千葉県で高気密・高断熱住宅を建てたい!
知っておきたい性能やメリットは?
家を建てる際に、もはや「省エネ」というキーワードは欠かせないものになってきています。しかし、省エネ住宅と言っても具体的なイメージを持っている方は多くないでしょう。省エネを実現させるためには色々な手段がありますが、最も効果的で永続的なのが高気密・高断熱住宅です。
そこで、今回はそんな高気密・高断熱住宅について詳しく解説します。基礎的知識から建てる前に知っておきたい注意点、補助金についてもお話していきます。これからマイホーム建設を検討する方は、是非参考にしてください。
高気密・高断熱住宅は省エネなの?メリットとは?
もともと木造住宅が主であった日本において「冬は寒く夏は暑い」は当たり前で、家の中の急激な温度差によって引き起こされるヒートショックが問題となっていました。しかし近年、国の積極的な推奨のもと高気密・高断熱性能を持った住宅が増えてきています。
国土交通省の資料では、以下のように説明されています。
「省エネ住宅=高気密・高断熱住宅+高効率な設備の家+太陽光発電」
引用元:国土交通省|なるほど省エネ住宅
スマートハウスや太陽光発電は省エネの観点から近年注目されていますが、それらの性能を生かすために高気密・高断熱住宅であることは必須なのです。
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高気密・高断熱住宅の定義や基準は?省エネ説明義務とは?
では、具体的に定義や数値の基準値などはあるのでしょうか?実は、国で定めた性能基準は存在しません!そのため、「高気密・高断熱」を謳っていてもその性能はハウスメーカーなどによってまちまちなのです。全てに共通するのが床・壁・天井に入れる断熱材や、高断熱サッシによって熱気や冷気の侵入を軽減するという点です。つまり、効果的な性能を持っているかは、きちんと建設会社に確認しなくてはいけません。
引用元:国土交通省|なるほど省エネ住宅
ちなみに、住宅の省エネ化に伴って建築士が施主に対して「説明義務(令和3年4月より)」が課せられているため、必ず性能について説明を受けることになります。そのため、施主の方も基礎的知識を身につけておかなくてはいけません。
【説明義務制度】(新たに創設)
・300㎡未満の小規模住宅・建築物の設計に際して、建築士から建築主に対して、以下の内容について書面で説明を行うことが義務づけられます。
1 省エネ基準への適否
2(省エネ基準に適合しない場合)省エネ性能確保のための措置
・300㎡未満の共同住宅や小規模店舗等も対象となります。
・建築主に交付する説明書面は、建築士事務所の保存図書に追加されます。
抑えておきたいキーワード
では、一般の方が高気密高断熱住宅について説明を受ける時に知っておきたいキーワードを紹介します。主に下の2つだけです!
C値(相当隙間面積)=気密性の指標
C値とは、家の総床面積に対して隙間面積がどれだけあるかを示す数値です。C値=面積(㎠)/ 総床面積(㎡)で求められ、2.0以下の場合「高気密」となります。ただし、省エネかつ室内を快適に保つためには0.5〜0.9の超高気密であることが求められ、近年は「高気密=C値が0.5〜0.9」という概念がスタンダードになりつつあります。
UA値(外皮平均熱貫流率)=断熱性能の指標
UA値とは、床・壁・屋根・開口部などを通して室内から室外へ放散される熱量を表した数値です。UA値=外皮平均熱貫流率(W/㎡K)/ 外皮表面積(㎡)で求められ、数値が小さいほど熱が逃げにくいことを表します。UA値はC値と異なり、数値によって等級で分けられ、該当する等級によって補助金などの対象になります。
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メリットは「省エネ」だけじゃない!
高気密高断熱住宅のメリットは、実は「省エネ」だけではありません。室温が安定することによって、身体への負担が軽減されて通年中快適に過ごせます。また、ヒートショックの症状も出にくいため、高齢者の方も安心して暮らせます。さらに、建築基準法で定めされている24時間換気システムにおいても、住宅の気密性は重要で、効率よく計画的に換気ができます。そのため、気密性が高いと室内の空気環境が悪くなり、湿気がこもるイメージがありそうですが、むしろ換気効率は高まるのです。
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高気密・高断熱住宅は「カビ」が生えやすいって本当?対策はある?
ここまでは高気密・高断熱住宅の性能についてお話しましたが、インターネットで高気密高断熱住宅について調べると「デメリット カビ」というワードを見つけるかもしれません。しかし、それは施工レベルによる問題です。例えば、壁内に設置した断熱材に隙間ができてしまうと、そこにヒートブリッジ(※)が発生し内部結露を引き起こします。そのままにしておくと構造体の腐食につながり、深刻な問題になるでしょう。また、断熱性能のないサッシを設置したり24時間換気システムを適切に採用していないと、開口部廻りに結露が集中してします。そのため、高気密高断熱住宅の施工に慣れた施工店を選ばなくてはいけません。
※ヒートブリッジ(熱橋 ねっきょう):本来ならは熱を伝えにくいはずの断熱材に隙間があったり他の材料が貫通していると、熱の出入りがその部分に集中して激しく結露を起こす現象のこと。
施工に問題がなくてもカビが発生する可能性もあります。その原因は、24時間換気システムの不良です。長期間留守にする方や電気代を節約したい方は24時間換気システムを止めてしまう場合がありますが、高気密高断熱住宅においてそれはNGです!むしろ、浴室など湿気がこもりやすい場所には適宜除湿機を置くなどの対策が必要です。カビ防止対策としては、常に換気をし続けることが最も重要であります。
高気密・高断熱住宅でのエアコン・暖房器具の使い方
高気密高断熱住宅においては、比較的暑さや寒さを軽減できるためエアコンや暖房器具をつける機会は減るでしょう。しかし、どうしても寒い時や暑い時には空調機器をつける場合もあります。その際に気をつけたいのが「乾燥」です。24時間換気で常に室内の空気を入れ替えていても、長時間空調機器をつけていると室内は乾燥してしまいます。そのため、下記のような対策をおすすめします。
・湿度計を設置しておく
・空調機器と合わせて加湿器を使う
・室内に洗濯物を干す
・過度に暖房器具をつけない
その他に、極力石油ストーブは使わないこともポイントです。石油ストーブはすぐに部屋を暖められますが、一酸化炭素や湿気を多く排出するため24時間換気では換気しきれません。また、結露や一酸化炭素中毒の原因になるため、どうしても使う場合は一時間に何度か窓を開けて強制換気しましょう。ただし、窓を開けては高気密にした意味がなくなってしまうので、エアコンや床暖房などを使う方が良いでしょう。
高気密高断熱と「全館空調」は最強の組み合わせ!
高気密高断熱住宅をより快適にするシステムが「全館空調」です。常に室温を適温に保てるだけではなく、室内の空気を常にクリーンに保てて、空調機器を各部屋につけないためデザイン性も高まります。ランニングコストがかかるイメージがあるでしょうが、高気密高断熱住宅においてはその心配も軽減できます。高気密高断熱と全館空調は、まさに双方のメリットを生かせる最強の組み合わせなのです。
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条件を満たせば補助金の対象に!断熱性能等級とは?
先ほど高気密高断熱性能に明確な基準はないとお話しましたが、ある程度の数値をクリアした新築住宅においては、様々な補助金や助成金が設けられています。また、住宅ローンの金利も下がる可能性があるため、どれくらいの省エネ性能があるかを知っておくことは重要です。その際の対象基準が下の等級に該当するかどうかです。
寒冷地(UA値) | その他の地域(UA値) | |
断熱性能等級3 | 0.54以下から1.25以下 | 1.54以下 |
断熱性能等級4(省エネ基準) | 0.46以下から0.75以下 | 0.87以下 |
ZEH(※)基準 | 0.4以下から0.5以下 | 0.6以下 |
※ZEH=ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス 詳細は下記関連コラムをご覧ください
※寒冷地およびその他の地域の区分や数値の詳細については下記関連ページをご覧ください
ここで合わせて知っておいていただきたいのが「一次エネルギー消費等級」です。暖冷房設備・換気設備・給湯設備・照明設備・家電のエネルギー消費量から太陽光発電などのエネルギー削減量を差し引いた値が基準になります。実は、実際どれだけ省エネ性能があるかどうかは断熱性能等級だけでは判断できず、住宅内で使う設備機器の消費電力を加味する必要があるのです。そのため、省エネ関連の補助金は断熱性能等級と一次エネルギー消費等級の両方が申請基準となっています。
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2021年版|高気密高断熱住宅に関する補助金・助成金
2021年も高気密高断熱住宅に関する補助金や助成金は継続しています。また、税控除や融資の際の金利についてもメリットは多いため、ぜひ積極的に活用しましょう。
環境共創イニシアチブ|2021年ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)補助金
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高気密・高断熱住宅の新築やリフォームは施工店選びがポイントに!
高気密高断熱住宅は今や常識になりつつありますが、その基準は明確ではないため設計・施工を安心して任せられる業者選びは重要です。業者選定の際は、必ず設計・施工実績を確認するようにしましょう。私たち日建ホームでは、高気密高断熱を全ての住宅に取り入れており、さらに全館空調システムの施工棟数も年々増加しています。そのため、設計・施工・現場管理のスタッフが十分な知識と経験を持っております。ぜひ安心してご相談ください。
まとめ|高気密・高断熱住宅は省エネ住宅の基本!
今回は省エネ住宅の要である「高気密・高断熱」について解説してきました。近年設備機器や太陽光発電システムは進化を遂げており、省エネ性能も上がってきています。しかし、住宅そのものが高性能でなければあまり意味はありません。そのため、新築住宅において高気密・高断熱であることは、最低条件といってもいいでしょう。ぜひ省エネという観点だけではなく、快適かつ健康的に生活していくためにも、高気密・高断熱住宅を検討してみましょう。日建ホームでは随時相談会や見学会など各種イベントを開催しております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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千葉県で高気密・高断熱住宅の建設を検討中の方は日建ホームへご相談ください
おそらく一生に一度か二度になるであろう大切な家づくり。人生の一大事業ですので、たくさんの“希望”をお話し下さい。私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」お客様の家づくりに真摯に取り組みます。
お約束①自分の家を建てるように心を込めて丁寧につくります。
私たち日建ホームは、千葉県我孫子市を拠点とする地域密着の工務店です。世界で唯一無二のオーダーメイドの家。暮らしの夢や希望を丁寧にヒアリングし、プロの建築技術集団として注文住宅にしかできない住み心地を実現します。
お約束②現場をきれいにします。
家は、ひとつひとつの工程を丁寧に積み重ねて出来上がっていく究極の手仕事。現場をきれいにすることでムリ・ムダ・ムラを排除しスムースに安全に家づくりができます。近隣に配慮し何よりもお施主様に喜んでいただける現場を目指します。
お約束③一生涯のパートナーとしてずっと家をお守りします。
「家」は住み始めることで「住まい」となり、住み始めてからも理想の暮らしの追求は続きます。住み続けることで変化する事柄に、ハウスドクターとして一生涯、何でも相談していただけるよう、いつも、そしてずっと傍らに居続けます。
お約束④「健康快適設計基準」で健康配慮の家をつくります。
「家」と「健康」には密接な関係があります。毎日を過ごす家のデザインや性能が身体的・精神的に大きく影響します。温熱性能(高気密・高断熱・24時間換気)、自然素材、健康配慮の家をつくります。
お約束⑤5つの保証制度で責任をもって保証します。
建設工事総合保証、無料定期点検10年間 、瑕疵担保責任10年間、地盤保証システム20年間、ぽけっと団信 住宅代金保証制度(オプション)で責任をもってお施主様の家をお守りします。