コンクリートのお話(2)

 先日、小雨が降ったり止んだりの天候だったため、予定していた基礎のコンクリート打設が中止になりました。施工者にとって雨で工程が遅れるのは大変痛手なのにどうしてでしょうか?

 コンクリートの材料は、セメント、砂・砕石などの骨材、水と空気(AE剤)です。コンクリートがまだ固まらないうちに雨が降ると、コンクリート表面のセメント成分が洗われて骨材だけになり硬化した後にきれいなコンクリートに仕上がらないことも理由の一つですが、もっと重要な理由があります。

 コンクリートの調合は、セメントと水の割合でコンクリートの強度が決まり、これを水セメント比(W/C:重量比)で表しますが、水セメント比が小さいほど強度が増して耐久性も向上します。

 例えば、コンクリート打設中に雨量1mmの雨が降ってコンクリート中に混ざったとすると、1平方メートルあたり1㎏の水がコンクリート中に追加され、結果水セメント比がその分大きくなりコンクリート強度が低下することになります。これはコンクリートの品質管理上問題ですね。

 ただし、コンクリートが一旦硬化した後であれば雨が表面の乾燥を防いでコンクリートを湿潤に保つのでむしろ歓迎されます。コンクリート打設後に雨が降って水が溜まっても大丈夫な理由です。

by Hirata

IMG_3955.JPG