【2025年最新】子育てグリーン住宅支援事業を解説│いつから?条件は?よくある疑問を解消

【2025年最新】子育てグリーン住宅支援事業を解説│いつから?条件は?よくある疑問を解消

2025年に新築で家を建てる計画のある方は「子育てグリーン住宅支援事業」の利用がおすすめです。

本事業は、新築とリフォームどちらにも対応していて、それぞれ最大で160万円と60万円が交付されます。

一方で、高性能な仕様で家を建てることなど、補助を受けるために一定の条件もありますので事前に把握した上で設計、建築する必要があります。

そこで本記事では、子育てグリーン住宅支援事業の補助金額や「いつからいつまで?」といった疑問を解消するべく解説します。

このコラムのポイント
● 2025年に実施される子育てグリーン住宅支援事業は、最大で新築160万円、リフォーム60万円の補助金が交付される制度です。
● 本制度の利用はGX志向型住宅や長期優良住宅、ZEHといった一定の基準を満たす必要がありますので、高性能な住宅を建てるハウスメーカーに依頼しなければいけません。

日建ホームでは、自然素材を利用した家づくりのよさを伝えるために「家づくりはじめてセット」をご希望の方にお届けしています。

ご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
(※資料の送付は、当社の施工エリア(我孫子市より車で約60分以内)に限らせていただきます。)

セット内容

  • 暮らしを育む家
  • ほんとうの木のぬくもり
  • モデルハウス nex カタログ
  • N-style 通信
  • 開催予定イベントのお知らせ
家づくりはじめてセット

資料の詳しい内容につきましてはこちらをご覧ください。

子育てグリーン住宅支援事業とは?

引用:環境省 カーボンニュートラルとは

子育てグリーン住宅支援事業は、国土交通省と環境省が合同で運用する、新築とリフォーム、どちらも対象にした補助制度です。

「子育て」と名称はついていますが、子育て世帯以外の方も利用することは可能です。

2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量と吸収量のプラスマイナスゼロを目指す国の施策)を目標に設定されていることから、高断熱や太陽光発電設備の導入といったエコな住まいであることが求められます。

参考:国土交通省・環境省 子育てグリーン住宅支援事業

子育てグリーン住宅支援事業の補助金額

本制度は、新築とリフォームどちらも対応している点が特徴的です。
気になるそれぞれの補助金額を確認しましょう。

新築の場合:最大160万円

新築で住宅を建てる場合、以下の表のとおり最大で160万円の補助金の交付を受けられます。

対象となる住宅1戸あたりの補助金額
GX志向型住宅160万円
長期優良住宅80万円
ZEH水準住宅40万円

このうち、GX志向型住宅は全ての世帯が対象となりますが、長期優良住宅とZEH水準住宅は、「子育て世帯」および「若者夫婦世帯」のみ対象となる点に注意が必要です。

  • 子育て世帯:18歳未満の子を有する世帯
  • 若者夫婦世帯:夫婦のいずれかが39歳以下の世帯

また、それぞれ求められる性能については、記事の後半で解説します。

リフォームの場合:最大60万円

既存の住宅のリフォーム工事をする場合、定められた工種(必須工事)のうち3種類を実施した場合に60万円、2種類を実施した場合に40万円の補助金が交付されます。

リフォーム工事の場合は、対象となる工種ごとに補助金額が設定されていて、以下の金額を積み上げることで補助金額を算定します。

対象工事内容補助金額
開口部の断熱改修(ガラス・外窓・ドア交換、内窓設置)
※必須工事
4,000~49,000円(寸法や面積により異なる)
躯体の断熱改修
※必須工事
30,000~169,000円(改修箇所と規模により異なる)
エコ住宅設備の設置
※必須工事
6,000~64,000円(設備により異なる)
子育て対応改修(家事負担軽減・防犯性向上)11,000~25,000円(家事負担軽減設備により異なる)
3,000~53,000円(開口部の防犯性向上、種類や規模により異なる)
防災性向上改修7,000~41,000円(寸法や面積により異なる)
バリアフリー改修6,000~28,000円(設備により異なる)
空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置20,000~27,000円(容量により異なる)
リフォーム瑕疵保険等への加入7,000円 / 契約

なお、リフォーム工事の場合は全ての世帯が対象となります。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: b4e48bbde01bf1767ac571bc50bb79b8.jpg

▶千葉県での本制度を利用した「新築」「リフォーム」は日建ホームまで

子育てグリーン住宅支援事業はいつからいつまで?

子育てグリーン住宅支援事業は、以下のとおり新築の場合とリフォームの場合とで、申請の期間が異なります。

  • 新築(注文住宅)の場合:2025年5月14日~2025年12月31日
  • リフォームの場合:2025年4月28日~2025年12月31日

なお、申請の末日が2025年12月31日と表記されていますが、先に予算の上限に達した場合は締め切られる可能性がありますので、早めに申請手続きをすることが重要です。

また、予算の枠だけを確保しておく「交付申請の予約」制度もあります。
年末に近づき予算の上限に達することへ不安を感じる方は、予約制度を利用しましょう。

なお、予算に対して補助金の申請額がどの程度に達したのか、子育てグリーン住宅支援事業のホームページトップに表示されていますので参考にしましょう。

子育てグリーン住宅支援事業(新築)の適用条件

本制度は、事業で定められた一定の基準を満たす必要があります。
GX志向型住宅、長期優良住宅、ZEH水準住宅、それぞれ満たすべき基準は以下のとおりです。

(1)GX志向型住宅

  • 断熱等性能等級6以上
  • 一次エネルギー消費量の削減率35%以上(再生可能エネルギーを見込まない場合)
  • 一次エネルギー消費量の削減率100%以上(再生可能エネルギーを見込む場合)
  • 高度エネルギーマネジメント(HEMS)の導入

(2)長期優良住宅

  • 断熱等性能等級5以上
  • 一次エネルギー消費量等級6以上

参考:国土交通省 長期優良住宅認定制度の概要

こうした条件に合致することで、関係機関から認定を受けた場合に対象となります。

(3)ZEH水準住宅

  • 断熱等性能等級5以上
  • 一次エネルギー消費量の削減率20%以上

〈関連コラム〉
断熱等級5は寒い?等級を高めるメリット・デメリットを解説│断熱以外の温熱環境を高める工夫も紹介

子育てグリーン住宅支援事業で確認したい「断熱性能等級」について
引用:国土交通省 断熱性能とは?

断熱等性能等級とは、室内から室外への熱の逃げにくさ(UA値)で規定されます。
断熱材や窓の性能によって計算でき、数値が低いほど性能が高いと評価されます。

地域によって求められる性能が異なり、たとえば千葉県我孫子市の場合は地域区分「5」に該当しますので、等級6を満たすためには、断熱材や窓の仕様を工夫して、UA値を0.46以下に抑えることで基準を達成可能です。

参考:国土交通省 地域区分新旧表

一次エネルギー消費量について解説する模式図
引用:一次エネルギー消費量とは?

また、一次エネルギー消費量とは建物の中で使用するエネルギーから、太陽光発電システムなど建物の設備で生み出すエネルギーを差し引いた消費量を示しています。

引用:国土交通省 一次エネルギー消費量はなにによって変わる?

図のように、換気設備や給湯機器、照明設備や冷暖房設備に省エネ性の高い製品を選び、太陽光発電設備などでエネルギーを生み出すことで一次エネルギー消費量を抑えられます。

一次エネルギー消費量を、基準となる数値以下に抑えることで、補助事業の基準を達成することとなります。

最後に高度エネルギーマネジメント(HEMS)は、宅内の各種設備での電気使用量および生産量を視覚的に把握できるシステムを指します。

こうした各種基準を満たすことで、新築で住宅を建てる場合に補助金の交付を受けられます。

〈関連コラム〉
【高性能な住宅・家に住む】8つのメリット・3つのデメリット│対策や建て方も解説

子育てグリーン住宅支援事業(リフォーム)の適用条件

子育てグリーン住宅支援事業は、リフォームに対しては子育て世帯や若者夫婦世帯といった条件はありません。

以下の表のとおり、8種ある工種のうち開口部の断熱改修・駆体の断熱改修・エコ住宅設備の設置といった必須工事の中から最低2種類の工事を実施すれば適用条件を満たします

引用:国土交通省 交付申請等の要件について・補足資料

▶千葉県での本制度を利用した「新築」「リフォーム」は日建ホームまで

まとめ│補助金の利用で高性能な家を建てよう

事例の詳細はこちらから

2025年に実施される子育てグリーン住宅支援事業について、事業の概要や補助金額、期間や条件など全般的に解説しました。

本制度は、特に新築で160万円の補助金を目指す場合は高性能な仕様の家として建築する必要があります。

高性能な仕様にすると建築費用が高くなる恐れがありますが、本制度の利用で実質的な建築費用を抑えながら高性能な家を実現することが可能です。

夏涼しく冬暖かい、快適な住環境の暮らしを目指している場合は、子育てグリーン住宅支援事業の利用を検討しましょう。

〈関連コラム〉
新築戸建てで「寒い家」を避け「寒くない家」を実現する5つの方法│寒い家のリスクや問題点から紹介します

千葉県で”補助金を活用した高性能な住まい”をご検討中の方は日建ホームへご相談ください

おそらく一生に一度か二度になるであろう大切な家づくり。人生の一大イベントですので、たくさんの“希望”をお話し下さい。私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」お客様の家づくりに真摯に取り組みます。

お約束①自分の家を建てるように心を込めて丁寧につくります。
私たち日建ホームは、千葉県我孫子市を拠点とする地域密着の工務店です。世界で唯一無二のオーダーメイドの家。暮らしの夢や希望を丁寧にヒアリングし、プロの建築技術集団として注文住宅にしかできない住み心地を実現します。

お約束②現場をきれいにします。
家は、ひとつひとつの工程を丁寧に積み重ねて出来上がっていく究極の手仕事。現場をきれいにすることでムリ・ムダ・ムラを排除しスムースに安全に家づくりができます。近隣に配慮し何よりもお施主様に喜んでいただける現場を目指します。

お約束③一生涯のパートナーとしてずっと家をお守りします。
「家」は住み始めることで「住まい」となり、住み始めてからも理想の暮らしの追求は続きます。住み続けることで変化する事柄に、ハウスドクターとして一生涯、何でも相談していただけるよう、いつも、そしてずっと傍らに居続けます。

お約束④「健康快適設計基準」で健康配慮の家をつくります。
「家」と「健康」には密接な関係があります。毎日を過ごす家のデザインや性能が身体的・精神的に大きく影響します。温熱性能(高気密・高断熱・24時間換気)、自然素材、健康配慮の家をつくります。

お約束⑤5つの保証制度で責任をもって保証します。
建設工事総合保証、無料定期点検10年間 、瑕疵担保責任10年間、地盤保証システム20年間、ぽけっと団信 住宅代金保証制度(オプション)で責任をもってお施主様の家をお守りします。

モデルハウスや展示場で家づくりを体感しましょう

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: b4e48bbde01bf1767ac571bc50bb79b8.jpg

見学予約受付中

じっくり体感していただくために、モデルハウス見学は予約制にて承っております。見学をご希望される方は、お電話または下記ページのご予約フォームからお申し込みください。

〈お問合せ先〉
TEL:04-7188-5222
E-mail : nikken@n-home.co.jp

〈アクセス〉
〒270-1119 千葉県我孫子市南新木 2-17-20
営業時間 : AM 9:00 ~ PM 6:00


著者情報

日建ホーム編集部

日建ホーム編集部

私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」という気持ちで親身になって寄り添いながらお客様の家づくりに真摯に取り組んでまいります。
一級建築士・一級施工管理技士・耐震診断士・宅建士・福祉住環境コーディネーターのいる建築プロ集団です。

詳しいプロフィールはこちら
FacebookTwitterInstagramYouTubepinterest