刷局で作られています。

硬貨の製造過程で興味深かったのが最高額の500円硬貨の製造で、偽造防止のためにデザインを過去に2回マイナーチェンジしていて、令和3年から新500円硬貨に変わっているそうです。(一番の違いは側面のギザギザの模様で、今回の異形斜めギザは大量生産型の貨幣としては世界初との事)

造幣局の事業説明で改めて知ったのが貴金属製品の品位証明で、外部からの依頼に応じて試験を行い、合格したものには造幣局のマークを打刻してその品位を証明しています。

また、造幣局には博物館が併設されてり、こちらは予約なし・無料で入館できて、戦国時代からの貴重な古銭(大判、小判など)を鑑賞できるほかに、1億数千万円の金塊、銀塊に直接触れることが出来て貴重な体験が出来ました。

By Hira