新築戸建てで「寒い家」を避け「寒くない家」を実現する5つの方法│寒い家のリスクや問題点から紹介します

新築戸建てで「寒い家」を避け「寒くない家」を実現する5つの方法│寒い家のリスクや問題点から紹介します

新築一戸建てを建築する予定の方は、可能であれば寒い家を避けて、寒くない家、暖かい家を建てたいと願うのではないでしょうか。

本記事では、寒い家に住んだ場合に遭遇する可能性のあるリスクを紹介したうえで、寒くなる原因と対策を解説します。

寒さでこたつや布団から出たくない。
エアコンの効いた部屋から他の部屋に行きたくない。

こうした場面を避けるべく、家を暖かくする方法を実行しましょう。

このコラムのポイント
● 寒い家に住むと「ヒートショック」「シックハウス」「結露による健康被害」に悩まされる可能性があります。
● 暖かい家を実現するためには、断熱性能はもちろんのこと使用する素材にも気を配る必要があります。

日建ホームでは、自然素材を利用した家づくりのよさを伝えるために「家づくりはじめてセット」をご希望の方にお届けしています。

ご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
(※資料の送付は、当社の施工エリア(我孫子市より車で約60分以内)に限らせていただきます。)

「寒い家」問題点は?健康を害する3つのリスク

一戸建て住宅で「寒い家」は、以下の3つの健康リスクを抱える可能性があり、避けることをおすすめします。

  • 『ヒートショック』温度差が引き起こす命の危険性がある現象
  • 『シックハウス症候群』化学物質による室内の汚染
  • 『結露による健康被害』カビ・ダニの発生につながることも

『ヒートショック』温度差が引き起こす命の危険性がある現象

ヒートショックは、部屋と部屋の温度差が大きい場合に、急激な室温の変化によって血圧が急激な変化を起こし体に大きな負担を引き起こす現象です。

入浴中の事故死者数は冬場が多く、ヒートショック危険性が分かる
(引用:消費者庁

消費者庁の調査によると、入浴中の死亡事故者数は年間1万9,000人にのぼると見られていて、中でも12月から2月の寒さが厳しくなる時期に死者数が増えていることが分かります。

部屋間の温度差が小さければ、こうした事故の件数を減らせる可能性もあり、一戸建ての断熱効果を高める重要性が分かります。

『シックハウス症候群』化学物質による室内の汚染

化学物質による室内の汚染_シックハウス症候群
(引用:国土交通省

シックハウス症候群は、住宅の建材から放出される微量のアレルギー物質を原因として、頭痛やめまいといった症状を引き起こす現象です。

ビニールクロスや合板フローリングといった新建材を避け、無垢の木や漆喰といった自然素材を利用することで避けることができます。

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自然素材の家の魅力と、自然素材の家での暮らし

また、 自然素材の利用とともに大切なことは、適切な換気を行うことです。

現代の住宅では、24時間換気設備の設置が義務付けられていることから十分な換気を行えると思われがちです。

しかし家が寒ければ24時間換気のスイッチを切りがちになるため、シックハウス症候群を避けるためにも暖かな家を目指す必要があります

『結露による健康被害』カビ・ダニの発生につながることも

最後に気にする必要があるのは、温度差によって生じる結露、そして結露から生じるダニ・カビです。

結露が発生すると窓際を中心に床や壁が濡れてしまいます。湿潤状態の建材はダニやカビの温床になります。

窓辺や壁の中も含めて断熱・気密性能を高め、結露が発生しにくい家づくりが大切といえるでしょう。

快適な生活が妨げられるとともに、ヒートショック・シックハウス・結露といった健康に悪影響を及ぼす現象が生じる可能性があるため、寒い家を避けて暖かい家を目指す必要があります。

具体的に暖かい家を実現するための方法を知りたい方は、性能も素材も暖かな日建ホームのオンライン相談まで、お気軽にご相談ください。

オンライン相談

「寒い家」家の中が寒くなる5つの原因とは?

では、寒い家になってしまう、家の中が寒くなる原因は一体何なのでしょうか。
主に、次の5つの原因が考えられます。

  • 気密性が低くすきま風が吹く
  • 窓の性能が低くコールドドラフト現象が起こる
  • 断熱性が低く外の冷気が伝わる
  • 暖房器具の容量が不足している
  • 手足に触れる素材に冷たい感触ものを利用

気密性が低くすきま風が吹く

寒い家は、気密性が低くすきま風が吹いていることがあります。

窓のまわりや壁と壁のすきまなど、1つ1つの小さなすきまから、冷たい外の空気が侵入します。

当然家の中は冷たくなり、暖房の稼働率を上げても室内の空気が温まりません。

さらにすきまの周囲は壁の中の温度が低くなり、壁の中で結露が生じる「壁体内結露」が発生し、ダニ・カビが発生する可能性も高まります。

窓の性能が低くコールドドラフト現象が起こる

(引用:YKKAP株式会社

窓の性能が低いことも、寒い家になる要因のひとつになります。

断熱性の低い窓を使うと、外の冷気が窓を通じて室内に侵入します。

また、冷たい空気は低い場所に移動する性質があるため、窓辺から室内に向かって冷たい空気が移動して不快感を感じることもあります。

断熱性が低く外の冷気が伝わる

断熱材の性能が低く、断熱性が低い場合は、壁から室内へと冷気が伝わります。

窓と比べると熱損失の割合は小さいものの、窓よりも面積が大きいことからジワジワと部屋の中が冷たくなっていきます。

古い家では天井や床面に断熱材が入っていない場合もあり、壁・床・天井と室内をくるむように断熱材を適切に施工することが求められます。

暖房器具の容量が不足している

暖房器具の容量が不足している場合には、気密性や断熱性が十分に確保されている場合でも室内を温めきることができず、室内が寒いままになってしまうケースもあります。

部屋の大きさや天井の高さに合わせた、適切な容量の暖房器具を選定しなければいけません。

なお、高天井や勾配天井、吹き抜けを利用する場合は、適切な容量の暖房の選定が難しいケースもあります。

建物本体とともに、設備関係も含めて相談できる設計者を選択することが大切です。

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手足に触れる素材に冷たい感触ものを利用

床や壁など、手足が触れる場所に熱伝導率が高く冷たさを感じる素材を利用している場合は、実際の室温以上に寒さを感じるかもしれません。

大理石調の素材や合板フローリングなど空気の層が少ない素材は、手足で触れたときに冷たさが体へと伝わりやすくなります。

特に足元の冷えは体感温度を下げるため、床の素材選びは寒い家を避けるために重要な要素です。

家の中にいるとき、つい「寒い」と感じる家は、こうした5つの特徴を持っています。

これから家を建てる予定の方は、ここまで紹介した特徴を避けることをおすすめします。

なお、暖かい家づくりを成功に導くためには、寒くない家を実際に体感することが大切です。

千葉県で暖かな住まいを体感したい方は、我孫子市に建てられた2つの展示場へお気軽にご訪問ください。

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新築一戸建てで「寒くない家」を実現。暖かくする方法とは?

では、具体的に一戸建てを建てるとき、寒い家を避けて暖かい家を建てるにはどうすればよいのでしょうか。

以下の6つの方法を検討してみましょう。

  • 太陽光を招き入れる工夫を加える
  • 断熱材の性能を高める
  • 気密性を高める工夫を加える
  • 断熱性の高い窓を利用する
  • 遮熱効果のあるカーテンなどを利用する
  • 温かみのある素材感の仕上げを利用する

太陽光を招き入れる工夫を加える

太陽光を招き入れる工夫を加えることで暖かい家を実現
(引用:一般社団法人 環境共生住宅推進協議会

室温を調節する場合、エアコンなどの空調機器を利用することも考えられますが、日光を積極的に取り込むことでも室内を温められます。

たとえば、吹き抜けを設けて2階の窓から1階へと日光を落とすことができれば、太陽のぬくもりを感じられ、室温が上昇するとともに気持ちも温かくなります。

近年の住宅は断熱性を向上させるために窓を小さくしがちですが、自然の力も利用して快適な室内環境を手に入れましょう。

断熱材の性能を高める

住宅の壁の中には、外の熱が室内に伝わらないようにするための断熱材が入っています。
断熱材は複数の種類があり、それぞれ熱の伝わりやすさを示す「熱伝導率」が定められています。

熱伝導率は、低いほど熱が伝わりづらくなるため、フェノールフォームなど熱伝導率の低い断熱材を選択することで、外部からの熱が伝わりづらい家を実現できるでしょう。

気密性を高める工夫を加える

気密測定の実施状況はこちらから

断熱性能とともに非常に大切な指標は気密性です。
室内と室外との境目にどの程度のすき間があるのかを、住宅業界では「c値」で示します。

c値を小さくするためには、すき間が生まれないようにするための丁寧な施工が求められるとともに、自ら発泡してすき間を埋める「発泡ウレタン系」断熱材の使用などが勧められます。

また、実際にどの程度の気密性を有しているのかを確認する「気密測定」を実施している建築会社を選定する考え方も大切です。

断熱性の高い窓を利用する

断熱材以上に大切なことは、断熱性能の高い窓を利用することです。
記事のはじめで説明したとおり、住宅の熱損失の多くは窓から生じています。

窓枠に樹脂サッシを利用する、ガラスを二重・三重の複層ガラスにする。
こうした工夫を取り入れることで、さらに高い断熱性能の家を実現できるでしょう。

遮熱効果のあるカーテンなどを利用する

窓辺からの冷気の侵入を防ぐには、カーテンの利用もおすすめです。

カーテンやロールスクリーンを設けるだけでも、窓からの冷たい空気が室内に流れ込むことを防いでくれます。

また、中には遮熱タイプのカーテンも販売されていて、意識して機能的なカーテンを利用することで、さらに寒さを軽減できるでしょう。

温かみのある素材感の仕上げを利用する

温かみのある素材感の仕上げを利用した住まい(千葉県印西市)
事例の詳細はこちらから

暖かい家を目指す場合、室温を適切に保つことと同時に温かみのある素材を利用することも重要です。

たとえば床に杉の無垢材のような熱伝導率が低い素材を利用すれば、素足で歩いたとき、手で触れたときに冷たさを感じづらくなります。

また、視覚的にも、たとえば大理石調の素材を利用する場合と比べて、暖色系の無垢の木を利用する場合は、気持ちも温かく感じられるでしょう。

まとめ│寒い家を寒くない家に。工夫で実現。

畳にひだまりが差し込む部屋は、室温はもちろん視覚的にも暖か
事例の詳細はこちらから

一戸建ての住まいが寒い場合に気になるリスクや家が寒くなる原因は何か、といった事柄について解説しました。

家が寒い場合、寒さで快適性が損なわれると同時に、ヒートショックや結露(から生じるカビ・ダニ)といった健康被害が生じる可能性もあります。

一方で寒い家は断熱性・気密性の不足など原因がはっきりしている点も特徴的です。

寒さの原因について、それぞれ対策を施して寒くない家、暖かい家を実現しましょう。

なお、寒い家を避けるためには、建築会社の選択が大事になります。

性能の高い断熱材や窓を利用しているのか、気密測定を行っているのかといった事柄を確認して、暖かい家を建てられる建築会社と家づくりを行いましょう。

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著者情報

日建ホーム編集部

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一級建築士・一級施工管理技士・耐震診断士・宅建士・福祉住環境コーディネーターのいる建築プロ集団です。

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