“室内窓”のメリット・デメリットは?選び方のポイントや施工事例も紹介

最近、戸建住宅・マンション問わず人気なアイテムが「室内窓」。
一味違った住まいにしたいというお客様からお問合せを多数いただきます。
しかし、その魅力や注意点を知らずに、“なんとなく”採用するという方もいらっしゃいます。
そこで、今回は「室内窓」のメリット・デメリットから、種類までを詳しく紹介します。
最後には私たち“日建ホーム”が手がけた厳選事例も紹介しますので、これからマイホームを建てたい方は、ぜひ参考にしてください。
●取り付ける目的に合わせて、適切なスタイルの窓を選ぶことが重要です。
●日建ホームが、ご要望を取り入れた“理想の住まい”実現に向けて、チームでお客さまをサポートいたします。
おしゃれな“室内窓”のメリットとは?

室内窓は人気のアイテムであるため、とりあえず取り入れようと考える人も少なくありません。
しかし、その本質を知らない人も多いでしょう。
では、室内窓を設置するメリットとはどのような点なのでしょうか。
採光・通風が確保できる
戸建住宅の場合、立地条件や間取りによって、太陽の光が十分に入る部屋とそうでない部屋ができてしまいます。
特に、廊下や階段は「暗く寒くても仕方ない」と諦める人も多く、昼間でも照明器具を付けなくては真っ暗というお宅も少なくありません。
また、部屋によっては空気がこもり、なんとなく居心地が悪いということもあるでしょう。
それらを解決するのが「室内窓」です。
外部に面していない部屋でも採光や通風を間接的に取り入れることができます。
空間が緩やかにつながる
部屋ごとに間仕切り壁やドアで区切ると、どうしても空間が分断されてしまい、家族が個室に入るとその気配を感じることができません。
しかし、部屋と部屋の間に室内窓を設ければ、個々で自分の時間を過ごしながらも、空間が緩やかにつながります。
ですから、“なんとなく”誰がどこで何をしているのかを感じ取れるのです。
また、室内窓から声を掛け合えば、リビングで家族団欒をする以外にも、時間を共有できるでしょう。
インテリアのアクセントになる
間仕切り壁は空間を区切るために作りますが、どうしても壁面が広ければ広いほどインテリアが“殺風景”な雰囲気になりがちです。
しかし、室内窓を設置すれば「アイキャッチポイント」としての役割も果たしますし、一味違う個性的な印象を与えます。
素材・形状・デザインで視覚的にオリジナリティを出しやすいですし、設置場所や時間帯によっては、差し込む光でお部屋を爽やかな印象にすることもできます。
空間が開放的になる
個室を必要分確保すると、どうしてもそれぞれの空間が閉塞感のある狭苦しい部屋になってしまうこともあるでしょう。
そのような場合にも「室内窓」はおすすめです。
1箇所あるだけで一気に開放的になり、カーテンや扉を設置すれば、シーンに応じて外からの視線を遮ることもできます。

“室内窓”を採用する前に知っておくべき注意点・デメリットは?

メリットが注目されがちですが、採用する前に知っておかなくてはいけない注意点やデメリットもあります。
これらを十分理解した上で、間取りに取り入れてみましょう。
コストがかかる
まず、どうしても無視できないのが「コスト」です。
窓のサイズや仕様問わず、通常の間仕切り壁を造作するよりも施工費・材料費が割高になる点は理解しておいてください。
ですから、コストに限りがある場合は設備機器・内装グレードなどと比較検討し、優先順位を付けて採用しましょう。
メリットを活かせない場所に設置してしまえば、費用のロスになってしまうかもしれません。
思う場所に設置できないこともある
お客様によっては、イメージをしっかりと固めて「この位置・この高さに・これくらいの大きさの室内窓を」と、具体的なご要望をくださる方もいらっしゃいますが、それが100%叶うとは限りません。
なぜなら、木造住宅の場合は、あくまでも“耐震性が優先”であるからです。
間柱や梁の位置によっては思うような場所に室内窓を設けられないことも想定しておきましょう。
壁面が減り家具の配置に影響が出る
間仕切り壁の窓を設けるということは、壁面積が少なくなるということです。
ですから、どうしても背の高い家具を置く場所は少なくなってしまう点は否めません。
また、窓の設置高さやサイズによっては、背の低い家具も置けない可能性もあります。
特に広々としたLDKで家具を置ける場所が少ない場合は、住み始めてからのレイアウトもイメージしながら室内窓の設置を検討することが重要です。
視線や音・匂いが通りプライバシー性が低い
空間を緩やかにつなげる「室内窓」ですが、逆に言えばプライバシー性を損ねてしまうことになります。
寝室や書斎など、外からの視線や音・匂いが気になるような場所に設置する場合は、位置や大きさをじっくり検討しましょう。
通風の目的であれば、人の視線よりも高い場所や床に近い場所に設置することをおすすめします。
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空調効率が下がる
室内窓は間仕切り壁よりも熱伝導率が高いため、どうしても暖かい空気や涼しい空気が窓を通じて室外へ漏れ伝わってしまいます。
つまり、冷暖房効率は下がってしまうということです。
特に、吹き抜けを通じて設けた室内窓からは暖気が抜けやすいため、床暖房などでピンポイントに足元を温められるようにしておくと良いでしょう。
空調効率が気になる方におすすめなのが、「全館空調システム」です。
部屋ごとではなく家全体で温度を調節するため、室内窓による熱損失を防げます。
気になる方は是非お気軽にお問合せください。
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“室内窓”の種類は?

室内窓と言っても、その形式や素材は様々です。
そこで、ここではスタイル別選び方のポイントについて紹介します。
種類を把握し、用途や設置位置に応じて適切な室内窓を選びましょう。
コスト面
- 既製窓
メーカーが規格サイズに合わせて工場で大量生産しているもので、コストが安めです。 - 造作窓
現場に合わせてオーダーメイドで作る窓なので、ご要望のサイズやデザイン・仕様をお選びいただけます。ただし、費用は高めです。
デザイン面
- 木製窓
フローリングや造作家具、内装ドアなどと色味や木目を揃えることで、統一感がありナチュラルな印象に仕上がります。加工しやすいため、要望のデザインやサイズにしやすく、価格もお手頃です。 - アイアン製(スチール製)
トレンドのヴィンテージインテリアやインダストリアルインテリアとの相性の良いブラックアイアン製の窓は、目にも止まりやすく、デザインのアクセントとして際立ちます。ただし、費用は木製と比べると割高です。

機能面
- ガラスあり
通常の窓と同様に、ガラス(アクリル)などを入れるタイプで、常に通風されることはない反面、ある程度音や匂いを遮れます。 - ガラスなし
ガラス(アクリル)などを入れずに、枠だけ設置するスタイルです。常に通風されるメリットがある反面、音や匂いは直接伝わります。 - 開閉窓
シーンによって自由に開閉できる窓です。ただし、手の届かない場所ですと結局あまり開閉しなくなってしまい、ホコリ掃除も大変です。ですから、設置場所によっては開閉式でなくても良いでしょう。 - 固定窓
ガラス(アクリル)が入れられており、固定されている窓です。枠に窓をスライドさせるレールがないため、お掃除しやすい点がメリットです。通風の効果は必要なく、採光だけできればいいという場合に採用しましょう。

“室内窓”設置事例を紹介|吹き抜け・間仕切り壁など
私たち“日建ホーム”では、今まで数多くの室内窓を取り入れた事例を手がけてきました。
そこで、ここでは特徴的な施工事例を3つ紹介します。
吹き抜けの上下を緩やかに繋ぐ室内窓

吹き抜けは、上下階を緩やかにつなげる魅力的な空間ですが、間取り次第ではどうしてもそのメリットを生かしきれない場合もあります。
写真のように、上階の空間に室内窓を設ければ、下で家事をしている人と、上の個室で過ごしている人がお互いに“気配”を感じ取れます。
また、下階の空調設備で温まった空気を上階でもシェアできるため、空調エネルギーを無駄にしません。
〈事例の詳細はこちらから〉Vol.83 信州の香りに包まれる快適動線の白い家
狭い部屋も室内窓でゆったりスペースに

書斎のようにどうしても狭く圧迫感が生まれやすい部屋にも、ぜひ室内窓をご検討ください。
長時間使っても空気がこもってしまう心配もなくなりますし、何より開放感がプラスされます。
写真のように、ひとりで集中して作業をしたい時には視線や音をシャットダウンできる仕様にしておくのもおすすめです。
〈事例の詳細はこちらから〉Vol.82 緑を愉しむ全館空調の家
室内窓で家事中も人の気配が感じられる家に

こちらは、暗く寒々しくなりがちなランドリールームとリビングを室内窓でつなげた事例です。
階段と同じ無垢材でフレームを作り、すっきりとしながらも十分採光が取れる大きな窓にしました。
これなら、ひとりで個室にこもって家事をしていても、家族の話し声や気配が感じられる居心地の良い空間になるはずです。
〈事例の詳細はこちらから〉Vol.80 家族の団らんを楽しむ無垢の家

まとめ|“室内窓”で気持ちよく家族が繋がれる住まいに
室内窓は、採光・通風が確保できるだけではなく、空間を緩やかにつなげる効果もあるため、気持ちよく適度に家族とのコミュニケーションがはかれます。
ただし、プライバシーを確保したかったり空調効率が気になったりする場合には、設置位置や設備機器についてまで総合的に検討しなくてはいけません。
室内窓を設置する目的に応じて、適切なスタイルの窓を選ぶことも重要です。
私たち日建ホームは、お客様に安心していただける快適な住まいづくりを徹底しています。
ですから、「室内窓を取り入れたいけど、どのような間取りがいいのか分からない」という方は、是非私たちへご相談ください。
土地探しや住宅ローンのご相談から、建築予定地の地盤調査、設計士・インテリアコーディネーターによるデザインのご提案など、各専門スタッフがチームでお手伝いさせていただきます。
これからマイホーム計画を始める方は、まず一度“日建ホーム”までお問合せを!
オンライン相談も随時承っております
日建ホームでは、現在遠方にお住まいの方のために、随時オンライン相談も承っております。
日頃お仕事でお忙しい方や、小さいお子さんがいらっしゃって現地での打ち合わせが難しい方、隙間時間に打ち合わせしたい方はどうぞご活用ください。

日建ホームはどこよりも早くから「住宅の高気密高断熱化」に取り組んでいます

私たち“日建ホーム”は、ハウスメーカーでも大手ビルダーでもありません。
千葉県我孫子市に本社を構え、とことん「地域密着」にこだわった建築会社です。
1988年創業以来30年以上、千葉県北西部や茨城県南部でたくさんの住宅を建築してきました。
お客様の理想を現実化することはもちろん、私たちが大切にしているのが「高気密高断熱の家づくり」。
どのハウスメーカーよりも早い1999年から、高気密高断熱住宅の建築に取り組んでいます。
「地域の特性を理解しているからこそ実現できる快適な“高気密高断熱の家づくり”」これこそ私たちの強みです。
千葉県・茨城県で土地探しを始めたい方や、長く住み続けられる住まいを建てたい方は、ぜひ“日建ホーム”までお気軽にご相談ください。

千葉県で“室内窓のある家”の建築をご検討中の方は日建ホームへご相談ください
おそらく一生に一度か二度になるであろう大切な家づくり。人生の一大イベントですので、たくさんの“希望”をお話し下さい。私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」お客様の家づくりに真摯に取り組みます。
お約束①自分の家を建てるように心を込めて丁寧につくります。
私たち日建ホームは、千葉県我孫子市を拠点とする地域密着の工務店です。世界で唯一無二のオーダーメイドの家。暮らしの夢や希望を丁寧にヒアリングし、プロの建築技術集団として注文住宅にしかできない住み心地を実現します。
お約束②現場をきれいにします。
家は、ひとつひとつの工程を丁寧に積み重ねて出来上がっていく究極の手仕事。現場をきれいにすることでムリ・ムダ・ムラを排除しスムースに安全に家づくりができます。近隣に配慮し何よりもお施主様に喜んでいただける現場を目指します。
お約束③一生涯のパートナーとしてずっと家をお守りします。
「家」は住み始めることで「住まい」となり、住み始めてからも理想の暮らしの追求は続きます。住み続けることで変化する事柄に、ハウスドクターとして一生涯、何でも相談していただけるよう、いつも、そしてずっと傍らに居続けます。
お約束④「健康快適設計基準」で健康配慮の家をつくります。
「家」と「健康」には密接な関係があります。毎日を過ごす家のデザインや性能が身体的・精神的に大きく影響します。温熱性能(高気密・高断熱・24時間換気)、自然素材、健康配慮の家をつくります。
お約束⑤5つの保証制度で責任をもって保証します。
建設工事総合保証、無料定期点検10年間 、瑕疵担保責任10年間、地盤保証システム20年間、ぽけっと団信 住宅代金保証制度(オプション)で責任をもってお施主様の家をお守りします。
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