千葉の地震は本当にやばい?地震活動の背景と被害想定、具体的な地震対策を解説

「千葉の地震はやばい」このような指摘を聞くことがあります。
実際に千葉県近傍では近年、群発地震やスロースリップ現象が起こり、専門家からも警戒が呼びかけられています。
本記事では、地震が多発する理由や過去の被害例を解説しながら、津波や液状化などのリスクもわかりやすく紹介、合わせて地震対策や避難準備といった備えについても詳しく解説します。
● 個人で取り組むことのできる地震対策についてご紹介します。
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目次
千葉県の地震が「やばい」と言われる理由
千葉県、および周辺地域で発生する地震が「やばい」と指摘されるのはどうしてでしょうか。
はじめに、このように指摘される2つの理由についてご紹介します。
複数のプレートが重なり地形的リスクがある

千葉県周辺は、フィリピン海プレート・太平洋プレート・北米プレートなど複数のプレートがぶつかり合う場所に位置しています。
このため地殻変動が活発で、地震が発生しやすい構造となっています。
大きな地震と津波の発生が想定されている
千葉県では、千葉県北西部直下地震や房総半島東方沖日本海溝沿い地震といった大規模な地震の発生が想定されています。
これらの地震では、震度6強の揺れや沿岸部での津波被害が発生する可能性があります。
県や国の被害想定では、建物倒壊や火災、液状化など広範な被害が予測されており、早めの対策が求められています。
参考:千葉県 千葉県の地震被害想定調査結果について(平成28年5月)
このように、建物に一定度のダメージを与える地震や津波が発生する要因がある、また地震や津波が想定されていることが、不安の原因です。
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千葉県で地盤が強いところは?災害リスクの例や具体的な対策も解説
千葉県の地震発生についての現状確認
実際に千葉県において地震被害は発生しているのか、続いては地震についての実態を確認します。
2020〜2025年の地震発生数と特徴
以下の表は、直近5年間の千葉県における震度1を超える地震の発生数です。
年 | 震度1以上地震回数 |
2020 | 84回 |
2021 | 100回 |
2022 | 84回 |
2023 | 92回 |
2024 | 96回 |
「最近地震が多く感じる」と不安になる方も多いかもしれません。
しかし実は、回数を確認すると特別に地震の回数が増えている訳ではないことが分かります。
千葉県の過去の地震被害を確認

千葉県ではこれまでに、表のとおり地震被害が発生しています。
また、2000年以降も、東日本大震災など大規模地震による被害は発生しています。
ただし、こうした地震は千葉県特有のものではなく、千葉県以外の地域においても同様のリスクは存在します。
地震に対して必要以上に不安になるのではなく、地域特性を正しく知り、安心して暮らせる家づくりを進めることが大切です。

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千葉で地震に備える、7つの対策
紹介してきたように、千葉県において過去に大きな地震が発生したことはあり、またこれから発生する可能性もあります。
私たちにできることは、地震の発生時に被害を抑えるべく、事前に備えることです。
具体的な7つの方法を紹介しますので、家づくりやリフォームの際に参考にしてください。
- ✓耐震性の高い家を建てる(耐震等級3など)
- ✓軟弱な地盤に対しては地盤補強を検討する
- ✓液状化や津波の発生リスクを把握する
- ✓既存住宅では耐震補強を検討する
- ✓家具や設備に対して地震対策を施す
- ✓千葉県の地震ハザードマップを活用する
- ✓避難経路や非常持ち出し品を準備する
耐震性の高い家を建てる(耐震等級3など)

地震に強い家を建てるためには、構造面からしっかりと耐震性を高めることが重要です。
具体的には、以下のようなポイントに注目しましょう。
- ✓柱・梁・壁の配置バランスが良い設計
- ✓接合部の補強や耐力壁の確保
- ✓地盤の強度に応じた基礎の選定
- ✓許容応力度計算による構造計画の実施
- ✓施工品質を確保できる信頼ある施工会社の選定
特に、一般的かつ客観的な指標として広く採用されているのが「耐震等級3」です。建築基準法の1.5倍の耐震強度を持ち、災害時の避難拠点施設と同等レベルの耐震性とされます。
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耐震等級3とは?必要か?疑問に回答│取得の方法やメリット・デメリットなど特徴も解説
軟弱な地盤に対しては地盤補強を検討する
千葉県の沿岸部や埋立地、低湿地などでは、地盤が軟弱なケースがあります。
こうした土地に家を建てる場合、そのままでは不同沈下や地震時の倒壊リスクが高まります。
事前に地盤調査を実施し、必要に応じて「表層改良」「柱状改良」「鋼管杭工法」などの地盤補強を検討しましょう。
建物がどれだけ強くても、支える地盤が弱ければ意味を成しません。
安全な家づくりには、構造と同じくらい地盤への配慮が重要です。
液状化や津波の発生リスクを把握する
千葉県は海に面し、埋立地や砂質地盤の多いエリアがあるため、液状化現象や津波被害のリスクが高い地域も存在します。
たとえば、東日本大震災では浦安市などで広範な液状化被害が発生しました。
これらのリスクは、自治体が公表しているハザードマップや地盤データから事前に確認できます。
地震の揺れだけでなく、地盤の流動化や津波の浸水想定にも目を向けておくことで、より確実な防災対策が可能になります。
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地震と液状化
既存住宅では耐震補強を検討する

1981年以前に建てられた住宅は、現行の耐震基準を満たしていない可能性が高く、震度6強以上の揺れで倒壊リスクが指摘されています。
まずは「耐震診断」を行い、現状の耐震性能を把握することが第一歩です。
そのうえで、必要に応じて以下のような補強を検討しましょう。
- ✓壁の量や配置を見直す「耐力壁の補強」
- ✓屋根の軽量化やバランスの調整
- ✓基礎の補強や接合金物の追加
自治体によっては補助金制度も整備されているため、活用してお得に住まいの信頼性を高めましょう。
家具や設備に対して地震対策を施す
建物が無事でも、家具の転倒や落下によるケガは大きなリスクになります。
特に寝室や子ども部屋では、重い家具の配置や固定に注意が必要です。以下のような対策を行いましょう。
- ✓家具をL字金具やベルトで壁に固定する
- ✓ガラス扉には飛散防止フィルムを貼る
- ✓冷蔵庫やテレビも滑り止めで転倒防止する
千葉県の地震ハザードマップを活用する

千葉県や各市町村では、地震の揺れや液状化、津波などのリスクを示したハザードマップを公開しています。
居住地の危険度を把握し、避難経路や安全な場所の確認に活用しましょう。
とくに沿岸部や埋立地などでは、揺れ以外の被害も想定しておくことが大切です。マップは各市町村のホームページを確認するほか、国土交通省の「重ねるハザードマップ」から、自治体を横断して確認することも可能です。
避難経路や非常持ち出し品を準備する
いざという時に慌てないためには、事前の準備が不可欠です。
家族で避難ルートや集合場所を共有し、定期的に確認しておきましょう。
また、非常持ち出し袋には以下のようなものを用意しておくと安心です。

日頃から玄関など取り出しやすい場所に保管しておくのがポイントです。
まとめ|やばいと指摘される千葉の地震は事前の対策で備える

千葉県は複数のプレートが交差する地形上、地震の発生リスクがある地域です。
東方沖や房総沖では群発地震やスロースリップ現象が観測されており、今後も大規模な地震が発生する可能性があります。
しかし、「やばい」と感じたときこそ冷静に備えるチャンスです。
住宅の耐震性を高めることはもちろん、地盤や液状化のリスク把握、家具の転倒防止、ハザードマップの確認、そして家族での避難計画など、できることは多くあります。
いつ発生するか分からない地震で不安を感じずに済むように、耐震性の高い住まいの建築やリフォームなどによって、事前に備えを進めましょう。
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