「古い家の寒さ対策とは?」DIYで断熱できる?断熱リフォームが必要?
築年数が経過した古い家に住む場合、間取りや設備など、様々な不満を抱えることがあります。
その中でも大きなストレスになりやすいのは「寒さ」です。
本記事では、古い家で検討できる寒さ対策について解説します。
DIYで個人でもできる寒さ対策から、断熱リフォームのような業者に依頼する対策まで、検討可能な対策について一挙に紹介しますので、家の寒さに不満を感じている方はぜひ最後までご覧ください。
● 原因を把握したうえで、DIY・断熱リフォームなど目的に合わせて断熱効果を高める対策を行いましょう。
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そもそも古い家はどうして寒いのか?
そもそも古い家では、どうして寒さを感じるのでしょうか。
主には以下の6つが原因として考えられます。
- 天井・壁・床に断熱材が入っていない
- サッシ・窓ガラスの断熱性が低い
- 断熱材が湿気などで脱落している
- 気密性が低く隙間風が入り込む
- 暖房器具の性能が不足している
- コンクリートを通じて冷気が侵入する
こうした考えられる原因を特定することから、寒さ対策は始まります。
DIYでできる!古い家の断熱対策
どうして寒さを感じるのか、寒さの原因が分かったところで具体的な断熱対策を考えてみましょう。
まずは自分でDIYでもできる対策から紹介します。
窓ガラスにプチプチを貼り付けて断熱対策
寒さが侵入する主な箇所は窓です。
特に単板ガラスを利用していたりアルミサッシを利用していたりすると、外の冷気が窓を通じてどんどん中に入ることとなります。
そこで緩衝材として利用されるプチプチを貼り付けるなど、空気を含む資材を貼り付けることで断熱対策にできます。
見た目は悪く光も通しませんが、ダンボールを貼り付けることでも断熱効果を得られます。
窓ガラスに専用の断熱シートを貼る
プチプチやダンボールなどのほか、窓ガラスに貼り付ける断熱シートなど、専用の製品を貼り付けることでも断熱対策になります。
ホームセンターのほか、100円均一などにも販売されていることがありますので、試しに貼り付けてみてもよいでしょう。
隙間風対策に隙間を埋めるテープを貼る
窓枠などから隙間風を感じる場合は、隙間を埋めるテープを貼り付けることでも対策を取れます。
外からの風の出入り口をテープで塞ぐことで、隙間風で寒さを感じる度合いを軽減できるでしょう。
なお、冷気が原因となって壁内で結露が発生する可能性もありますので、風をはっきり感じられるほどの隙間がある場合、後述するしっかりした断熱リフォームを施すことをおすすめします。
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遮熱効果のあるカーテンを購入する
窓からの冷気へ対策する場合は、遮熱効果のあるカーテンを購入することも効果があります。
カーテンの長さをちょうど床につくほどの長さにすることで、窓からの冷気を窓とカーテンの間に閉じ込めることができます。
遮熱性能が高い製品を選択することで、さらに高い効果を期待できるでしょう。
空気をかき混ぜるためにサーキュレーター
ストーブやエアコンを作動させても寒さを感じる場合は、温かい空気が天井付近に溜まっている可能性があります。
強い風で温かい空気と下にある冷たい空気とをかき混ぜてくれるサーキュレーターを利用することで、空気を混合して足元から適切な温度感を実現できるでしょう。
新たに暖房器具を購入する
住まいの断熱・気密性能に問題がない場合、単に暖房器具の容量が不足している可能性があります。
特に吹き抜けや勾配天井のある住まいでは、表示されている畳数よりも大きな空調機器を求められます。
寒さを感じる場合は、暖房器具を追加することも検討してみましょう。
こうした様々な方法を組み合わせて検討することで、古い家でも十分暖かな暮らしを送れる可能性があります。
DIYで行うことで費用も抑えられますので、「寒い」と感じたら、できるものから試してみましょう。
ただし、個人で行える寒さ対策は効果が限定的なものが多く、見た目も優れたものにはなりません。
根本的に寒さを軽減し、デザイン性に優れた仕上がりにするためには断熱リフォームがおすすめです。
千葉県北部・茨城県南部で寒さに対してストレスを感じていて、どこまでをDIYで、どこまでを断熱リフォームで行うべきか迷っている場合は、日建ホームまでお気軽にご相談ください。
リフォーム業者に頼む!古い家の断熱対策
ここまで紹介した対策は対処療法的な方法で、古い家の寒さを根本的に解決する方法ではありません。
では、根本的に寒さを改善するためにはどうすればよいのか、具体的な方法は以下の7つです。
- 窓・ドアを断熱効果の高いものにリフォーム
- 内窓を新たに取り付ける
- 雨戸やシャッターを取り付ける
- 壁・床・天井で断熱材のない箇所に断熱材を入れる
- 玄関の寒さ対策に土間リフォーム
- 全館空調を利用する
- 床暖房を設置する
窓・ドアを断熱効果の高いものにリフォーム
最も高い効果を期待できるのは、窓や玄関ドアを丸ごとリフォームすることです。
家の寒さの5割から6割は窓や玄関ドアから侵入すると言われており、窓をリフォームすることで寒さの大幅な軽減が期待できます。
特に、古い家ではシングルガラス・アルミサッシを利用しているケースが多く、窓枠からもガラス面からも、室内に向かって寒さが伝わります。
窓枠から丸ごと交換して枠からの寒さに対策することのほか、シングルガラスからペアガラスへとガラスだけを交換する方法もあります。
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内窓を新たに取り付ける
既設の窓を交換するほか、新たに内窓を設置することも対策として考えられます。
窓枠やガラスの撤去などを伴わないことから、早ければ半日など短期間で工事が完了するとともに、費用も抑えられるため、窓からの冷気対策として有効な方法です。
既存の窓と内窓のあいだに大きな空気の層ができることから、大幅な断熱性の向上が期待できます。
雨戸やシャッターを取り付ける
夜間の寒さ対策として、雨戸やシャッターの取り付けも効果的です。
雨戸やシャッターは夜間に閉めることで、外と中のあいだにひとつの層を設けてくれます。
強い風が吹き付けることで生じる隙間風を軽減することも期待できることから、他のリフォームと一緒に施工を検討してみましょう。
壁・床・天井で断熱材のない箇所に断熱材を入れる
窓からの冷気の侵入は大きな割合を占めますが、面積の大きな壁面からも冷気は侵入します。
古い家では、壁面のほか、床や天井に断熱材が入っていないケースも多く、外の冷気がダイレクトに伝わる場合もあります。
こうしたケースでは、入っていない場所に断熱材を入れることで寒さを大幅に軽減できるでしょう。
特に天井と床は、点検口から進入して工事することで壁や床を壊さずに、短期間・低額でリフォームできる可能性があります。
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玄関の寒さ対策に土間リフォーム
玄関の方から寒さを感じる場合は、玄関のコンクリート部分(土間部分)に断熱リフォームを施すことも考えてみましょう。
現在の新築の住宅の多くでは、玄関のコンクリート下部に断熱材が入っていて、地面や基礎コンクリートから室内に熱が伝わることを防ぐ対策が施されています。
一方で古い家では断熱材が入っていないことから、コンクリートを通じて冷気が伝わることがあります。
土間部分を取り壊す大がかりなリフォームになりますが、玄関の方から吹き込む冷気を大幅に軽減できる可能性がありますので検討してみましょう。
全館空調を利用する
どんなに断熱対策を施しても、暖房をかけている部屋とかけていない部屋とで温度差が生じます。
たとえば、リビングから廊下を通って洗面所に行く際に冷たさを感じる方は多いでしょう。
温度差にストレスを感じる場合は、リフォームで全館空調を導入することを検討しましょう。
全館空調は温めた空気をダクトを利用して各部屋に運ぶシステムで、洗面所やトイレも含めて各部屋の温度を一定にする効果を期待できます。
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まとめ│古い家は原因を知って寒さ対策を
古い家で寒さを感じる場合に取れる対策を、DIYで気軽にできる方法から業者に依頼して根本的に解決する方法まで紹介しました。
寒さを感じる家には、断熱性能の低い窓の利用や断熱材の有無など、何らかの原因が必ずあります。
まずは、寒さを感じる原因を特定した上で、今回紹介した方法の中から最適な方法を選択して実施しましょう。
どの方法が適しているのか分からない場合は、まずは自宅の状態を確認するためにリフォーム業者に状態を確認してもらうことをおすすめします。
千葉県北部・茨城県南部で寒さ対策で悩んでいる場合は、新築からリフォームまで、暖かい家を実現する日建ホームまでお気軽にご相談ください。
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