家を守る生き物

三日前の夜、妻が家の中に体長5㎝位の小さなヤモリがいるのを見つけて大騒ぎでした。ヤモリは意外にすばしっこくて音にも敏感で、慌てて駆け付けた時にはすでにソファーの下に隠れて姿を見ることが出来ませんでした。

昨夜、今度は網戸に張り付いているのを発見、シャッターチャンスと思ってスマホを取りにいった時にはすでに冷凍庫の裏に隠れていて残念ながら写真に収めることは出来ませんでした。

 ヤモリはトカゲや蛇などの爬虫類の仲間です。突然に姿を見掛けると驚いてしまいますが、よくよく見ると色は白っぽい灰色の愛嬌のある容姿で、目はつぶらでかわいらしく、最近の爬虫類人気でペットとして飼っている人もいるようです。

このヤモリ、漢字にすると「家守」「屋守」「守宮」と書き、蛾、シロアリ、ゴキブリ(子供?)など家に寄り付く害虫を餌として食べてくれるので、日本では昔から家の守り神として親しまれてきました。また、明りが少なかったひと昔前、明りが灯る裕福な家に餌を求めて集まったことから、ヤモリが住み着くとその家の金運、幸運がアップし縁起が良い生き物とされてきました。

朝晩冷えもむ今日この頃ですが、変温動物のヤモリが僅かな隙間から家の中に入ってきたと思われます。屋内に糞をするのは困りますが、人に危害を加えることもなく夜行性で人と共存できるので、しばらくの間このまま付き合っていこうと思っています。

By Hira

 

※実際の撮影ではありませんが、HPから二ホンヤモリの写真です。