新築なのに『寒い・暑い』5つの原因、7つの対策を解説│一年目は寒い?など疑問も回答

新築なのに『寒い・暑い』5つの原因、7つの対策を解説│一年目は寒い?など疑問も回答

「新築なのに寒い」
「新築なのに暑い」

家を建てたばかりであるにも関わらず、こうした悩みを抱える方もいます。

そこで本記事では、新築の「寒い」「暑い」を避けるべく、新築で温熱環境の不満を感じる原因や対策について解説します

「新築の一年目は寒い」など、温熱環境に関連して聞かれることの多い疑問についてもお答えしますので、快適な住環境の住まいを希望される方は、ぜひ参考にしてください。

このコラムのポイント
● 新築でも「寒い」「暑い」と感じる家には共通した原因があります。
● 「寒い」「暑い」を避けるためには、新築の段階で対策を取ることが重要です。

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新築の「寒い」「暑い」5つの原因

はじめに、新築で「寒い」「暑い」と温熱環境の不満を感じる、次の5つの原因について紹介します。

  • 窓、断熱材の断熱性が低い
  • 気密性が低く隙間風が吹いている
  • 間取りの関係上寒く感じる
  • 日射遮蔽が十分でない
  • エアコンなど設備の性能が不足している

窓、断熱材の断熱性が低い

住宅の熱の出入りの割合
環境省 エコジンvol.75

1つ目の原因は、窓や断熱材の断熱性が低いことです。

窓や断熱材には、外の空気の冷たさや暑さを遮る機能があります。
こうした断熱性能は製品によって性能が異なります。

アルミサッシやシングルガラスといった断熱性能の低い製品を利用すると、外気の温度が室内に伝わり、寒さ暑さを感じやすくなります。

気密性が低く隙間風が吹いている

2つ目の原因は、玄関ドアや窓などの気密性が低く、隙間風が侵入することです。

隙間風は外気の温度を室内へとダイレクトに伝えますので、寒さ暑さを感じる主な原因となります。

間取りの関係上寒く感じる

3つ目の原因は、寒さ暑さを感じやすい間取りであることです。

たとえば、玄関からリビングに直接つながる間取りであれば、玄関ドアが開閉するたびに外気が侵入することとなります。

また、吹き抜けなど温度調節するべき空気の体積が大きくなる間取りも、断熱性が低い場合には寒さ暑さを感じる原因となります。

日射遮蔽が十分でない

4つ目の原因は、日射遮蔽が十分でない場合です。

窓の断熱性が低い場合でも、軒や庇がしっかりと出て夏場の太陽光を遮る仕様になっていれば、日差しが当たる範囲を制限して暑さを避けられます。

エアコンなど設備の性能が不足している

5つ目の原因は、エアコンなど冷暖房機器の性能が不足している場合です。

冷暖房機器には機器ごとに適した広さがあり、不足している場合には十分に室温を調節できない場合があります。

こうした原因がある場合は、新築であっても寒さ暑さを感じる場合があります。

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新築の「寒い」「暑い」防ぐための7つの対策

では、新築で寒い、暑いといった不満を避けるためにはどうすればよいのでしょうか。

代表的な7つの対策を紹介します。

  • 断熱性の高い窓、断熱材を選ぶ
  • 気密性に配慮した工務店に依頼する
  • 吹き抜けなどをつくる場合は特に性能を高める
  • 全館空調で部屋間の温度差をなくす
  • シーリングファンやサーキュレーターを利用する
  • 日差しを考慮した間取りや仕様にする
  • 部屋の広さに応じた設備を選ぶ

断熱性の高い窓、断熱材を選ぶ

新築の「寒い」「暑い」防ぐための対策:断熱性の高い窓、断熱材を選ぶ
引用:国土交通省 窓の性能表示制度

1つ目の対策は、断熱性の高い窓や断熱材を選ぶことです。

窓や断熱材は、製品によって性能が大きく変わります。

  • 窓:複層ガラス(ペアガラス、トリプルガラス)、Low-Eガラス、樹脂サッシや木製サッシ など
  • 断熱材:フェノールフォーム、ウレタンフォーム など

こうした窓や断熱材を選ぶことで、外気の温度が室内に伝わることを防げます。

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断熱等級5は寒い?等級を高めるメリット・デメリットを解説│断熱以外の温熱環境を高める工夫も紹介

気密性に配慮した工務店に依頼する

日建ホームが実施する気密値(c値)を計測する「気密試験」

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2つ目の対策は、気密性に配慮した工務店に依頼することです。

外と中の間にある隙間の量を表す気密性は、断熱性のように明確な基準がなく、工務店ごとに取り組み方が異なります。

一定の気密性を担保することなど、ホームページなどで取り組みをアピールしている工務店に依頼することをおすすめします。

〈関連コラム〉
【気密測定とは】自分でできる?費用は?c値の数値基準やタイミングなど疑問にも回答

吹き抜けなどをつくる場合は特に性能を高める

3つ目は、吹き抜けなどをつくる場合は特に断熱性、気密性に配慮することです。

  • 吹き抜け
  • リビング階段
  • 勾配天井
  • ロフト

こうした間取りは、居室の体積が増えることから室内が温まりにくく(冷たくなりにくく)なる原因となります。
体積が増えても快適な温熱環境となるように、十分に性能を高めることをおすすめします。

なお、廊下のない間取りやLDKが一体となった間取りは、体積自体は増えますが部屋間の温度差がなくなりますので、積極的に採用することをおすすめします。

全館空調で部屋間の温度差をなくす

4つ目は、全館空調を利用して部屋間の温度差をなくすことです。

断熱性や気密性といった性能をいくら高めても、リビングなどの暖房室と廊下などの無暖房室との間で温度差は生じます。

そこで、屋根裏などに設置した大型の冷暖房器具の空気を全ての部屋に供給する、全館空調を利用することもおすすめです。

〈関連コラム〉
【導入前に知っておきたい】全館空調の上手な使い方とは?8つのコツを紹介

シーリングファンやサーキュレーターを利用する

新築の「寒い」「暑い」防ぐための対策:シーリングファンやサーキュレーターを利用する
事例の詳細はこちらから

5つ目は、シーリングファンやサーキュレーターを利用することです。

吹き抜けや勾配天井のある間取りでは、室内の上下で温かい空気と冷たい空気とが分離しがちです。
適度にかきまぜるために、シーリングファンやサーキュレーターの利用を検討しましょう。

日差しを考慮した間取りや仕様にする

6つ目は、日差しを考慮した間取り、仕様にすることです。

夏場の暑さを避けるためには、日射を遮る工夫が効果的です。
外とリビングの間に縁側を設けたり、屋根をしっかり出して日差しを遮りましょう。

なお、屋根を出しすぎると冬に日差しが入らず寒く感じる場合もあります。
適度に日差しを取り込む、パッシブデザインの考え方を導入することもおすすめです。

〈関連コラム〉
パッシブハウス&パッシブデザインは究極の省エネ住宅メリット・デメリットを解説

部屋の広さに応じた設備を選ぶ

7つ目は、部屋の広さに応じた設備を選ぶことです。

断熱や気密といった対策を取っても、無暖房であれば室温は徐々に外の気温に近づいていきます。
このため、部屋の広さに応じた容量のエアコンなど、冷暖房設備を導入しましょう。

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新築の寒さ・暑さに関連する疑問と回答

新築一戸建ての寒さ、暑さに関して受けることの多い質問があります。

記事の終わりに、回答とともにご紹介します。

Q.新築一年目は寒いはホント?

お住まいの断熱性や気密性に応じた温熱環境になり、新築一年目であっても特別に寒い、暑いといった変化がある訳ではありません
寒さ、暑さを感じる原因として考えられることは、以下の点です。

  • 冷暖房の使い方が合っていない(床面積がコンパクトなアパートでの使い方のまま)
  • 前のお住まい(アパートなど)で、隣室が断熱材の役割を果たしていた
  • 上下方向に広くなったことから、温かい空気と冷たい空気が分離している

二年目以降は、住まいの暮らし方に合わせた冷暖房の使い方などが分かることから、「一年目は寒かった」と感じることがあります。

Q.気密性の基準はあるの?

気密性に関して、国や地方自治体が公表している基準はありません

一般的には、気密性を示す気密値が1.0(cm2 / m2)を切ると高気密とされます。

日建ホームのc値・UA値の目安

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Q.浴室やトイレの寒さ対策は?

浴室やトイレといった無暖房の部屋の寒さが気になる場合は、家中が同じ室温になる全館空調がおすすめです。

全館空調を使用しない場合、脱衣室をリビングと隣接させて暖気を伝えることや、気になる部屋に壁付けの暖房を設置することも考えられます。

まとめ│新築なのに「寒い」「暑い」は避けられる

事例の詳細はこちらから

「新築なのに寒い」
「新築なのに暑い」

このように新築であるにも関わらず、温熱環境に対して不満を感じる場合について、原因と対策を解説しました。

「寒い」「暑い」このように感じる場合、何らかの原因が存在します。
新築での後悔を避けるためには、紹介した対策を含めて設計することをおすすめします。

また、断熱性や気密性に配慮した工務店に依頼することで、特別意識せずに優れた温熱環境の住まいを建てることは可能です。

千葉県で夏涼しく冬暖かい家をご希望の方は、断熱性、気密性に配慮した、日建ホームまで、お気軽にご相談ください。

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日建ホーム編集部

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一級建築士・一級施工管理技士・耐震診断士・宅建士・福祉住環境コーディネーターのいる建築プロ集団です。

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