〈初めて“マイホームを建てたい”方におすすめ〉 家を建てる手順からスケジュール・期間まで詳しく解説

「家を建てる」というのは、多くの人にとって人生の一大イベントでしょう。

初めての場合は、「まず何をしたら良いか分からない」「誰に相談したらいいか分からない」という人が多いはずです。

そこで、今回は家を建てる際の手順からかかる期間などについて詳しく解説します。

これからマイホームを建てる人は、ぜひ参考にしてください。

このコラムのポイント
●家を建てる手順で、それぞれのステップをじっくり進めていくことで、満足のいくマイホームに仕上がります。
●信頼できて長く付き合える施工会社を選びましょう。
●日建ホームでは、お客さまのご要望にしっかり耳を傾け、理想の住まい・お庭づくりをお手伝いさせていただきます。




「初めて家を建てる」そんな時には何から始める?

「家を建てる」場合、何か物を買うのとは大きく手順が異なります。

注文住宅を検討している場合は尚更です。

では、実際にはどのような手順を踏めば良いのでしょうか?


その① 予算を検討する

予算を立てる場合に気になるのが、どのくらい資金を用意すれば家が建てられるのかという点でしょう。

ここで参考になるのが、国土交通省が毎年実施する「住宅市場状況調査」です。

最新の令和3年に出たアンケート結果によると、初めて家を建てる(=一次取得)の場合の平均購入資金は以下の通りです。

引用:令和3年度 住宅市場状況調査


この結果を見ると、注文住宅の場合は土地購入も含めて総額5,000万円程度、分譲戸建住宅の場合は4,200万円程度かかっているのが分かります。

この調査は、注文住宅の場合を除いて三大都市圏(東京・名古屋・大阪)で実施しているため、全国平均より少々高めですが、どちらにしてもこの程度の資金を用意しなければ、納得できる住宅を作ることは難しいということです。

住宅ローンなどの借入をする際には、まず金融機関へ仮審査をしてもらい、自己資金と合わせてどのくらいの購入資金が用立てられるかを調べてみてください。

ここでポイントなのが、「借りられる資金=生活に無理がない借入金」ではないという点です。

借入審査結果と毎月の家計状況を照らし合わせ、無理のない返済計画を検討しましょう。

その② 建てたいエリアを検討する

どのくらいの資金を用意できるかの目処が立ったら、次は家を建てたいエリアを検討します。

通勤にどれくらいの時間がかかるかや、お子さんがいる場合は学区についても調べなくてはいけません。

  • 「自然が豊か」
  • 「繁華街に出やすい」
  • 「治安がいい」
  • 「自治体のサービスが整っている」…


エリアを検討する上で、重視するポイントは人それぞれなので、どこに家を建てるかは非常に重要です。

まずはご家族でライフスタイルをしっかりと見直して、後悔のないようにじっくりと検討しましょう。

また、エリアを検討する時に必ずチェックしなければいけないのが、「用途地域」です。

これは、地域によって建てられる建物用途を制限するもので、土地に対してどのくらいの面積の建物が建てられるかを定める「建ぺい率」や「容積率」が異なります。

家を建てるエリアを検討する際は、「こんなところに住みたい」という気持ちと合わせて、事前に関連する法令を確認するのも欠かせません。

用途地域や建物制限は、オンラインで確認することもできますし、役所に行けば資料を閲覧できます。

また、そのエリアにある不動産会社に相談してみても良いでしょう。

その③ 土地探しをする・間取りを検討する・デザインをイメージする

ある程度建設エリアが定まったら、いよいよ次は土地探しです。

予算に合うか、周辺環境に問題はないか等に加えて、気をつけなくては行けないのが建築制限についてです。

例えば、古い住宅地では「旗竿敷地(はたざおしきち)」と呼ばれる形状の土地が販売されていることがあります。

これは、土地の出入り口が直接公道に接しておらず細い路地を介してアクセスするような土地で、竿に旗がついているような形状であることから、この名称で呼ばれています。

用途地域が定められている都市計画区内で旗竿敷地に住宅を建てる場合には、敷地が道路(私道含む)に2m以上接していなければいけないと定められているため、路地幅が最低でも2m以上なくてはいけまえん。(「建築基準法第43条・敷地等と道路との関係」参照)

これを満たしていないと、新たな建築許可は出ません。


旗竿敷地を含めた歪な形状の土地では、法規の解釈や配置計画が難しく、ハウスメーカーによっては設計施工を断る会社もあります。

土地探しをする際にはその点も念頭におきましょう。


どのくらいの広さの土地を選べばいいか悩んでいる方にとって参考になるのが、「住生活基本計画(全国計画)における誘導居住面積水準及び最低居住面積水準」です。

これは国土交通省が作成した資料で、世帯人数によってどのくらいの住宅面積があれば日常生活が送れるかの目安である誘導居住面積水準が示されています。

(「国土交通省|資料8-3 住生活基本計画(全国計画)における誘導居住面積水準及び最低居住面積水準」を基に作成)



土地探しと並行して進めるのが、間取りの検討です。

といっても、「どの方角にどんな部屋を配置したい」というような具体的な内容ではありません。

  • 「どのくらいの部屋数が必要か、どんなスペースが必要か」
  • 「それぞれの部屋はどのくらいの広さが欲しいか」
  • 「駐車・駐輪スペースはどのくらいあればいいか」…


このように、要望を大まかにリストアップしておくと、その後の手順がスムーズに進みます。

好みのデザインイメージを固める作業も、そろそろ始めておくと良いでしょう。

シンプルモダン、和風、ナチュラル…、どのようなデザインテイストにするかによって、それを得意とするハウスメーカーは異なります。

住宅情報誌やインテリアデザイン関連誌などをできるだけたくさん見て、どんなデザインにしたいか方向性を決めておきましょう。

イメージ作りにおすすめなのが、住宅展示場やモデルハウスに足を運ぶことです。

空間の広さをイメージするのにも役立ちます。

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その⑤ 不動産仲介業者・ハウスメーカーを決める

不動産仲介業者もハウスメーカーも無数にあるため、一体どこに相談すれば良いか分からない方も多いでしょう。

全国展開している大手の場合は、商談がシステム化されていてスムーズに進む場合が多いですし、地元密着型の会社ですと、細かなところまでヒアリングをしてくれるなど、手厚いサービスが受けられます。

それぞれ一長一短ですが、大事なのは「担当者との相性」です。

家づくりは契約してすぐ完了する訳ではありません。

着工前から施工中、引き渡し後まで長い付き合いになります。

ですから、複数の会社と面談してみて、ストレスなく打ち合わせができそうな会社を選んでみてください。

また、その建設地があるエリアを知り尽くした会社に相談すると、万が一何かトラブルがあっても、すぐに対応してもらえます。

おすすめなのが、土地探しから設計・施工までまとめて依頼できる会社。

一連の流れをよく理解してもらえて打ち合わせがスムーズですし、土地の特性を活かしたプランニングも可能です。

全館空調や太陽光発電など、特殊な機能を設けたい場合は、施工実績のある会社に相談してみましょう。

その⑥ 提出されたプランや見積もりの検討を繰り返す

土地とハウスメーカーが決まったら、ラフプランから作成してもらいましょう。

既にある程度まとめていた間取りとデザインイメージを事前に伝えると、無駄なやりとりが省けて効率的です。

提出されてきた見積書と図面を基に、どこを変えるか、どこが必要・不必要かを何度もハウスメーカーと打ち合わせます。

この行程を経ることで、段々と精度の高いプランになっていくのです。

ここで注意しなくてはいけないのが、要望をこまめに変えてしまうこと。

いつまでも計画の全貌が見えてこず、なかなか次のステップに進めません。

この段階では、細かなところまで100%決めようとせずに、この段階では90%程度プランをまとめることを目標としてください。

いざ着工しても段々と家が出来上がっていくにつれて、細かな仕様変更はどうしても発生してしまうからです。

その際には、都度施工会社などと「追加増減契約(本契約からの増減を明確にする)」を結びますので、多少は予算に余裕を持っておくと良いでしょう。

工事請負契約・着工・引き渡し




家を建てるまでどのくらいの期間が必要?

家を建てる際に、どのくらいの期間がかかるかによって、仮住まいの確保や今のお住まいの引き渡しなどが影響します。

では、実際に検討し始めてから新居に引っ越すまでには、どのくらいの期間があれば良いのでしょうか?

もちろん、家の規模や検討期間によって前後はしますが、一般的には下のようなスケジュールで進む場合が多いです。

〈予算決め・情報収集・間取りやデザインの検討〉

1〜3ヶ月

〈土地探し・ハウスメーカー探し・ローン事前審査〉

3〜6ヶ月

〈契約・実施プラン作成・確認申請・ローン本審査〉

3〜6ヶ月

〈建築工事〉

3〜6ヶ月

〈完了検査・是正工事・引越し〉

1〜2ヶ月

つまり、最低でも1年程度、長い場合は2年程度の期間を要するということです。

転勤やお子さんの進学に向けたマイホーム建設を検討する場合は、特に余裕のあるスケジューリングをしましょう。

大切な“我が家”を建てるのですから、焦って後悔するのではなく、心と時間にゆとりを持って「家づくり」を楽しんでください。




まとめ|大事なマイホームを建てる時にはスケジュールに余裕を持つことが重要

初めての家づくりは、誰にとっても何からしたら良いか分からないでしょう。

そんな時も無闇に動くのではなく、順序立てて情報を収集してください。

その際に、引越し時期を重要視するあまり焦ってしまうのは禁物です。

この先の人生を共に過ごすマイホームづくりだからこそ、スケジュールに余裕を持ってそれぞれの過程を楽しんでください。

会社を選ぶポイントは、「どれだけこちらの要望に耳を傾けてくれるか」。

私たち日建ホームは、お客様に安心していただける住まいづくりを徹底しています。

土地探しや住宅ローンのご相談から、建築予定地の地盤調査、設計士・インテリアコーディネーターによるデザインのご提案など、各専門スタッフがチームでお手伝いさせていただきます。

ぜひお気軽にご相談ください。



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おそらく一生に一度か二度になるであろう大切な家づくり。人生の一大イベントですので、たくさんの“希望”をお話し下さい。私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」お客様の家づくりに真摯に取り組みます。

お約束①自分の家を建てるように心を込めて丁寧につくります。
私たち日建ホームは、千葉県我孫子市を拠点とする地域密着の工務店です。世界で唯一無二のオーダーメイドの家。暮らしの夢や希望を丁寧にヒアリングし、プロの建築技術集団として注文住宅にしかできない住み心地を実現します。

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日建ホーム編集部

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