【ログハウスのデメリットとは】ログハウス「風」の家の特徴も解説│快適に木の家に住む

【ログハウスのデメリットとは】ログハウス「風」の家で快適な木の家に住む

「ログハウスを建てたいと考えていますが、デメリットはありますか?」
「木をふんだんに使った、ログハウス”風”の家はどうですか?」

こうした疑問を聞くことがあります。

注文住宅を建てるとき、木の香りを感じるログハウスに興味を持つ方もいるでしょう。
しかし、冒頭で紹介したようにログハウスには一般的な木造住宅にはないデメリットがあります。

本記事では、ログハウス特有のデメリットを紹介するとともに、雰囲気を感じられるログハウス”風”の家についても事例を交えて紹介、ログハウスのよさと現代的な住宅のよさとを併せ持った住まいの特徴を解説します。

このコラムのポイント
● ログハウスには、メンテナンス性をはじめとする11のデメリットがありますので、建築前に対策を考える必要があります。
● 構造・工法は一般的な住宅で、外観・内装の仕上げをウッディにした「ログハウス風の家」であれば、木の心地よさを感じつつ、メンテナンスや性能も確保できますので検討してみましょう。

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ログハウスが抱える11のデメリット

ログハウスが抱える11のデメリット

はじめに、ログハウスと一般的な木造住宅を比べたとき、ログハウスにはどのようなデメリットがあるのか紹介します。

メンテナンスについてのデメリット

ログハウスでデメリットを指摘されるのは、メンテナンスについての話題です。
主に以下、5つの点でメンテナンスに関連するデメリット・後悔を感じる可能性があります。

  • セトリング対策が必要になる
  • 木材に反り・割れが生じる
  • 雨漏りのリスクが高くなる
  • 頻繁に外壁塗装が必要に
  • リフォームで間取りを変えづらい

ログハウスは丸太でできていますので、自重で徐々に圧縮され壁が下がります。
また、材の乾燥収縮も壁が下がる一因になります。
こうした壁が下がる現象をセトリングといい、木材同士に隙間が生じたり、雨漏りのリスクが高くなる原因になります。

木材の収縮・沈下に伴う不具合に対処しなければならない点が、ログハウスのデメリットです。

また、外壁が腐食することのないように、定期的に保護塗料を塗布する必要がある点、在来軸組工法のように柱・梁を起点に壁を作れないことからリフォームで間取りを変えづらい点もデメリットと言えます。

居住性についてのデメリット

続いて居住性についてのデメリットは、以下の4つです。

  • 間取り・デザインが制限される
  • ホコリが溜まりやすく掃除しづらい
  • 断熱性・気密性を高めづらい
  • 部屋ごとの温度調節をしづらい

ログハウスは木材をそのまま積み上げることから、収納や小部屋など細かな間取りやデザインを作りづらい点がデメリットです。

また、木材同士の隙間にほこりが溜まりやすい点、断熱材を入れづらく断熱性・気密性を高めづらいことから温熱環境の面で不満を感じやすい点にも注意が必要です。

その他のデメリット

最後に、メンテナンスや居住性以外のデメリットも紹介します。

  • 建築費用が高い
  • ログハウスに合う家具が限られる

ログハウスは手作業で加工するシーンも多く、手間がかかることから建築価格が高くなる傾向にあります。

また、内装デザインを部屋ごとに変えづらいことから、ログハウスの内装に見合う家具を探しづらい点もデメリットいえます。

ログハウス「風」の家で快適な木の家に住む

ここまでログハウスで感じやすいデメリットについて紹介しましたが、ここからは一般的な木造住宅の工法で家を建て、仕上げ材として無垢の木を多用するログハウス「風」の家について紹介します。

メンテナンス性のデメリットを解消

ログハウス「風」の家で快適な木の家に住む:メンテナンス性のデメリットを解消
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ログハウス風の家では、ログハウスが抱えがちなメンテナンス性に関連するデメリットを解消できます。

建材の膨張・収縮が少なく雨漏りリスクを減らせる

一般的な木造住宅では、木材の反り・狂いが少なくなるよう、しっかり乾燥させた木材を使用します。
このため木材の膨張・収縮が起きづらく、寸法が変化しづらい家になります。

結果、セトリング対策の手間も不要ですし、建材に隙間が生まれることがありませんので、雨漏りが発生するリスクを減らせるでしょう。

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再塗装までの間隔が長くなる

一般的な木造住宅は、再塗装するまでの間隔が長くなる点がメリットです。

外壁にサイディングや吹き付けといった工法を取ると、10~15年ほどは再塗装をする必要がありませんので、ログハウスと比較して再塗装の手間と費用を抑えられます。

(在来軸組の場合)リフォームしやすい

リフォームをしやすい点も木造住宅の特徴です。

柱を起点に梁を渡し壁をつくる在来軸組工法では、木材の組み合わせ方によって間取りを容易に変更可能です。
ライフステージの変化に合わせて生活を変えられますので、在来軸組工法は子どもから高齢者まで過ごしやすい家と言えるでしょう。

居住性のデメリットを解消

ログハウス「風」の家で快適な木の家に住む:居住性のデメリットを解消
日建ホーム 木の家展示場 なごみの家

一般的な木造住宅では、快適な住環境の面でもメリットがあります。

外壁・内装の凹凸が少なく掃除しやすい

一般的な木材を利用したログハウス風の家では、外観・内装ともに凹凸が少なくなりますので、隙間がないことで掃除がしやすくなります

外壁や内装に凹凸が少ないことから、虫が巣を作りづらい、隠れづらいといったメリットもあります。

断熱性・気密性が高い

外壁と内壁の間に断熱材を入れる一般的な木造住宅では、断熱性・気密性を確保できます

断熱性があることで、外部の熱が中に伝わりづらく、また一度適温にした空気が外に逃げ出しづらくなりますので、夏涼しく冬暖かい家を実現可能です。

さらに、床や壁に熱伝導率が低い無垢の木を利用することで、冬はぬくもりを、夏はひんやりした感触を楽しめるでしょう。

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その他のデメリットを解消

ログハウス「風」の家で快適な木の家に住む:予算・デザインの自由度も魅力
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ログハウス風の家であれば、ログハウスの抱えるその他のデメリットも解消できます。

予算に合わせて仕様を変えられる

在来軸組工法の住まいでは、予算に合わせて家の仕様を変えやすい点もポイントです。

壁や天井をクロスにする場合と比べて、板張りにすると建築費用は高くなります。
予算が不足している場合は、「リビングやダイニングなど人が集まる場所だけ板張りに」「寝室や子ども室はクロスに」といった予算の調整が可能です。

求めるデザインの内装にできる

ログハウスの場合、部屋ごとに異なる仕様にするのは困難ですが、一般的な木造住宅であれば、部屋ごとに仕様を変えて好みの内装にできます。

このように、外観や内装を予算やデザインによって柔軟に変えられる点はログハウス”風”の家のメリットと言えるでしょう。

まとめ│ログハウスと木造のいいとこ取りを

ログハウスと木造のいいとこ取りで、快適に好みのデザインの住まいを建てる
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ログハウスにどのようなデメリットがあるのか、またログハウス”風”の家であればデメリットを解消しながら木の家に住むことができるのか解説しました。

特徴的な雰囲気を実現できるログハウスは魅力的な建物である一方で、経年変化や温熱環境、建築費用など様々なデメリットのある工法でもあります。

「ログハウスの雰囲気は好き。でも高性能な住宅がいい」こうした希望を持つ方には、木のぬくもりや香りを感じられる木の家がおすすめです。

なお、木の使い方や内装への使用率は工務店・ハウスメーカーによって異なります。
建築事例を見ながら、好みの木の使い方をする会社を見つけましょう。

▶日建ホームの「木のぬくもり」のある家の施工事例はこちら

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日建ホーム編集部

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