リビング学習に集中できる間取り・7つのポイントと実例を紹介

リビング学習の間取り

「東大に受かっている子の多くはリビング学習」などというニュースを耳にしたことはありませんか?

今や、リビング学習が珍しいものではなく、多くのご家庭で実践されています。

しかし、単にリビングへ勉強場所を移すだけでは、お子さんの集中できる環境が整うとは限りません。

また、リビングに勉強机を設置したことで、雑然としておしゃれなリビングが遠のいてしまうケースも少なくないでしょう。

そこで、今回は「リビング学習」のメリットやデメリット・注意点から、事例を踏まえた間取りづくりのポイントまで解説します。

これからお子さんと楽しく暮らせる家を建てたい方はもちろん、今のお住まいをリノベーションしたい方も、是非参考にしてください。

このコラムのポイント
● リビング学習は、親御さんがお子さんの様子を見守りやすい反面、気が散る要素があるとなかなかうまくいきません。
● 学習スペースの位置や設えなどを工夫することで、お子さんもご家族もストレスのたまらないリビング学習が実現できます。
● 日建ホームが、ご要望を取り入れた快適で省エネな住まいづくりをお手伝いいたします。


小学生のリビング学習はもはや“当たり前”?メリットやデメリット・注意点は?

リビング学習のメリットは

「子供は自分の部屋で勉強する」というケースが減っており、今やリビング学習が“当たり前”になりつつあります。

実際に、小学館が行ったアンケート調査によると、お子さんが「リビングダイニング」で勉強していると回答した人が72.8%とダントツ一位。

その傾向は低学年ほど強く、小学1〜2年生ですと82.0%にも達します。(参考:小学館|小学生白書

では、なぜここまでリビング学習を採用するご家庭が増えているのでしょうか?

メリット

お子さんが勉強している様子を親御さんが確認しやすいという点をメリットとして挙げる方が多いですが、お子さん側にとっても利点はあります。

それは、安心して勉強でき、分からないところをほったらかしにしづらいという点です。

特に小さいお子さんにとって、一人で部屋にいるというだけで不安や恐怖を感じてしまうケースは少なくありません。

リビングで勉強していれば、親御さんの存在を感じながら落ち着いて勉強できるのです。

また、少々生活音が聞こえる環境下で勉強することに慣れておくことで、集中力が育つとも言われています。

デメリット・注意点

リビング学習は環境さえきちんと整えてあげればメリットが多いですが、逆に気の散るものが目に入ったり、気持ちの切り替えができなかったりすれば、学習効率が逆に下がる恐れがあります。

小学館の行ったアンケート調査では、家で学習するときに集中できないことが「よくある」「ときどきある」と答えた子供のうち、「気が散るものが周りにあるから」と答えた子が64.6%にも上ります。(参考:小学館|小学生白書

テレビや兄弟が遊んでいる様子が目に入ってしまうと、どうしても勉強と向き合うことが難しくなってしまいます。

お子さんが“勉強モード”に気持ちを切り替えられない場合にみられるのが、ダイニングテーブルで勉強させているケースです。

食事を摂る場所と勉強する場所を兼用してしまうと、どうしても気持ちが散漫になってしまうでしょう。

また、消しカスなどの掃除がストレスになりますし、勉強道具を置きっぱなしにしてしまうと、せっかくおしゃれなリビングにしても雑然としてしまいます。

リビング学習を成功させるためには、お子さんの集中できる環境を整えてあげることが重要です。


〈間取りの事例〉実用的&おしゃれなリビング学習スペース・7つのポイント

リビング学習と言っても、単にリビングの一角でお子さんに勉強させるだけではありません。

集中して勉強に取り組めるようにするためには、それなりの設えが必要です。

また、リビング学習とおしゃれなリビングを両立させるためにも、押さえなくてはいけないポイントも。

これから紹介します7つのポイントを踏まえ、間取りやインテリアデザインを検討してみてください。

家事動線・生活動線の妨げにならない場所にする

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リビング学習は勉強するお子さんにとっても、それを見守る親御さんにとってもメリットが多いですが、勉強場所がご家族の邪魔になるようでは、長続きしません。

お子さんが勉強している間でも、生活動線や家事動線の妨げにならない場所へ、デスクを設けましょう。

上の写真のように、スタディデスクを少し奥まった場所にするのもおすすめです。

3面を壁で囲まれていると、高学年のお子さんでも勉強に集中しやすくなります。


気の散らない工夫をする

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リビング学習をする上で最も気を配らなくてはいけないのが、「気の散る要素を視界に入れない」という点です。

くつろぎスペースに面した場所にデスクを置くと、どうしてもテレビなどが目についてしまいますし、出入口近くですと、来客や家族が帰宅するたびに、集中力が途切れてしまうでしょう。

また、小さいお子さんの場合は、目の前に窓を配置するのもあまりおすすめしません。

勉強に集中できる癖がつくまでは、できるだけ気の散る要素を減らしてあげることをおすすめします。

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親子・兄弟で並んで勉強できるようにする

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ある程度、学習の習慣がついているお子さんの場合には、親御さんや兄弟と並んで机に向かえる環境を作ってあげるのもおすすめです。

特に、親御さん自らが机に向かって何かに取り組んでいる姿を見せてあげると、お子さんが自主的に勉強する気になってくれるかもしれません。

また、長いデスクにすれば、アイロンがけなどの家事スペースとしても使えますし、将来お子さんが大きくなって使わなくなったとしても、趣味の場として活用できます。


空間の繋がりとメリハリの両方が重要

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リビング学習で大切にしなくてはいけないのが、メリハリです。

だらだらと惰性的に長時間机に向かわせてもお子さんの集中力は続きません。

しかし一方、個室で勉強させると、どうしても目が届かず、管理が難しくなってしまいます。

そこでおすすめなのが、上の写真のように床レベルで空間を分けるアイデアです。

スキップフロアと呼ばれる設計手法で、空間を緩やかにつなげつつも、用途別にスペースを区別できます。

スキップフロアを取り入れると、親御さんが様子を伺えますし、お子さんも気持ちの切り替えをしやすい環境が整います。

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勉強道具の収納場所を確保する

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勉強スペースに欠かせないのは、机と椅子だけではありません。

文房具や教科書などを整理整頓しやすくしてあげることも重要です。

お子さん自身で片付けができれば、社会性や習慣性を身につける訓練にもなるでしょう。

また、すぐ近くに勉強道具を収納できる場所があると、リビングが雑然としにくいため、来客のあるご家庭でもすっきりとしたインテリアを保ちやすくなります。

ただし、お子さんが使いやすく、なおかつ必要なものを十分しまえる収納計画でなければ意味がありません。

造作収納などを取り入れて、お子さんも親御さんも使いやすい収納にしましょう。

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ライフスタイルの変化に対応できるデスクにする

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お子さんはいつか必ず成長し、リビングのスタディデスクを使わない日がきます。

そのため、将来的に別の用途でも活用できるようにしておくことが肝心です。

例えば、プリンターを置ける場所を用意したり、コンセントを多めに設置しておいたりしておけば、将来、家族で使えるパソコンデスクとしても活用できます。

上の写真のように、収納を多めに設けておくのもポイントです。

リビング学習のスペースを作り込む場合には、10年後、20年後も見据えたプランニングをすることをおすすめします。

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インテリアを損なわないすっきりとした造作デスク

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いくらお子さんにとって勉強に適した環境であっても、リビングは本来“家族がくつろぐ場所”です。

そのため、片付けやすさやインテリアデザインとの調和も忘れてはいけません。

そこでおすすめなのが、「造作デスク」。

デットスペースを作らず空間をフル活用できますし、床などと色合いを合わせてトータルコーディネイトできる点が魅力です。

また、使う人の背丈や用途に合わせて、細かくカスタマイズできます。

造作デスクを作りたい方は、提案実績・施工事例の多い会社へ相談しましょう。

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省エネ仕様にすれば“こどもエコすまい支援事業”などの補助金利用も

2023年度から始まった「こどもエコすまい支援事業」は、新築住宅の省エネ化・既存住宅の省エネリノベーションをした物件を対象に補助金を支給する事業です。

新築は、子育て世帯または若者夫婦世帯であることが要件となるため、子育て中の方はぜひご活用ください。

世帯最高100万円が支給されます。

ただし、「こどもエコすまい支援事業」を利用するためには、登録事業者による施工が必須条件。

そのため、どの会社にも任せられる訳ではありません。

私たち“日建ホーム”は登録事業者として、補助金活用を踏まえた新築工事・リノベーション工事をお手伝いさせていただいております。

ZEHをはじめとしたの省エネ住宅の施工実績も豊富なため、今まで培った経験と実績を踏まえ、こどもエコすまい支援事業の他にも、あなたのマイホーム新築計画に合う補助金をご提案いたします。

「補助金を使って快適な家を建てたい」そんな方は、ぜひ私たちにお任せください。

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まとめ|リビング学習は環境づくりが成功の秘訣

多くのご家庭が取り入れているリビング学習ですが、お子さんにとって集中できる環境を整えてあげなければ、学力アップなどの効果は得られません。

そのため、リビング学習を前提に住まいづくりをする場合は、ぜひポイントを押さえて学習スペースを作りましょう。

造作家具を取り入れて、使い勝手や見た目にこだわることも忘れてはいけません。

私たち日建ホームは、お客様の思いに寄り添い、今まで培った経験を活かして「後悔のないマイホーム建築」を徹底しています。

ご予算やご要望にしっかりと耳を傾け、あなたにぴったりのマイホーム計画をご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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どのハウスメーカーよりも早い1999年から、高気密高断熱住宅の建築に取り組んでいます。

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「地域の特性を理解しているからこそ実現できる快適な“高気密高断熱の家づくり”」これこそ私たちの強み。

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日建ホームのZEH普及率目標及び実績


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日建ホーム編集部

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私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」という気持ちで親身になって寄り添いながらお客様の家づくりに真摯に取り組んでまいります。
一級建築士・一級施工管理技士・耐震診断士・宅建士・福祉住環境コーディネーターのいる建築プロ集団です。

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