『無垢床』5つのメリット・3つのデメリット│「後悔する」言われる理由は?対策も紹介

家を建てる際、重要になる要素のひとつは「床」です。
床は私たちの足に常に触れるもので、選択次第で暮らしの快・不快が変わるほどの存在です。
そこで本記事では、床材の中で「無垢床」とはどんな特徴を持っているのか、メリット・デメリットを分かりやすく紹介します。
なお、無垢床は選択することで「後悔する」と言われることもあります。具体的に後悔する場面と対策も紹介しますので、合わせて参考にしてください。
● 無垢床がどのような性質を持っているのか、メリット・デメリット双方を把握して使用を決めましょう。
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無垢床とは、どんな床なの?

はじめに、無垢床とはどんな床を指すのか解説します。
住宅に使用される床材は、大きく2つに大別されます。
ひとつはこれから紹介する「無垢床」で、もうひとつは「合板フローリング」です。
無垢床は「無垢」と名称についている通り、加工が施されていない木材で作られた床材を指します。
一方で合板フローリングは、薄くスライスした木材を接着剤で貼り付けるようにして何層にも貼り合わせたものを指します。
合板フローリングは一定の品質で生産でき、なおかつ安価であることから日本の多くの住宅の床に用いられています。
安価・一定品質の合板フローリングではなく、無垢床を選択する場面があることには理由があります。
無垢床で感じる5つのメリット
無垢床には一体どんな特徴があるのか、まずは以下の5つのメリットから紹介します。
- 無垢床ならではの自然な美しさを得られる
- 温かみが感じられ冬でも心地よい
- さらりとした風合いで夏場でも心地よい
- 合板フローリングと比較して柔らかく長時間立っていても疲れない
- 調質性があり快適な空気を実現できる
無垢床ならではの自然な美しさを得られる

無垢床には、無垢床にしかない自然な風合い・美しさがあります。
天然物であることから全て一点物でひとつとして同じ柄はなく、自宅に使われた材に愛着を持てます。
また、合板フローリングは年数が経つと徐々に剥離が始まるなど交換が必要になる場合がありますが、無垢材の場合は逆に日の光などにさらされて徐々に深みのある色に経年変化していきます。
こうした「床材を育てられる」点は無垢材の大きなメリットのひとつといえるでしょう。
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温かみが感じられ冬でも心地よい
無垢材は触れたときに温かみを感じられる点もメリットに数えられます。
合板フローリングは薄く切った合板を圧着していることから空隙が少なく、冬場に触れたとき冷たさを感じられます。
一方で天然木そのままの無垢材は内部に空気を溜め込んでいて、温かみを感じられて冬場でも心地よく過ごすことができるでしょう。
さらりとした風合いで夏場でも心地よい

触れたときに心地よさを感じるのは冬場だけでなく、夏場も同様です。
夏場に無垢材に触れると分かりますが、非常にサラサラとしていて夏場特有のベタつく感じがありません。
内部に空気の層があることから無垢材の表面が適切な湿度に保たれていて、いつでもさらっとした感触が持続します。
夏場・冬場、どちらも心地よい手触り足触りを感じられるのが無垢材の特徴です。
合板フローリングと比較して柔らかく長時間立っていても疲れない
無垢材の空気の層・柔らかさは疲れないという特徴も演出します。
合板フローリングは複数の木の層を圧着して作っていることから、踏み入れたとき硬さを感じます。
一方で無垢材は柔らかく、長時間立っていても疲れを感じません。
特に調理や洗濯など、長時間家事を続けているときに無垢材の疲れ知らずを感じるでしょう。
調湿性があり快適な空気を実現できる
最後に、無垢材は高い調湿性を持っていて快適な室内環境を提供してくれる点がメリットに挙げられます。
無垢材は材の中に多くの空気を含んでいます。
空気中の湿度が高いときには湿気を取り込み、湿度が低いときには湿気を放出し、快適な環境になるように調湿してくれるのです。
空気の層が大きな樹種ほど調湿や温かみ、柔らかさに優れることから、無垢材ならではの特徴を感じたい方はスギやヒノキといった柔らかい樹種を選択することをおすすめします。
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無垢床で感じる3つのデメリット

一方で、無垢床を選択した場合にデメリットを感じる場合もありますので、家を建てる前に把握しておきましょう。
一般的な合板フローリングと比べて高い
1つ目のデメリットは、一般的に利用されている合板フローリングよりも無垢床の方が建築費用が高くなることです。
合板フローリングは薄くスライスした木材を貼り合わせて製造されることから、大量生産に適していて一枚当たりの単価を抑えることができます。
一方で無垢床は木材の中で取れる部分が決まっていて、大量生産に適していないことから一枚当たりの単価が高くなりがちです。
少しでも費用を抑えたいと考えるときは、合板フローリングにメリットを感じるケースもあるでしょう。
合板フローリングよりもキズ・シミがつきやすい
無垢床を使用する場合のデメリットとして、キズやシミがつきやすい点も挙げられます。
無垢床のメリットは空気の層をたくさん含んでいることから、温かみが感じられ柔らかな感触を得られることです。
しかし空気の層を多く含んでいるということは、物を落としたときなどキズ・ヘコミがつきやすいということでもあります。
また、汚れが染み込みやすく食事をこぼしたときなどは、すぐに拭かなければシミになる可能性もあります。
ただし、無垢床は合板フローリングとは異なり、傷がひどくなった場合に表面を薄く削ることで綺麗に修復できる点は認識しておきましょう。
施工精度が低いと反り・狂いが出る
無垢床を使い慣れたハウスメーカーでなければ、施工精度が低くなって反り・狂いが生じる場合があります。
床材にデコボコが感じられて、歩くたびに床が鳴るなど弊害が生じることもあるでしょう。
誰が施工しても一定度の品質を確保できる合板フローリングと比較すると、デメリットといえます。
このように、無垢床を選択する場合は様々なメリット・デメリットを把握した上で使用することを決める必要があります。
自分たち家族に無垢床が適しているのか分からない方は、専門家に相談することをおすすめします。
千葉県・我孫子市周辺で注文住宅の建築・リフォームで無垢床の利用を検討されている方は、自宅で相談できるオンラインからお気軽にご相談ください。

「傷だらけ」など後悔を感じる理由と対策を紹介

こうしたデメリットのある無垢床ですが、さらに具体的にどんな場面でデメリットを感じるのでしょうか。
10年経つ前に傷だらけになってしまった…
「10年後、20年後、傷だらけになって後悔する」と言われる無垢床ですが、柔らかい樹種を選択して子どももいる家庭であれば、より早い段階で傷だらけになる場合があります。
対策としては、カバザクラやクリなど、比較的硬い樹種を選ぶことが考えられます。
ただし、硬い木ほど冬場はヒヤッと感じられ、足に疲れも出やすいことから無垢床に温かみ・柔らかさを求める場合はある程度の傷は許容する必要があります。
ただし、先ほど解説したとおり、無垢床は施工した工務店に依頼すればサンダーを利用して表面を薄く削ることで綺麗に修復することもできます。
いよいよ傷が気になった際に、張り替えでなく削る選択肢があることを覚えておきましょう。
木材の膨張収縮でデコボコになってしまった…
木材は乾燥状態と湿潤状態を繰り返すことで、徐々に反り・狂いが生じて床にデコボコを感じる場合があります。
対策として考えられるのは、無垢床の施工に慣れた業者に依頼することです。
無垢床に慣れた職人であれば、どの程度膨張・収縮が発生するのかを把握しているため、一定の余裕幅を持たせて施工してくれます。
このため、無垢床を選択する場合は無垢床を使用した施工事例が多い工務店・ハウスメーカーに依頼することをおすすめします。
想像していた床の色味・柄と違う…
無垢材は天然の木を使用していることから、ひとつとして同じ色・柄の材はありません。
見学会やモデルハウスで好みの樹種を見つけて、自宅で同じ材を選択した場合に、色味や柄が思っていたものと違う場合があります。
好みの材がある場合は、どの見学会・モデルハウスの材がよかったのか、明確に指定することが大切です。
対象となる家の床の色味や柄に近い床材を入荷するよう、工務店・ハウスメーカーに依頼しましょう。
まとめ│無垢床の特徴を掴んで後悔を避けよう

家を建てる際に重要な要素のひとつである「床」。
大きく分けて「合板フローリング」と「無垢床」とがあります。
本記事では無垢床について、メリット・デメリットを始めとする特徴を解説しました。
「後悔する」と指摘されることもありますが、特徴を把握した上で利用すれば後悔を感じることはありません。
逆に無垢床にしかない温かみや風合い、床材が育っていく楽しさを感じられるでしょう。
これから家を建てる方は、仕様を選択する際には無垢床を選択肢に加えてみてくださいね。
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