夏の庭の主役

 このところテレビでは全国各地での最高気温の記録更新のニュースを伝えていますが、これまで経験したことのない夏の暑さが続いています。例年であれば何とか扇風機で凌げた夏の暑さも今年はさすがに朝からクーラー無しでは過ごせません。

 この時期、庭の植木鉢は毎日の水遣りを怠ると一日でシュンと枯れてしまいますが、対照的に早朝から元気なのがセミの鳴き声ですね。

 セミは地域や季節の移り変わりによってその主役が変わりますが、関東の真夏の今頃はアブラゼミが特に多いようです。我が家の庭先でも異常な数のアブラゼミが朝から元気に鳴いています。

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 セミの幼虫は土の中で約7年を過ごし、生殖のために地上に出て羽化し成虫になりますが、成虫の寿命は僅かに1~2週間です。セミの鳴き声に哀れを感じてしまいます。

 ところで、セミは俳句の夏の季語にもなっていますが、セミに季節を感じるのは日本だけのようで、外国ではセミの声は騒音にしか聞こえないそうです。文化の違いを感じますね。

 最後に、この酷暑の中、冷房の無い現場で働いている職人さんたちには本当にご苦労様です。

By Hira