木製サッシの後悔ポイントを深掘り!魅力や他の種類との比較

木製サッシは断熱性の高さと美しい木の風合いで人気ですが、施工費用の高さやメンテナンスの手間から後悔する声も少なくありません。
この記事では、千葉県を中心とした関東エリアで注文住宅を手がける工務店「日建ホーム」が、木製サッシのデメリットとメリットや他のサッシとの比較、よくある疑問を解説します。
後悔しない選択をするために、ぜひ最後までお読みください。
● 他のサッシにはない大開口の実現や環境へのやさしさ、木の温かみなど、多くのメリットがあります。
日建ホームでは、自然素材を利用した家づくりのよさを伝えるために「家づくりはじめてセット」をご希望の方にお届けしています。
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目次
木製サッシで後悔しやすいデメリット

木製サッシは魅力的な素材ですが、後悔につながりやすい5つの特徴があります。
- ・施工費用がアルミサッシより高額
- ・数年ごとの定期的な再塗装が必要
- ・雨や紫外線が直接当たる部分の劣化が早い
- ・大開口サッシは開け閉めが重くなりやすい
- ・高い断熱性を活かすために高性能ガラスの採用が必須
1.アルミサッシより施工費用が高額
木製サッシの施工費用は、一般的に普及しているアルミサッシと比べて高額になる傾向があります。
すべての窓を木製サッシにするのではなく、意匠性が求められるリビングやメインの窓に限定し、その他の窓には高性能なアルミ樹脂複合サッシや樹脂サッシの選択が有効です。
メリハリをつけることで、トータルの費用を抑えながら、木製サッシの持つデザイン性を活かせます。
また、高断熱化・省エネルギー化を推進する国や自治体の補助金制度を活用できれば、コスト削減が可能です。
2.定期的に再塗装が必要
木製サッシは、美しい木肌と耐久性維持のために、数年ごとに定期的な再塗装が求められます。
メンテナンスの手間や費用を考慮せずに採用すると、「こんなに手がかかるとは思わなかった」と後悔する原因になります。
手間を軽減する方法の一つが「木製アルミ複合サッシ」の採用です。
外部にアルミ素材を使用し、内側に木材を使うことで、木製サッシ本来の風合いを楽しみつつ紫外線や雨水の影響を減らします。
3.雨や紫外線が直接当たる部分の劣化が早い
木材は自然素材であるため、雨や紫外線にさらされる部分は劣化が早まります。
ひび割れや変色、腐食のリスクが高まり、後悔の原因になります。
これらを避けるためには、窓の上部に深い軒や庇を設けるのが有効です。
また、住宅の設計段階で、西日や強い風雨が当たりにくいところに木製サッシの採用を検討しましょう。
4.大開口サッシは開け閉めが重い
木製サッシは、大開口を実現しやすいメリットがある一方で、大きなサイズになればなるほど、サッシの開け閉めが重くなります。
体力に自信のない方やご高齢の方が使用する場合、重さが日々のストレスとなり後悔につながります。
メーカーや製品によって、開閉の機構や使用されている部品に違いがあり、重さの感じ方もさまざまです。
実際にショールームなどで、ご自身の生活で無理なく使えるか判断しましょう。
5.ガラスの断熱性が高くないと意味がない
木製サッシの魅力の一つは高い断熱性ですが、窓全体の断熱性能はガラスの性能に左右されます。
フレームだけが高性能でも、ガラスの断熱性が不十分だと窓全体からの熱が出入りし、メリットを十分に活かせません。
木製サッシが持つ高いフレーム断熱性を活かすためには、ガラス部分にもトリプルガラス、とくにLow-E複層ガラスなどの高断熱な製品の採用がおすすめです。
新築で寒い家を避けるための具体的な方法については、こちらの記事をご覧ください。
〈関連コラム〉
新築戸建てで「寒い家」を避け「寒くない家」を実現する5つの方法│寒い家のリスクや問題点から紹介します
木製サッシのメリット

木製サッシはメンテナンスの手間がかかるものの、省エネルギー性の向上や、デザイン性に数多くのメリットがあります。
木製サッシの採用で得られるメリットは、主に次の5つです。
- ・断熱性が高く、結露の発生を抑える効果がある
- ・他のサッシでは難しい大開口を実現できる
- ・環境にやさしい持続可能な素材である
- ・木の風合いと温かみを感じられる
- ・時とともに変化する経年変化を楽しめる
1.断熱性が高く結露の発生を抑える
木製サッシの優れた点は、高い断熱性能です。
木材は多くの空気の層を含んでいるため熱伝導率が低く、アルミニウムなどの金属と比べると、外気温の影響を受けにくい点が特徴です。
冬は室内の暖かさの約6割は窓から逃げ出し、夏は室外の熱の約7割が窓から入ってくるため、窓の断熱性を高めることは省エネにおいて重要です。
木製サッシは室内の温度を快適に保つだけでなく、フレームの内側が冷えにくいため、結露も抑える効果も期待できます。
木製サッシの断熱性能をさらに活かす「高気密高断熱住宅」のメリットや後悔を防ぐ方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
〈関連コラム〉
【高気密高断熱は必要ない】は本当?理由と対策を解説│メリット・後悔を防ぐ方法も紹介
2.大開口を実現できる
従来のアルミサッシや樹脂サッシは、素材の強度の問題から、掃き出し窓などの大きな窓を作る際、開口寸法の限界がありました。
大手サッシメーカーの製品では、アルミで幅2.6メートル、樹脂で幅1.8メートルまでしか製作できないケースがあります。
一方で、木製サッシは4メートルを超える幅の大きな窓でも製作が可能です。
これにより、室内のリビングと外のテラスなどが完全に一体化するような、すっきりとした大開口を生み出せます。
3.環境にやさしい
樹木は、光合成によって大気中の二酸化炭素を取り込み、幹や枝に蓄えます。
住宅や家具に木材を利用することで、大気中の二酸化炭素を長期間貯蔵可能です。
さらに、鉄やコンクリートと比べ、製造や加工に要するエネルギーが少なく、製造・加工時の二酸化炭素の排出削減にもつながります。
住宅の建設に用いられる材料の、製造時における二酸化炭素排出量を比較すると、木造は、鉄筋コンクリート造や鉄骨プレハブ造よりも排出量が少ないことが知られています。
木製サッシを選ぶことは、持続可能な社会への貢献につながるのです。
4.木の風合いと温かみを感じられる
木製サッシの魅力は、木の風合いと温かみを感じられる点です。
木材ならではの柔らかな質感と色合いは、室内に落ち着きと安らぎをもたらします。
内装材として木材を多く使用する住宅では、サッシのフレームまで木で統一することで、空間全体に一体感が生まれ、より洗練された印象になります。
木製サッシ以外にも、自然素材を活かした家づくりに興味がある方は、こちらの記事もぜひお読みください。
〈関連コラム〉
自然素材の家ってどんな家?メリットデメリット、後悔を防ぐ方法や工務店・ハウスメーカーの選び方まで広く解説
5.経年変化を楽める
木製サッシは、時間の経過とともに表情を変えていく「経年変化」を楽しめます。
無機質な素材とは異なり、木材は紫外線や湿度などの影響を受けながら、徐々に深みのある色合いへと変化していきます。
使い込むほどに愛着が増していく、天然素材ならではの魅力を感じていただけるでしょう。
他のサッシの種類との比較

窓サッシは、木製の他に、アルミ製・樹脂製・アルミ樹脂複合サッシなど、さまざまな種類があります。
以下の表に、それぞれのサッシの持つ特性を項目ごとに整理しました。
| 項目 | 木製サッシ | アルミ製サッシ | 樹脂製サッシ | アルミ樹脂複合サッシ |
| デザイン | ◎ | ◯ | △ | ◯ |
| コスト | △ | ◎ | △ | ◯ |
| 断熱性 | ◎ | △ | ◎ | ◯ |
| 気密性 | ◯ | △ | ◎ | ◯ |
| 防音性 | ◎ | △ | ◎ | ◯ |
| メンテナンス性 | △ | ◎ | ◯ | ◯ |
| 耐久性 | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ |
木製サッシの後悔Q&A

最後に、木製サッシの後悔について日建ホームがよくいただく質問と回答をご紹介します。
Q.木製サッシは腐食・カビ・シロアリの被害にあいやすい?
A.木製サッシは、適切な処理が施されていない場合、腐食やカビの発生リスクがあります。
とくに、雨や結露などで木部が常に湿った状態にあると、シロアリの被害を受けやすくなります。
しかし、現代の木製サッシの多くは、工場出荷時に防腐・防蟻処理や、耐水性の高い塗料による塗装が施されるようになりました。
木製サッシを採用する際は、水滴の拭き取りや定期的な再塗装などの適切な管理で、被害を最小限に抑えられます。
Q.防火・準防火の規制があるエリアでも木製サッシは使える?
A.防火・準防火地域といった建築制限があるエリアでは、窓サッシにも一定の防火性能が求められます。
一般的な木製サッシは、規制に対応できない場合がありますが、近年は防火性能を持つ「防火認定品」の木製サッシが登場しました。
木の魅力を保ちつつ、内部に防火性の高い部材を組み込んだり、防火ガラスと組み合わせたりした「防火認定品」の木製サッシが開発・販売されています。
Q.他のサッシと比べて断熱性能はどう違う?
A.木製サッシは断熱性能が優れており、とくにフレーム部分はアルミサッシより断熱性が高いです。
断熱性能の順は「樹脂>木製>アルミ樹脂複合>アルミ」です。
木製サッシは樹脂サッシに匹敵する性能を持ち、トリプルガラスなどと組み合わせることで高い省エネ効果を発揮します。
Q.メンテナンスにどれくらいの手間と費用が必要?
A.木製サッシのメンテナンスは、主に数年ごとの「再塗装」が中心です。
専門業者に依頼する場合の費用は、一般的に数十万円程度かかります。
また、設置環境によって5~10年に一度の再塗装が必要です。
メンテナンスの手間を減らしたい場合は、先にご紹介した「木製アルミ複合サッシ」の採用や、深い軒・庇を設けるなどの対策があります。
まとめ|木製サッシの魅力を知り、後悔しない家づくりを
木製サッシは、高い断熱性と圧倒的な意匠性・開放感で、質の高い住空間を実現する魅力的な選択肢です。
しかし、高額な施工費用や定期的なメンテナンスといった「後悔ポイント」もあり、採用計画が重要です。
高性能な木製サッシや住宅の高断熱化をお考えの方は、日建ホームへお気軽にご相談ください。
千葉県で”木製サッシの住宅”をご検討中の方は日建ホームへご相談ください
おそらく一生に一度か二度になるであろう大切な家づくり。人生の一大イベントですので、たくさんの“希望”をお話し下さい。私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」お客様の家づくりに真摯に取り組みます。
お約束①自分の家を建てるように心を込めて丁寧につくります。
私たち日建ホームは、千葉県我孫子市を拠点とする地域密着の工務店です。世界で唯一無二のオーダーメイドの家。暮らしの夢や希望を丁寧にヒアリングし、プロの建築技術集団として注文住宅にしかできない住み心地を実現します。
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